この10年で共働き率が増え、働くママは「ロールモデル不在」という壁にぶつかってきました。育休はどれくらいとっていいの?復帰したら完璧にこなすべき?そんな疑問を抱えながら、等身大の自分が目指す指標が見当たらない…。そんな最近の働くママたちにも変化が。同僚ママと戦友のように支え合って、キャリアを築いている7組を取材しました。
キャリアと育児の悩みを共有できて、
産後の一番の理解者だった
「私たち、同僚ママに助けられてる!」
❝慎重で完璧主義な私の
「肩の力を抜いてくれる存在。」
頼りになる同期で、同志です❞
サントリー
右)小林真梨子さん
(39歳 サントリー広報部 6歳男の子、0歳女の子ママ)
第一子出産後復帰の春は約5ヵ月フルワンオペで乗り切った過去も。その裏にも平野さんをはじめとしたサポートが。
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左)平野由美さん
(39歳 サントリー 酒類戦略部 9歳、6歳女の子ママ)
平野さんとは入社部署が同じ同期。第一子妊娠の際、初めての経験ばかりで不安な私を代官山ランチに連れ出してくれて「ベビーグッズはこれがおすすめ」「出産に向けてこう動くといいよ」と、実体験に基づいたアドバイスをくれたのが本当に心強かったです。一番の支えは、社風を理解しつつキャリアの悩みを共有できる同期ママであること。保育園のママ友には相談しにくい、でも夫に話しても100%は伝わらない。そんな「社内の微妙なニュアンス」を共有できる彼女は、私にとって精神的なセーフティネットのような存在。夫が長期出張で上の子と二人きりだったコロナ禍のワンオペ中、「家においでよ」と家族ぐるみで迎えてくれた彼女のポジティブさにも救われました。
同僚ママをひとことで言うと?
仕事も子育ても
頼れる、
心の拠り所



❝仕事と子育ての両立で悩む私を
「辞めないでよ!」と
明るく励ましてくれた❞
外資系金融
左)竹内菜摘さん
(36歳 外資金融営業 7歳、4歳女の子ママ)
外資金融の法人営業を担当。持ち前の明るさとフットワークの軽さで、激務の隙間に飲み会や旅行、推し活まで欠かさないパワフルママ。
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右)新免夏子さん
(38歳 外資金融営業 11歳女の子、9歳男の子ママ)
昨年の夏、仕事の繁忙期と長女の小学校初めての夏休みが重なり、学童の調整や送迎、次女の送り迎えに追われる毎日に。夫の出張も重なり、ワンオペで気持ちも体力も限界でした。そんな中で仕事の大きなミスまで重なり、「このまま仕事を続けていけるのかな」と本気で落ち込んだことも。そんな私に「辞めないでよ。飲みに行けなくなっちゃうじゃん!」と笑って励ましてくれたのが、4年前に再就職した部署で出会った同僚の新免さん。そのひとことに思わず笑ってしまい、張りつめていた気持ちが一気に軽くなりました。仕事も子育ても気軽に相談できる、私にとって同僚の粋を越えた心強い存在です。
同僚ママをひとことで言うと?
公私ともに
同じフィールドの戦友


