毎日お弁当作りがあるママも、遠足や運動会の時だけというママも、最初に気になるのがお弁当箱。幼稚園・保育園で使うものだから、子どもが自分で扱いやすいことが重要だったり、学年が上がるごとに食べる量も変わるから買い替えも必要だったりで、何を選ぶか意外と迷ってしまうんです。ここでは選び方のコツから、ママもお弁当作りが楽しみになる、おすすめお弁当箱をピックアップします!
幼稚園児・保育園児向けお弁当箱とは?
撮影/佐藤航嗣〈UM〉
幼稚園・保育園のお弁当は「自分で開けられる」ことと「無理なく食べられた」という達成感を味わえることが重要。そのために扱いやすい素材・フタと、学年に応じたサイズを選ぶようにしましょう。
素材の特徴
<プラスチック製>
軽くて、カラーバリエーションが豊富なプラスチック製。子どもの好きな色を選べたり、お弁当箱自体をグリーンにすると野菜が少なくても彩りよく見える、というママの声も。リーズナブルな価格帯で、気分やサイズアップによる買い替えにもぴったりです。ただ、素材の劣化が早く、油汚れが落ちにくいというデメリットも。
<アルミ・ステンレス製>
保温庫がある幼稚園・保育園はアルミ製指定のこともしばしば。アルミ素材は軽くて持ち運びやすいだけでなく、劣化しにくいのも特徴です。ステンレスはアルミより重いけれど、耐久性が高く、長く使いたい場合に適しています。電子レンジ非対応のものが多いため、購入時は必ず確認しましょう。
<木製>
とにかく見栄えがよく、木製のお弁当箱に変えただけで、お弁当の仕上がりが激変した!というママも。適度に水分を吸収して湿度調整してくれるから、時間が経ってもごはんがふっくらして固くならないのがポイントです。電子レンジや食洗機が使用できない等、お手入れには少し手間がかかりそう。
フタのタイプ別の特徴
<かぶせフタ式>
年少でもパカっと簡単に開けることができるから最初のお弁当箱として選ぶ人が多いかぶせフタ式。密着力はないのでランチベルトで留める必要があります。
<ロック式>
フタの両サイドにカチッと留めるロックがあり、密閉性◎。ただし、ロック部分が外れたり、フタを落とした際に壊れてしまうこともよくあるので、扱いには注意を。
<シール式>
ロック式同様、密閉性があり汁漏れもしづらいのがポイント。ごはんやおかずが温かいままフタを閉めてしまうと、開かなくなってしまうので要注意。汁漏れしにくいぶん、開閉に少し力がいるので、子どもの指先に力がついてきた頃に使用するのがおすすめです。
仕切りのタイプにも注目を!
多いのは可動式の仕切り。おかずの内容によっては仕切りがあると詰めやすいケースも多々。器状の中子がついたタイプは味が混ざりにくく、デザートを同じお弁当箱に入れても安心です。
成長にあわせて「サイズ・容量」は変更を
撮影/佐藤航嗣〈UM〉
子どもにはたくさん食べてほしい!というママの気持ちもありますが、家とは違う集団生活での緊張感や、遠足・運動会といった行事のワクワク感で、いつもより食べられなくなってしまう子も。「全部食べられた!」という満足感のもと、お弁当後のお昼遊びも楽しんでほしいから、「食べられる量のサイズより少し小さめ」を心がけて選ぶことがおすすめです。
お弁当箱を選ぶときの3つのポイント
①耐久性とお手入れのしやすさ
耐久性の高いアルミ・ステンレス製は長く使えるけれど、派手に落とすと凹んでしまったり黒い傷が取れなくなることも。成長段階に合わせてプラスチック製に買い替えたり、気分でいくつか併用するのも◎。木製は無塗装タイプだとお手入れが少し大変なので、お弁当作りに心の余裕が生まれてくる年長くらいから取り入れてみるといいかもしれません。
②デザイン
楽しく食べてもらうことが第一歩なので、最初は子どもが気に入るデザインを一緒に選ぶのがおすすめです。形も楕円や角の取れた長方形で子どもの手に馴染むものや、動物や電車の形なども楽しく食べられるので◎。多くの幼稚園・保育園はお弁当を通園バッグ入れて行くので、バッグの底以上のサイズにならないよう注意しましょう。
③電子レンジ・食洗機対応可能かどうか
毎日のことなので、ママが少しでもラクに扱える、というポイントもお忘れなく。前日から詰めておきたい人はプラスチック製の中でも電子レンジ対応可能のものを、きょうだいが何人もいたり、とにかく洗い物を減らしたい人は食洗機対応可能のものを選びましょう。買う前に一度、自身のライフスタイルと照らし合わせて考えてみるといいかもしれません。
年齢別・おすすめお弁当箱17選
年少さん(3歳~4歳)向け[240ml~350ml]
familiar/ アルミランチボックス
ファミリアから電子レンジOKのアルミ製が登場!
