パンデミックが「時代の変化」を
もたらした、2020年上半期
1月に公開した「2020年はこんな年!『あおきさん占い。』上半期の運勢」では、「2020年は『地から風の時代へ』移り変わる時代の節目になりそう」とお伝えしました。
その予測は西洋占星術によるものでしたが、その後、まるで星の動きと連動するように新型コロナウイルスの世界的な大流行が起こり、私たちの暮らしは大きく変化していくことに。仕事はリモートワーク、学校は休校、店は休業になるなど多くの社会活動が問答無用でペースダウンされ、さらにその変化は、今や日常生活や行動パターンだけでなく、私たちの意識にまで影響を与え始めているように思います。
5月には緊急事態宣言が解除されましたが、いまだ感染の脅威が終わったわけではなく、数年間はウイルスと共生する「ウィズコロナ」の時代になると提言している専門家も多いよう。さらに、星の動きをもう少し詳しくみると、約200年ぶりに「地」から「風」の時代へ本格的にシフトすると言われているタイミングは、実は今年の12月。それらを考え併せるに、今社会全体で起きている変化の流れは、今後、加速することはあっても元に戻ることはないでしょう。私たちは今まさに、時代の節目を迎えているのです。
変化の波に乗るためには、
自分を労わりながら
「マインドチェンジ」を
それでは、変化する時代の波に家族みんなで乗るためには、一体どうすればいいのでしょうか? 再度1月の記事を振り返ると、2020年の開運アクションは「目に見えないものを大切にすること」「楽しく軽やかに生きること」。もちろんこの2つは下半期も変わりませんが、目の前の変化にスムーズに対応していくためには、これに加えて次の3つの点を意識していくことが肝心です。
1. 軽やかに「マインドチェンジ」する
まずは自分の内外で変化しつつあることに目を向けて、そこから見えてくるものにきちんと向き合いましょう。たとえば「リモートワークを体験してみたら意外と快適だった」「子どもを預けて仕事に打ち込んできたけど、子どもと接する時間の大切さに気づいた」など気づいたことがあるなら、これを機に働き方を見直してみて。また、今後は教育の仕組みや理想像も変わっていくかもしれません。ママ自身の経験や価値観をそのまま子どもに当てはめるのは禁物。先入観を捨てて、新たな気づきや情報や価値観を柔軟に取り入れていきましょう。
ただし、人は「変化」を恐れる傾向があります。意識を変えるのは簡単なことではありませんから、そんな時は、手始めにメイクや香りなど手をつけやすいところから変えてみるといいかもしれません。気分が一新されると、意識の上にも新たな流れが生まれてくるはず。おうち時間を有効活用して、今の自分にフィットするメイクや香りを研究してみて。
2.「自愛と“利他愛”」を重視する
世の中のめまぐるしい変化についていくのは、時にしんどいことでもあるかもしれませんね。けれど、ママの笑顔は家族みんなの幸せに繋がっています。今はこれまで以上に自分の心身を労わり、セルフケアに力を入れましょう。
また、そんな「自愛」の意識とセットで考えたいのが「利他愛(=人の役に立とうとする気持ち)」です。今回のコロナ禍は、東日本大震災とは異なり、誰もが「自分ごと」という状況に。ひとりひとりが誰かのためになる行動を心がけることで、社会全体のストレスを軽減していきましょう。また「利他愛」を発揮することは、風の時代に欠かせない「信頼」を得ることにも。自分を愛するのと同じように、人のことも愛しましょう。
3.「自己肯定感」を育む
風の時代は、所属先や肩書よりも「個人と個人」で繋がる時代。だからこそ自分のキャラクターを確立することが重要で、そのためには自己肯定感が欠かせません。また、自己肯定感は「楽しく生きるために必要なもの」であると同時に「楽しく生きることでいっそう高まっていくもの」。心から楽しいと感じられている瞬間って、自分らしく輝いている瞬間でもあると思いませんか?
これからは、おしゃれも自分自身のために! 「モテ服」など誰かのためにするおしゃれではなく自分の満足度を基準にすると、自己肯定感を育む効果的なアクションになりそうです。また、家にいる時間が増え、ゴロゴロしながらテレビを観たりしていませんか? だらしない生活や雑な立ち居振舞いは、誰よりも自分自身をがっかりさせる要因に。自己肯定感を下げることにも繋がりかねないので、気をつけてくださいね。
時代の過渡期は、ママが家族を幸せに導いて
さらに、特にここから数年間は、ママが率先して家族の舵取りを担っていくのがおすすめ。なぜなら、「コロナとの共生」が必須となり時代の過渡期ともなっていくこの時期は、細やかな目配りと優れた調整力を備えた「女性的なケア力」が必要になるからです。実際に、コロナ禍に対する各国の対応に鑑みても、ニュージーランドやドイツ、台湾などウイルスをいち早く封じ込めたとされている国は、いずれも女性がリーダー。その事実は、未曾有の状況下での女性らしい視点の有用性を証明したと言えるかもしれません。
2020年上半期に起きたコロナ禍は、まさに「時代の節目」を象徴するような出来事になりました。それは、多くの困難をもたらしましたが、一方であらゆることと真剣に向き合うきっかけをつくってくれたかもしれません。できるだけ前向きにとらえて、自分自身や家族のあり方を進化させていきたいですね。
風水の視点から考えても、「金(ごん)」の年となる2020年は、どんな時も「光」を見出すことが幸運を呼ぶカギだそう。まだまだ先の見通しが立たない状況が続きそうな下半期ですが、小さなことで構わないので自分なりの「希望の光」を持つことを意識していきましょう!
取材・文/村上治子
次のページでは、2020年下半期の運勢をエレメント別にダイジェストで公開。
さて、あなたの運勢は?▶︎▶︎▶︎