ママやパパが子どもと一緒に楽しめるおうち遊びを毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」。今回は井出武尊さんが、紙一枚でできちゃう簡単な遊びをご紹介！

想像力が広がる、
穴の中に見えるのはなんだろう？

紙を半分に折ります。折った側を半円に切り抜いて広げると、丸い穴のあいた紙の出来上がり。今日はこれを使って遊びます。

穴の周りにこんな絵を描きました。なくても遊べますがこの一工夫で遊びのスイッチが入ります。

これは虫眼鏡。おうちにある絵本や図鑑に重ねたらクイズです。「これなーんだ？」

紙を動かして「ムムム！」と虫眼鏡を覗き込む探偵の気分で、何の絵が隠れているのかを当てて遊びます。年齢に応じて穴の大きさを変えたり、穴の数を増やして難易度を調節してみてください。ここではイラストで遊んでいますが、ご家庭では絵本や図鑑などを活用してくださいね！もちろんイラストも楽しいですけどね。

“虫眼鏡”を持って家の中を探検しても面白いですよ。見慣れたものでも、ある一部分だけを見ると案外わからないもの。

親子でクイズを出し合っても楽しいですね。これなーんだ？普段着ているものから日用品まで色々なもので試してみてください。

穴から見えるもので連想ゲームもお試しあれ。過去に『身近なもので見立て遊び』という遊びを紹介していますが、紙の余白に絵を描いて見立て遊びをしても良いですね。

視点を変えて見るというのはクリエイティブな発想に欠かせないものの一つ。これからの多様性の時代にはクリエイティブ視点が欠かせなくなっていきます。遊びながら日常的に様々な視点で物事を捉え、柔軟な思考が出来るようになると良いですよね。

穴から見える世界には大人にとっても新鮮な驚きがあると思いますよ。

遊んでみた様子は、ぜひ＃takeruide  ＃VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね！

＼教えてくれたのは／

◉井出武尊さん　Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram：@takeru_ide