知的で端正な印象を醸し出すグレーパンツ。通勤やママ行事のきれいめシーンから、運動会や公園のカジュアルシーンまで頼れる、最新グレーパンツコーデをご紹介します。選び方のポイントや、ママたちのリアルコーデスナップもお届け。コンサバ派&甘派ママさんが取り入れやすいスタイルも登場するので、ぜひチェックしてください。
今年も引き続きブーム中!
グレーパンツの魅力って?
撮影/根本真裕美 *今季トレンドの【グレーパンツ】シンプルトップスに合う3選より
合わせる色を選ばず
抜群の着回し力を発揮
グレーパンツはトーンの幅が広く、さまざまな色に合わせやすいのが特徴です。柔らかく見えるライトグレー、辛口に映えるチャコールグレーなど、濃度により異なる印象が楽しめるのもグレーならでは。黒パンツよりもコントラストがきつくならず上品な印象に仕上がるので、甘派ママもトライ圏内。ピンクやブルーなど、挑戦したいカラートップスを受け止めてくれる包容力があります。
保護者会やオフィス、アウトドアもOK
幅広いシーンで頼れる
オフィスや公園、保護者会など、幅広いシーンを横断するママたちには、どんな着こなしにも合うグレーパンツが救世主。甘めトップスには知的なニュアンスを加え、フォーマルシーンに寄り添うきちんと感を演出します。スウェットやシャカシャカ素材などのスポーティ系とも馴染みがいいので、公園でのアクティブシーンにも活躍する頼れる存在です。
ワントーンで簡単こなれ見え
都会的なカッコよさが叶う
上下グレーのアイテムを組み合わせるだけで、スマートかつ凛とした着こなしに仕上がるのも嬉しいポイント。子育て中は動きやすさ主軸のカジュアルコーデになりがちですが、グレーのワントーンならほっこり見えを回避し、都会的ムードが薫ります。
グレーパンツの最新トレンドは?
撮影/須藤敬一 *実は万能『今どきグレーパンツ』4選!“脱モノトーン”で定番トップスも垢抜けより
今選ぶならこの3点を押さえればOK
・太めのゆるシルエット
体のラインを拾いにくい、ワイドシルエットがおすすめです。大人の余裕ムードが漂う洗練スタイルに更新してくれるのも魅力。
・タック入り
計算されたタック入りなら、脚ラインのすっきり見えが叶います。きちんと感がアップするのでオフィスや保護者会など、きれいめシーンも頼れるのが◎
・フルレングス
足首が隠れる長め丈が最旬トレンド。きれいめにもカジュアルにもどちらにも振れるので、幅広い着こなしにマッチします。トレンドの厚底スニーカーやブーツとのバランスが取りやすいのも魅力。
【2024年最新】グレーパンツのイチオシコーデ4選
白T×ワイドパンツに
ベストで奥行きをプラス
撮影/須藤敬一
体のラインを拾いにくいワイドシルエットとウエストゴムで、ストレスフリーに過ごせるグレーパンツ。白Tを合わせるシンプルコーデに、今季はニットベストをプラスするだけで最旬ムードが漂います。白×グレーがぼやけないよう、マルチカラーのスニーカーをアクセントに。
トレンドシルエットのパンツを
グレーできれいめデイリーに
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
トレンドのパラシュートパンツやカーゴパンツですが、苦手というきれいめ派さんはグレーを選べばカジュアルさが抑えられて挑戦しやすいはず。オーソドックスなコーデも細部に今年らしさが感じられる着こなしが完成します。トップスにも同系色をもってきてワントーンにまとめるのも旬を感じさせるポイントです。
タックパンツに高揚感をもたらす
ツイードジレがカギ
撮影/谷田政史〈CaNN〉
キラキラ、ゴールドボタン、フリンジと大人の可愛さが詰まったツイードジレがトレンド注目株として躍進中。ネイビーなら甘くなりすぎずママ行事にも着られる上品さを加えてくれます。きれいめな印象を演出するタック入りグレーパンツを、ぐっと華やかにアップデート。
ライン入りデザインで
周りと差が付く今どきコーデに
撮影/須藤敬一