気球とファミちゃん・リアちゃんたちの柄のアルミランチボックス。表面加工により、フタを外して電子レンジにかけられる優れもの。嬉しいランチベルト付き。
アルミランチボックス<容量:350ml> ¥2,530(ファミリア)
Skater/ ダイカットランチボックス
少食でもテンション上がる!憧れの新幹線型
280mlと無理なく食べきれるサイズ感かつ、かぶせフタ式なのではじめてのお弁当箱にもぴったり。中子付きだからデザートやフルーツまできれいに詰められます。フタを外せば電子レンジ対応なのもポイント高め。
ダイカットランチボックス プラレールはやぶさ<容量:280ml> ¥1,210(スケーター)
DEAN & DELUCA/ フードコンテナ ホワイトS
遠足・運動会の時だけお弁当のママにもオススメ!
350mlと程よいサイズのフードコンテナはシールフタ式のお弁当箱として代用可能。5個セットだから、デリやフルーツを沢山持ち寄りたいピクニックにも活躍。また、食べる量が増えたらメインのお弁当箱以外に持っていくフルーツ用とすることも。
フードコンテナ ホワイト S 5 個セット<容量:350ml×5> ¥3,300(ディーン アンド デルーカ)
KINTO/ BONBO ランチボウル
シリコーンパッキン付きで汁漏れしにくい
アースイエロー・アースオレンジ・ブルーグレーの3色展開で、どれも食卓に調和する優しい色合い。フタはフラットなので、同シリーズのスナックボックスと重ねて持ち運ぶこともできます。丸みを帯びた形も、パーツがすべて分解できるところも、隅々まで洗いやすく衛生的。
BONBO ランチボックス<容量:300ml> ¥1,650(キントー)
KEYUCA/ 抗菌おにぎり型ランチ
小さめおにぎり3つまで入って成長に合わせて量を調整可
本体部分にはおかず、中蓋の上におにぎりが入るので、おにぎりの形を保ったまま持ち運びできるお弁当箱。おにぎり以外にデザートなども入れられるので、食べる量に合わせてさまざまな使い方が可能。
抗菌おにぎり型ランチ<容量:240ml> ¥1,089(ケユカ)
年中さん(満4歳~満5歳)向け[360ml~460ml]
petit main/ ランチボックス【日本製】
年中からはロック式も選択肢に仲間入り
手先の力がついてくる年中からはロック式を。くすみカラーが可愛いお弁当箱は、高い仕切りと中子付きで、おかずが片寄りにくく安心です。電子レンジ・食洗機ともに対応可能で、お手入れも楽々。
ランチボックス<容量:360ml> ともに¥1,650(プティマイン)
Skater/ ラク軽弁当箱S
冷凍も、フタをしたままレンジ加熱もOK!
エアバルブ付きで、フタをしたまま電子レンジでの加熱ができるラク軽お弁当箱。お弁当を詰めてそのまま冷凍もできちゃうから、作り置きおかずを入れておけて、朝の時短に!
