流行よりも、自分にとって“心地いい”ことを大切に。そんな等身大のスタイルを体現しているのが、いま話題の双子モデル・アマリー&セシリー。彼女たちの“北欧ミニマル”は、シンプルで機能的。2人のオシャレ哲学に、ママの忙しい日常を素敵に見せるヒントがありました。
毎日コーデも賢く&無駄なく、
もちろんオシャレでいたいから
アマリー&セシリーの
北欧ミニマルスタイルに学びたい
自転車ライフにも共感あり!
北欧ミニマルコーデって
実はママ得なスタイル♡


環境や健康への意識が高く、自転車や徒歩が日常の移動手段として根づいている北欧。そんな文化の中で育まれたアマリー&セシリーのファッションは動きやすさがベース。SNSでもたびたび自転車コーデを発信! 忙しい朝でもサッと決まって、自転車送迎にも寄り添う――快適さとミニマルな美しさを両立する北欧スタイルの、生活に根差したリアルなオシャレは実はママの日常にもぴったりなんです!
ほぼ毎日デニムなのに
なんだかオシャレが叶う
4 KEY ITEM
2人のワードローブは驚くほど少なく、そしてシンプル。数に頼らない、無駄のないクローゼットは、長く愛せるものを選び、必要なものだけを心地よく持つまさに北欧ミニマルの哲学そのもの。トレンドに左右されない彼女たちのスタイルを支える4アイテムを紹介。
コーデのメリハリに欠かせない
レザーベルト&華奢な黒靴



レザーベルトは、彼女たちのデニムスタイルを語る上で欠かせないマスターピース。シンプルでも手抜きに見せない品の良さが、コーディネートの印象を引き締めてデニムをシーンレスに見せてくれます。足元もバリエーションを求めず一年を通して、ほぼ黒一択。ブーツやバレエシューズ、キトゥンヒールなど、流行り廃りがないベーシックな黒のレザーシューズがシグネチャーです。
バサッと羽織ればサマになる
衿付き&長めアウター


例年、冬になると見覚えのあるアウターを着こなしている2人の姿が。彼女たちが大切にしているのはアウターこそ「長く愛せる上質ベーシック」であること。トレンドに左右されないバルマカーンコートは2人の定番。あえてメンズのようなオーバーサイズを選び、肩の力が抜けたこなれた雰囲気に仕上げるのがセオリー。裾捌きが良いAラインシルエットは羽織るだけでスタイルが完成。
上品だけどかしこまらない
ワンハンドルのレザートート


彼女たちの小脇には、いつでもオープントップのレザートート。ほんのり抜け感のあるスラウチーなシルエットで毎日に寄り添い、冬が長い北欧らしくアウターの上からでも持ちやすい長めのワンハンドルがお気に入り。ぽんと自転車のかごに収まって、荷物の出し入れもしやすい――そんな“使いやすさ”を選ぶ一貫した美意識こそ、彼女たちらしさ。
きらめきでコーデを
格上げする
地金ジュエリー



スタイルを完成させるのに欠かせないのが地金アクセサリー。ヴィンテージのようなデザインが、そっと寄り添うようにカジュアルなデニムを心地よく引き立てます。彼女たち自身が手がける「LIÉ STUDIO」も、まさにジュエリーからスタートしたブランド。日常に静かな華を添えるという想いが、そのデザインに息づいています。
アマリー&セシリーの真似っこで
デニムがぐっと垢ぬける!
彼女たちが素敵なのは、特別ではない“普通の服”をどう着るかにセンスがあるから。それぞれのスタイルを落とし込んだ、アッパーハイツとのコラボデニム2型をメインに、頑張らないのに素敵なコーデを真似っこ!
●Amalie STYLE
クールで端正なミニマルが得意な姉・アマリーは濃色デニムを軸にしたモノトーンが定番。シックな品の良さは通勤やお出かけなど、きちんとしたい日にも参考になりそう。
無理なく脚をきれいに見せるデニムで
気負わず清潔感のあるフェミニンに


フィット感のあるウエストと、ほどよいゆとりのストレートラインがアマリーの定番。ネイビー×ベージュの落ち着いた配色も真似しやすく、すぐに洒落て見えるポイントのひとつ。
デニムパンツ「THE AMALIE」¥27,500デニムシャツ¥35,200〈ともにアッパーハイツ〉リング¥35,200〈リエ スタジオ/ハウント代官山〉(すべてゲストリスト)コート¥169,400(マッキントッシュ/マッキントッシュ 六本木ヒルズ店)ベルト¥35,200(J&M デヴィッドソン/J&M デヴィッドソン カスタマーセンター)バッグ¥42,900(ロー ソウル)シューズ¥69,300(ペリーコ/アマン)ヘアクリップ¥37,400(アレクサンドル ドゥ パリ/アレクサンドル ドゥ パリ GINZA SIX店)バングル¥52,800(ブランイリス/ブランイリス トーキョー)


INDIGO DENIM PANTS
インディゴの深みを生かしてシンプル&シックに。タックインとベルトでウエストマークすることで、ほどよくフェミニンなラインに仕上げるとアマリーらしいバランスに。
色を絞ることで素材やシルエットが
際立ってクワイエットな雰囲気に