グレーパンツを更新するなら、ライン入りを選ぶのも手。センタープレス入りのフルレングスなら、きれいめスラックス感覚で着こなせます。スポーティに傾かないよう、優美なシャツやヒールで洗練度を高めるのがポイント。
大人気!【ユニクロとGU】のグレーパンツが話題
ママたちから圧倒的支持を得ているユニクロのタックワイドパンツほか、GUのグレーパンツも愛用者増加中。スナップに登場してくれた読者に、アイテムの魅力とコーデのポイントを教えてもらいました。
お手入れ楽ちんなユニクロは
ジレで体型カバーもきれい見えも両取り
撮影/イ ガンヒョン 、千鶴
カジュアル見えするボーダートップスも、ジレを加えることできれいめな印象にシフト。「グレーはハンサム見えする色なので、アクセサリーやバッグできれいめに見えるよう調整しています。ユニクロのタックワイドパンツは、普通に洗濯をしてもセンタープレスが取れたりシワがついたりしないので、お手入れが楽なところも気に入っています」(佐野奈苗さん)
GUのグレーパンツは
黒アイテムで辛口モードに引き締めて
撮影/イ ガンヒョン 、千鶴
GUのローウエストバギーパンツはセンタープレス入りでキレイ見えするのが嬉しいポイント。トップスや小物を黒でまとめて、モードな印象にまとめられる1本です。「グレーは合わせやすい色ですが野暮ったく見えないよう、家を出るときに全身を見て最終チェック。辛口アイテムを合わせるのが私流です」(山本菜未さん)
【オフィス・ママ行事・よそ行きシーンに】
グレーパンツのきれいめコーデ8選
ウエストデザインパンツ×ショート丈シャツで
ベーシックを最旬モードに更新
撮影/三瓶康友
白シャツ×グレーパンツの王道ベーシックは、モード感あるアイテムを選んで今どきに更新。ウエストデザインが効いたタックワイドパンツ&ショート丈シャツなら、簡単に鮮度の高い着こなしに仕上がります。バッグで爽やかなコントラストを効かせるのがコツ。
優等生見えするテーパードパンツは
個性派ブルゾンで差を付けて
撮影/須藤敬一
きちんと感があり汎用性の高いテーパードパンツは、チュールブルゾン投入でコンサバ見えを回避。ざっくりと腰回りを隠すオーバーサイズで、気取らないラフなムードを醸し出します。スリングバックのポインテッドトゥパンプスで足元に抜け感を添えることで、感度の高い着こなしに着地。
甘トップスに端正なムードを添える
2タックパンツを要チェック
撮影/須藤敬一
甘めコーデが好きな人は、ピンクのふわふわニットにタックワイドパンツを合わせてみて。2タック入りの立体感あるシルエットが、ピンクの可愛さを品よく受け止めます。クラッチバッグやヒールをチョイスすれば、華やかだけど甘すぎない、どこかリッチな佇まいに。
端正なグレースラックスを
甘めスウェットでやさしげに
撮影/宮下昌生〈hannah〉
黒パンツの延長で穿けるチャコールグレー。すとんとした落ち感のスラックスは、きちんとした印象を与えますが、ふんわりシルエットの甘めスウェットと合わせれば柔らかな雰囲気もまとえます。足元は白ソックス&メリージェーンで甘めムードをさらに後押し。ヘアはあえてラフなダウンスタイルにして、リラックス感のあるきれいめコーデを意識して。
大胆な短丈ニットも
グレー軸なら品よく決まる
撮影/須藤敬一
トレンドのクロップドアイテムに挑戦したいけれど、ちょっぴり勇気がいる……。そんなときは、安定感のあるグレーを主軸にすると上手くいくかも。白シャツをレイヤードすることで、より清潔感のある大人スタイルに。レオパード柄シューズで辛口スパイスを投入するワザも必見です。
シンプルだけどセンスがいい
参観日スタイルに
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
子どもが主役の参観日は、目立ちすぎないグレーパンツがうってつけ。短丈ケーブルニット×ワイドパンツなら、シンプルながらも今どきな着こなしに導きます。きれいめをキープしつつ親近感も備えているので、先生やママたちからの好印象が狙えそう。
トラッドスタイルの鮮度アップ!