ラク軽弁当箱S<容量:430ml> ¥638(スケーター)
tak./ KIDS DISH lunch box
クマの顔型ならキャラ弁でなくても可愛い
キャラクターものだといつか飽きてしまうかも、という心配がありますが、ほっこり可愛いクマさんなら心配無用。適当に詰めても簡単に可愛く仕上がるし、目と鼻だけ作ればクマさんのキャラ弁になるのも◎。汁漏れを防ぐ中蓋とカップ仕切りもあり、機能面も充実。
KIDS DISH lunch box<容量:400ml> 各¥2,310(タック)
Hydro Flask®/ 12oz Food Jar KIDS
お弁当のレパートリが広がる!冷たい麺やアツアツの丼ものも
ステンレスを二重にした真空断熱構造で保冷最大24時間、保温最大6時間を実現できるから、麺や丼、スープ類もレパートリーに!忙しい朝も昨日のスープやお味噌汁を入れて、おにぎりをつければアツアツでうれしいお弁当に。
12oz Food Jar KIDS<容量:354ml> ¥4,950(アルコインターナショナル)
padou/ P:BLOCK トリオブロックスクエア弁当箱
山中漆器の技法で塗られた鮮やかなボックス型
機械だと色むらが出やすいのに対し、400年以上の歴史を持つ山中漆器の高度な塗装技術を生かした塗りにより、滑らかで鮮やかな色彩に。カラフルで遊び心いっぱいのお弁当箱は、“二段デビュー”にもぴったりです。
P:BLOCK トリオブロックスクエア弁当箱<容量:460ml> ¥3,180(パドゥ)
年長さん(満5歳~満6歳)向け(500ml~600ml)
KEYUCA/ キッズ 抗菌入れ子容器3点セット
その日によって量を調整できる入れ子タイプ
S・M・Lの3点セットで、その日のおかずやデザートの内容等によって使い分けが可能です。入れ子式だから食べ終わった後の片付けも簡単で、家でもかさばらずに保管できる優れもの。
キッズ 抗菌入れ子容器3点セット<容量:S 160ml、M 250ml、L 360ml> ¥869(ケユカ)
TEBERUNY/ 抗菌 ドーム ランチボックス
人気の理由はふんわり盛れるフタ!
フタがドーム型になっていることで、盛り付けを潰さず、高さのあるおかずも倒さずきれいに詰められます。片手で持てるくらいのスリムさなので、通園バッグの中でも安定して持ち運べるのもポイント。
抗菌 ドーム ランチボックス<容量:500ml> 各¥1,540(タベルニー)
THERMOS/ フレッシュランチボックス(DJT-600W)
カバンにスッキリ入る二段タイプ
奥行きがたったの6.5cmなので通園カバンにスッキリ入ります。また細長いお弁当箱は自然と盛り付けを美しく見せてくれる効果も!全パーツが食洗機対応しており、フタを外せば電子レンジもOKです。
フレッシュランチボックス<容量:600ml> オープン価格(サーモス)
black +blum/ ステンレス ランチボックス
家ではオーブン料理にも使える万能ボックス
オーブン調理も可能なスレンレス製。シリコンバルブを押し下げることで密閉状態を作り出すため、汁気の多いお弁当も安心です。冷凍庫も対応可なので、作り置き弁当にも◎。家で使うときはオーブン調理用の器としても使え、一石二鳥!