❝「頼れるものは頼ったほうがいい!」
共育ての背中を押してくれた❞
ナイアンティック
右)中島りかさん
(31歳 ゲーム会社マネージャー 1歳男の子ママ)
ゲームアプリのシニアプロダクトマネージャーを務める会社員ママ。実家のサポートを受けながら、子育てと仕事の両立に奮闘中。
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左)麥谷 結衣さん
(39歳 ゲーム会社プロデューサー 10歳男の子、5歳女の子ママ)
同僚ママをひとことで言うと?
包み隠さず話してくれる盟友
子育てと仕事の両立のヒントをくれるのが先輩ママの麥谷さん。産後は実家の両親に助けられることが多い日々で後ろめたさを感じることもありましたが、「サービスでも家族でも頼るのが大事」と彼女に鼓舞されてから気持ちが軽くなりました。料理代行を取り入れている経験談や、社内のママパパ向けチャットグループで子育てについて質問している投稿を見て、頼ることの大切さを教えてもらっています。お子さんの行き渋りで大変だった時期は、上司に業務調整をしてもらったという話も印象的で。先輩ママがリアルな経験を共有してくれることで、働くママ同士で支え合う“共育て”の心強さを実感中です。
❝年の差婚で夫の
キャリアも多大な影響が。
そんな悩みも共感し合える仲❞
大手商社
中)中村亜由美さん
(34歳 総合商社 3歳女の子、0歳男の子ママ)
総合商社の営業事務。現在育休中で今年の5月に復帰予定。同僚の2人とは結婚前にバリやメキシコへ海外旅行に行くほどの仲。
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右)伊藤瑞木さん
(34歳 総合商社 2歳女の子ママ)
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左)村山花奈さん
(34歳 総合商社 0歳男の子ママ)
期の伊藤さん、村山さんとは入社以来の付き合い。結婚前も旅行に行ったりご飯に行ったりとよく集まっていましたが、今はそれぞれママに。全員、夫も同業で約10歳年上の管理職という共通点もあり、仕事や家庭の話も気兼ねなくできる関係です。まだ息子が生後1カ月の頃に夫が海外出張へ行ったとき、夜中の授乳と娘の寝かしつけで寝不足が続いて心身ともに疲弊していたら、「子どもが2人いてフルワンオペなんて本当にすごいよ」と声をかけてくれて、その言葉に何度も救われました。似たような家庭環境かつ、同じママ同士の唯一無二の存在。復職後も、既にランチの約束済みです。
同僚ママをひとことで言うと?
切っても切れない
唯一無二の存在


❝ママで管理職を目指す私を
すぐそばで励ましてくれる存在❞
大手通信会社
S・Aさん
36歳 通信会社 4歳女の子ママ
籍のある法人営業部門は管理職の9割が男性。ここ数年で女性管理職が増えてきたものの子育て中の人はほぼおらず、ママで時短勤務の私には目指すロールモデルが見つからないのが現実です。上長に管理職を目指していることを打ち明けると、「時短で管理職は難しいのでは?」と言われて悔しかった経験も。同期にその話を吐露すると「よく言ったね。あなたみたいな人がロールモデルになったら、きっとみんな安心するよ!」と、鼓舞してくれました。今も諦めずに管理職を目指せているのは、彼女の言葉のおかげです。
❝私の未来の半歩先を生きていて、
公私ともに支えてくれる関係❞
大手製薬会社
M・Sさん
35歳 製薬会社 今春に復帰予定 4歳女の子、1歳男の子ママ
彼女とは同期として出会い、お互い営業職を経験。その後、営業から内勤へと環境が変わり戸惑う私を、ひと足先に赴任していた彼女がフォローしてくれて、頻繁にランチに行く仲に発展。やがて彼女が先にママとなり、その後私も第一子を妊娠。つわりでつらい時期には「無理しないで、仕事は任せてね」と支えてくれたり、育休の長さに周囲の目を気にして悩んでいたときも、「子育ての時間ってあっという間だよ!」とアドバイスをくれたり。公私ともにそっと寄り添ってくれる同期の存在に、本当に感謝しています。
❝“鬼集中”で仕事する退勤前の私を
察して助けてくれるヒーロー❞
老舗専門商社
E・Aさん
33歳 専門商社 5歳女の子、3歳男の子ママ
子ども2人のお迎えがある私は、退勤前に“鬼集中”で仕事を片付けるのが日課ですが、よりによって話の長い上司にロックオンされることも。そんなピンチのときに「その件、私も確認しておきますね」と絶妙なタイミングでカットインしてくれるのが同じくママである同期。時に「今日は夫がお迎え担当だから大丈夫!」とフォローしてくれることだってある、まさに職場のヒーロー的存在。仕事や子育ての悩みも気軽に話せて、飲み会前の恒例の“0次会”も楽しみ。頼れる同期と一緒に働けて心強いです。
撮影/杉本大希 取材・文/川原江里菜 編集/中台麻里恵
*VERY2026年5月号「私たち、同僚ママに助けられてる!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品は販売終了している場合がございます。