クールで端正なアマリーのキャラクターがより表れる、ブラックデニムの着こなし。ニットを脱いでタンクトップなどカットソーにアウターを羽織る、というのもよく見られる姿。調整が可能な重ね着術はこれからの季節、取り入れたいところ。足元はマニッシュなフラットシューズで抜け感を。
デニムパンツ「THE AMALIE」¥27,500〈アッパーハイツ〉ネックレス¥73,700〈リエ スタジオ/ハウント代官山〉(ともにゲストリスト)コート¥121,000タンクトップ¥8,800(ともにイレーヴ)ストール¥37,400〈アソース メレ〉シューズ¥36,300〈シーセイ〉(ともにアイネックス)ベルト¥13,200(レフィエ/フラッパーズ)バッグ¥37,500(トゥティエ)ピアス¥50,600(ブランイリス/ブランイリス トーキョー)


BLACK DENIM PANTS
スマートな黒デニムにグレーやネイビーなどの寒色を重ねてトーンをまとめて。ロングアウターで奥行きを出しつつ、インをコンパクトに仕上げてバランスを取るのがセオリー。
●Cecilie STYLE
淡いブルーやホワイトデニムをベースにした、妹・セシリーの気取らないミニマルカジュアル。オーバーサイズの抜け感と心地よさは、子連れシーンでも真似したい“頑張らないオシャレ”の見本に。
腰を落としたデニムにビッグジャケットで
狙って見えない、こなれたハンサムに


デコルテがきれいに見えるカットソーを季節を問わず取り入れる、レイヤードスタイルもセシリーの定番。バッグINしやすいポーチをクラッチ感覚で持つ、抜け感も見習いたいポイント。
デニムパンツ「THE CECILIE」¥27,500(アッパーハイツ/ゲストリスト)ジャコット¥64,900(イウエン マトフ/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店)ニット¥29,700(コンテ/コンテ 青山店)ポーチ¥37,400(J&M デヴィッドソン/J&M デヴィッドソン カスタマーセンター)シューズ¥99,000(ペリーコ/アマン)サングラス¥24,420(レイバン/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)ピアス¥39,600(ブランイリス/ブランイリス トーキョー)リング¥6,500(COS/COS青山店)タンクトップ/スタイリスト私物


BLUE-WASHED DENIM PANTS
ミッドライズで適度にワイドな淡いブルーウォッシュを、裾にワンクッションたゆませて。キレイにまとめすぎず少しだけラフに、「ゆるく」着こなすのがセシリー流。
白デニムをゆるく穿いて黒で締める
セシリーのバランス感覚が理想


コージーな雰囲気のチェックシャツも、レザーベルトで引き締めることでぐっと都会的に。バレエシューズの尖りすぎない“まるさ”でモノトーンにも可愛げを残すテクニックも、お手本に。
デニムパンツ「THE CECILIE」¥27,500(アッパーハイツ/ゲストリスト)コート¥52,000(COS/COS青山店)シャツ¥9,460(ミラ オーウェン/ミラ オーウェン ルミネ新宿2店)ベルト¥30,800(J&M デヴィッドソン/J&M デヴィッドソン カスタマーセンター)バッグ¥159,500(ロンシャン/ロンシャン・ジャパン)シューズ¥57,200(レペット/ルック ブティック事業部)サングラス¥26,620(レイバン/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)ネックレス¥39,600(ブランイリス/ブランイリス トーキョー)


WHITE DENIM PANTS
ラインを拾わないゆとりのある脚線のストレートを、腰位置を落として少しラフに。白デニムでも気負いを感じさせない、肩の力の抜けたカジュアルに仕上げるのが彼女らしさ。
フェミニン要素ちょい足しで
“手抜き感回避”ができる♡


ジェンダーレスでシンプルな2人だけど細部には思わず惹かれるようなフェミニン要素をさりげなく忍ばせて。真っ赤なショートネイルや薄手のストッキング×パンプスはママもトライしやすい“ちょっとだけ盛れる”ポイント。
SNSで話題の北欧ツインズ!
ミニマルコーデのお手本、
アマリー&セシリーって

アマリー&セシリー・モースガー(Amalie & Cecilie Moosgaard)。デンマーク出身の双子モデルとして注目され、数々のランウェイにも登場。近年はジュエリー&アクセサリーブランド「LIÉ STUDIO」を姉妹で手がけ、シーズンレスに身につけられるミニマルなデザインが世界中から支持を集める。SNSではデニムを中心にシンプルな“北欧ミニマル”な日常スタイルを発信中。この秋、アッパーハイツとのコラボデニムも大きな話題に。Instagram @amaliemoosgaard/@ceciliemoosgaard
撮影/坂田幸一(静物) 写真/Instagram:@amal:emoosgaard,@ceciliemoosgaard(Images used with permission.)スタイリング/坂野陽子 取材・文/増田奈津子 編集/鈴木貴子
*VERY2025年12月号「アマリー&セシリーに学びたい」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品は販売終了している場合がございます。