ステンレス ランチボックス S<容量600ml> ¥5,720(ブラックブルム)
インターナショナルスクール通いの子向け
インターでは、ランチボックスを通学カバンとは別持ちで行くことも多く、コンパクトさにはこだわらなくていい傾向が。またランチタイムのほか、フルーツやクラッカーなどを食べるスナックタイムもあるため、海外でも人気のボックスをリサーチしました。
Yumbox/ leakproof お弁当箱
ランチにもスナックにもぴったりの液漏れしないトレイ
海外でとにかく人気のヤムボックスが日本のオンラインや一部店舗でも買えるように!オススメは小さめサイズの3つの小分けタイプと6つの小分けタイプ。フタの内側についたシリコンがトレイに密着するから、汁気のないおかずならカバンに縦に入れても味が混ざらず、小分けトレイは忙しい朝に何も考えずに詰めてもサマになるのがうれしいポイントです。
<容量:470ml>¥4,290 leakproof お弁当箱<容量:600ml> ¥4,950(ヤムボックス)
Sistema/ TO GO™ シリーズ
ピクニック形式で好きなものを好きなだけ
保存容器でファンも多いシステマのTO GO™シリーズは、フルーツやスナック、ランチをその日のメニューや気分で自由に組み合わせられるのが魅力。保存容器として冷蔵庫に入れていたフルーツやおかずをそのまま持って行っても、不思議と見栄えしちゃうんです。すべて食洗機・電子レンジ・冷凍庫OKだからお手入れも簡単。
(写真左から)トゥーゴー ニックナック 62ml 4コセット¥1,078、トゥーゴー ランチスタック 965ml¥1,628、350ml¥748(すべてシステマ)
おすすめの保冷ランチバッグ
これからの季節、ランチバッグ自体が保冷仕様になっているとお弁当の傷みを防ぎ、安心です。通園バッグに収まりの良いコンパクトなものがおすすめ!
撮影/佐藤航嗣〈UM〉
padou/ ECORIP 保冷&保温巾着袋L
カラバリと「ふわっ」と浮くような軽さが魅力
使用済みペットボトルから作られる再生繊維を使用したアップサイクルブランドECORIP(エコリップ)。特殊な再生繊維を使用した生地は、薄く、軽く、柔軟性があるのが特徴です。撥水加工を施しているため、汚れたら丸洗いOK。
ECORIP 保冷&保温 巾着袋L 各¥2,680(パドゥ)
AKOMEYA TOKYO/ お弁当保冷バッグ
スッキリとしたワンハンドルはレジャーにも
コンパクトな見た目ながら、お弁当箱の上に小さなドリンク2本を倒して入れることもできるサイズ。ワンハンドルは通園バッグの中でも邪魔にならず、レジャー時も便利。
お弁当保冷バッグ ¥1,760(アコメヤ トウキョウ)
petit main/ ランチバッグ
名入れ刺繍可能&一式同柄で揃えることも!
チェリーと乗り物モチーフの保冷ランチバッグは、お揃いのランチボックスやカトラリー、ステンレスボトルにボトルカバーまであるから、子どもの好きなデザインで統一感を出すことも。名入れ刺繍もうれしいポイント。
ランチバッグ ¥1,100(プティマイン)
DEAN & DELUCA/ ランチバッグ
丈夫なタイベック素材のコンパクトなランチバッグ
米国デュポン社が独自開発した素材・TYVEK® (タイベック)を採用した、軽量で耐水性に優れ、強度も兼ね備えたランチバッグ。使いこむほどにシワっぽくなり馴染んでくるのも特徴。紐やハンドルがなくコンパクトだからバッグインバッグにもおすすめ。
ランチバッグ ¥1,870(ディーン アンド デルーカ)
Ernie & Essie/ 保冷ベルト
ネイビーママもうれしい!刺繍入りの保冷ベルト
保冷剤を入れてお弁当箱に巻き付けられるランチベルト。上品なワンポイント刺繍入りで、手作りのランチアイテム推奨の園やネイビーママの味方です。
保冷ベルト 各¥1,980(アーニー アンド エッシー)
まとめ
選ぶポイントも色々とあるため迷ってしまいますが、大事なのは子どもにとってお弁当の時間がワクワクすること、そしてママもお弁当作りを少しでも楽しめること。そのために、デザインにこだわるのか、食べきれる量で選ぶのか、同時にお手入れのしやすさを重視するのか…親子で納得の使い勝手のお弁当箱を見つけてみてくださいね。
取材・文/ 与名本夏愛
※掲載商品はすでに販売終了している場合がございます。