毎週、親子の楽しい遊びをご紹介しているVERYweb「こども遊び研究所」。今週は井出武尊さんが赤ちゃんとの日々のスキンシップ にぴったりの遊びをご紹介します。
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日々のスキンシップに
ママやパパに乗って遊ぼう
乳幼児期のスキンシップはとっても大切。親と子の双方に良い効果が期待できます。触れ合うことで親子の絆がどんどんと深まるのを実感できます。もちろんパパにもおすすめ。
ママやパパを乗り物に見立てて、親子で触れ合う遊びを楽しみましょう。日常的に行える簡単なものですから短時間でも毎日のように遊んでみてください。
◉脚の上に座って車ごっこ
おすわりができる頃ならばママやパパ(以下ママ)のお膝に座って車やバスのごっこ遊びです。お馴染みの童歌もありますね。「右に曲がりまーす」と少し右に傾いたり、ちょこっと膝を動かして「ガタガタ道です!」としてみたり。シートベルトはもちろんママの手です。
◉お腹の上でラッコの親子
仰向けのママのお腹に赤ちゃんもゴロン。ママの手は赤ちゃんのお腹のあたりを支えます。左右に少し揺れても良いですが特に何もしなくてもOK。お腹に感じる赤ちゃんの体温が心地よいと思います。ちょうど抱っこひもでお出かけしている時の距離感に近いですね。赤ちゃんも安心感が強いだろうと思います。匂いもじっくり楽しんでください。赤ちゃんは仰向けでもうつ伏せでも心地の良い方で。
◉膝の上で飛行機ブーン
曲げた膝の上にお腹を乗っけて飛行機のフライトです。膝から下はまっすぐにして赤ちゃんに触れる面を多めにしましょう。視点が変わるので赤ちゃんも大喜びです。最後はパパやママのお腹の上に優しく着陸です。
※赤ちゃんが不安定な姿勢になったり落ちたりしないよう、手は離さず行いましょう。
◉足の上でペンギンの親子
歩けるようになればママの足の甲に立って両手をつないでペンギンの親子です。ペタペタヨチヨチと前に進みます。腕を引っ張りすぎないように注意してください。お風呂になかなか入ってくれないときなどに「お風呂までペンギンで行こう!」という感じで気分の切り替えに使うのも良いと思います。
昔から行われている遊びもありますが、定番の遊びはやっぱり楽しものが多いですね。そしてたくさんの効果があるものも多い印象があります。
スキンシップは肌で触れるだけはなく、匂いや鼓動音などたくさんの安心感を与えてくれるものです。それが愛情という形になり、愛情をしっかりと感じられるからこそ、子どもの自立というものにつながっていくのだろうと思います。赤ちゃんに限らず触れ合う時間は大切にしたいですね。
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide