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2020年9月7日発売

780円(税込)

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クリス-ウェブ 佳子さん離婚を決めた瞬間「夫を憎しみ始めている自分がいた」

2020年、VERYは創刊25周年を迎えました。ずっとママたちを見続けてきたVERYですが、特にこの5年はママたちの変化に驚いています。誌面で活躍しているモデルたちも、5年の間にいろいろありました。結婚したり、夫婦関係が変わってきたり、離婚したり。そのなかで感じた価値観、ライフスタイルの変化について聞きました。
今回は、VERY専属モデルとして、またコラムニストとしても活躍中のクリス-ウェブ 佳子さんです。

 

「5年前は復縁できるかもと
迷っていたけど、離婚して、
コミュニティの中の安心感が
ハッピーにつながるってわかった」

最近の柔らかくて優しい表情は編集部でも話題。衣装、ジュエリーは本人私物。

 

5年前はちょうど“離婚”の2文字が頭に浮かび始めた頃でした。けど、当時娘たちは9歳と10歳で、人を好きになり始めた多感な年ごろ。子どもの成長を考えると今じゃないなと思ったし、「まだ修復できるかも」と期待する自分もいて、心は揺れ動いていました。家庭内暴力など差し迫った事情があったわけではなく、離婚するとしても、子どもにとっていかにダメージを少なくするかを考えていたので、きっと長期戦になるだろうなと。

 

悩んでいた当時の写真を見返すと、すごくキツイ顔をしていて、肌荒れも酷いし、よくVERYで使ってもらえていたなと思います。娘は「うちにはお父さんが2人いる、お母さんはいない」なんて言っていたけど、まさにその通りで、本当にヒゲまで生えていたし、しっかりしなきゃとどんどん強くなっていました。そのうち夫と顔を合わせるだけでも口論になり、笑うことも泣くことさえもできなくなって、たまに娘と一緒にテレビを見てゲラゲラ笑ったら、「ママ、こんな笑い方するんだったね」と言われたことも。夫を憎しみ始めている自分がいて、ここまできてしまったら精神的にも物理的にも一旦距離を置かなきゃと別居を決意。そしたら、とてもラクになりました。そのときに決めたのは、30代のうちに絶対に離婚しようということ。デッドラインを決めて、離婚に向けて具体的な準備を始めました。

 

最終的には娘たちも交えて話し合い、「みんなが幸せになるベストな形は離婚だね」と、結婚生活に終止符を打ったのが2019年の春。夫に幸せになってほしいと思ったし、自分も幸せになりたい。自分の幸せだけじゃなく、子どもの幸せ、パートナーの幸せまで考えられた、すごく幸せな離婚をしたと思っています。

 

結婚は二人だけの幸せのために突き進むけど、離婚は関係者が増えている分、全員の足並みを揃える必要がある。経済力や子どものこと、世間体、たくさんのハードルがあるけれど、離婚の先に希望を見つけられるなら、実行に移したほうがいいと思う。ただの愚痴や不満なら考え直したほうがいい場合もあるけど、希望は努力することで見えてくるものでもあるから。経済的自立への準備をしたり、未来を見据えて行動することが必要だと思います。

 

結婚するときはこの人と生きていきたいと思ったけど、いざ離婚を経験して、もしいつか再婚するとしたら、この人と死にたいと思える相手がいいかな。次はちゃんと終わりまで見据えて、一緒にお墓に入れる人がいい。離婚した後は誰かを好きになる自信なんてなかったし、恋愛なんて面倒くさい、一人で生きていけると思っていたけど、今は付き合っている彼がいて、誰かのことを幸せにしたいと思えるのはいいものだなと感じています。彼だけじゃなく、誰に対しても優しくなったみたいで、今、人生ピークで優しい気がします(笑)。人間関係はミラーリングだから、優しくしたら優しくしてもらえる。自分の態度が自分に返ってくるというのは、離婚で学んだこと。ちなみに、離婚した人をバツイチと言うけど、結婚したことも離婚したことも失敗じゃないから、私はマルイチだって思っています。

 

元夫とは子育てのパートナーとして、子どもの行事や誕生日には必ず声をかけたり、たまにお茶しながら近況報告をしたり。娘は友達をいっぱい呼んでくれて、我が家はいつも部室状態。元夫とその彼女、私の彼、子ども、両親、友人、みんな合わせてコミュニティという感じ。誰かと見つめ合うのではなく、大きなコミュニティの中にいる安心感がハッピーにつながるんだって気づいたから、この形をずっと大切にしていきたいですね。

 

 

●クリス-ウェブ 佳子さんPROFILE
VERY専属モデルの他、コラムニストとしても活躍。現在15歳と14歳の姉妹のママ。将来の夢は「郊外に大きな平屋を建てて、気心の知れた人と集まって、プライベート老人ホームを作ること」。

 

 

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撮影/谷口大輔 ヘア・メーク/川村友子 取材・文/宇野安紀子 編集/城田繭子
*VERY2020年8月号「結婚、夫婦関係、仕事、離婚。いっぱい考え、手に入れた幸せがある この5年、VERYモデルの中に起きた“変化”」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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