申 真衣さんの魅力④
意外にも、
詰め込みすぎずシンプルな教育方針
教育熱心なイメージを持たれがちですが、意外にも要点を絞ったシンプルな方針。ここにもシンマイさんらしいルールがありました。
「今の子は忙しすぎるなって思うんです。暇な時間の中で、自分で考えて楽しめるようになってほしい。家にはテレビもゲームもなく、おもちゃはほとんど買わないようにしているので、娘はあるもので工夫して遊んだり、オリジナルの遊びを考えたりしています。与えすぎず自分で満たす余白を作ってあげるのが子育てのモットー。娘の習い事は、楽しそうにしていたお歌の教室のみです」と語るシンマイさん。子どもが小さいうちは十分な睡眠を取らせて丈夫な身体を作ってあげることと、国語能力を高めてあげることを重視しているんだとか。
撮影/倉本ゴリ<Pygmy Company>
申 真衣さんの魅力⑤
第二子出産で効率化もさらにバージョンアップ
昨年11月に第二子を出産し、2021年4月号より誌面復帰を果たしたシンマイさん。出産後に搬送され緊急オペになるという想定外のこともあったようですが、無事退院。「一人目は責任感と緊張感でいっぱいいっぱいだったっけれど、今回は余裕を持って向きあえて、とにかく可愛い」と、幸せいっぱい。4人家族になって忙しくなっても、家族が笑顔で居られるようにもちろん話し合いと準備を重ねていました。
生まれてからだと離れがたくなってしまうから、復帰時期は出産前に決め、家事代行さんのリサーチや面接、家事を減らすために炊飯器の購入など細かいことまで話し合い。復職に向けて、母乳量を減らしていくべく助産師さんの母乳ケアも受けてありとあらゆる準備を。何事も最悪を想定して準備するから大変なことがおきても「想像していたよりはマシ」と思え、最終的にはポジティブでいられるんだとか。
赤ちゃん返り気味の長女とは、ふたりの時間を意識的に作ろうと思っていると話していました。
本業とモデル業と母業をこなすスーパーウーマン感満載なシンマイさん。それらをやりきるには、力を入れるところを決め、それ以外は無理しない取捨選択を丁寧にされているのだなと感じました。ファッションも家事も育児も、あれもこれもと欲張りがちですが、きちんと考え話し合って効率化させることの大切さを彼女から教えてもらった気がします。二児のママになったシンマイさんからもたくさん学ばせていただきたい!
文/井上さや