ひとクセパンツ×ベルト使いが肝
撮影/須藤敬一
大胆にカーブを描いたシルエットなら、ヒップや膝まわりにゆとりが出て動きやすさアップ。快適性も洒落感も両立させたいママにおすすめです。シャツ×ニット×ローファーのトラッドコーデに、ハートバックルのベルトでキュートなアクセントを効かせて。
手持ちのボーダートップスに
新鮮味をプラスするラップデザイン
撮影/須藤敬一
スーツのようなイメージになるグレーパンツに抵抗感がある人は、ラップタイプのスラックスがおすすめです。たっぷりとした生地でスカート見えするので、きれいめ派さんや甘派さんもトライしやすいはず。定番ボーダーニットが、一気に旬顔に更新されます。産後など気になるお腹も目立ちにくいのが◎
【休日・公園・運動会に】
グレーパンツのカジュアルコーデ8選
スウェット×グレーパンツは
キラキラ小物でときめきをプラス
撮影/三瓶康友
“頑張って見えないけどオシャレ” を叶える、スウェット×グレーパンツ。キャップでスポーティに味付けしたときは、足元にビジューたっぷりのパンプスをオン。モノトーンコーデで陥りがちな地味見えを回避し、ベビー連れショッピングでも浮かない、程よい華やぎが香ります。
野外でアクティブに過ごす日も
グレーパンツで動きやすさ確保
撮影/須江隆治〈See〉
家族や友人と野外でアクティブに過ごす日にもグレーパンツが活躍。動きやすいのはもちろん、ウォッシャブルタイプなら汚れてもすぐに洗えるなど、デニムより気軽に穿けるはず。スウェットとスニーカーという王道カジュアルをグレーパンツがほどよく中和し、普段はきれいめ派な人も自分らしい休日コーデが楽しめます。
運動会や水際にもってこい!
シャカアウター×スポサンで機動力アップ
撮影/須藤敬一
カジュアルに傾きすぎず、端正な雰囲気を加えてくれるのがグレーパンツのメリット。シャカシャカ系ブルゾンも、グレーパンツと合わせることできれいめスポーティな印象に。トップスINをして脚長効果を狙うと、バランスよくまとまります。
公園パンツには
きれい見えするグレーパンツが活躍
撮影/須藤敬一
汚れが目立ちにくく動きやすいグレーのワイドパンツは、公園シーンでもお役立ち。カジュアルにもきれいめにも対応できるのはもちろん、古着風の着こなしにもマッチするんです。フード付きのファージレ&キャップでリラクシーな大人カジュアルに。
デニムジャケットで
きれいめパンツにカジュアルさを
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
きれいめ派におすすめなのが、ジップがアクセントなったハイウエストパンツ。ルーズシルエットの短丈Gジャンを羽織れば、脱真面目なきれいめカジュアルが完成します。足元は黒ローファーであくまでも品良くまとめるのがポイント。
真冬の公園はグレー×ブルーの
スタイリッシュ配色を
撮影/須藤敬一
オシャレが二の次になりがちな真冬の公園シーンこそ、グレーパンツのきれいめムードに頼るのが正解。 厚底ブーツを合わせることで、鮮やかなブルーダウンがほっこり見えず、どこかモードに決まります。白バッグで洗練ムードをひとさじ。
車送迎で活躍するダウンベストは
グレーカーゴで鮮度アップ
撮影/倉本侑磨〈Pygmy company〉
2本目のグレーパンツを新調するなら、カーゴパンツで新鮮味を投入するのもおすすめ。黒ダウンベスト×ネイビートップスのモノトーン軸でまとめると、カジュアルすぎず大人な印象にシフトします。コーデが沈まないよう、バッグと足元にホワイトを差すのがカギ。
黒パンより軽やか!
ロングアウターとも好相性
撮影/須藤敬一
ロング丈のキルティングコートに黒パンツだと、どこか重たい印象になりがち。グレーパンツなら軽やかにこなれるので、季節を問わず重宝します。両サイドを共布ベルトで絞るひとクセデザインで、小粋な遊び心を楽しんで。
程よくクールに決まる!
全身グレーの【ワントーンコーデ】3選
オフィカジもママ行事にも!
コンパクトカーデで今どきバランスに
撮影/金谷章平
冷房対策や紫外線対策として活躍するカーディガンを主役にしたワントーンコーデ。トップスはコンパクトなものを選びタックワイドパンツでメリハリをつけると、好バランスかつ今っぽく仕上がります。ピアスとローファーのバックルをゴールドでリンクさせて、オールグレーに華やぎを添えるのもポイント。
上下ユニクロなら手軽に
グレーのワントーンが楽しめる
撮影/須藤敬一
ユニクロのタックワイドパンツをもはや制服のように愛用しているというVERYモデル・咲 和希さんのリアルコーデをピックアップ。バタバタとしがちな送迎も、オールグレーでまとめれば簡単にサマ見えが狙えます。インナー、バッグ、スニーカーを白で揃えるのが、洗練度アップの秘訣。
オールグレーで叶える
今どきな卒入園スタイル
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
柔らかい印象のグレーならジャケパンでもかしこまりすぎず、程よい抜け感を醸し出します。白シャツよりも今っぽい、ほんのりシアーなインナーで軽やかさをプラス。グレーに馴染みつつ個性を発揮するシルバーシューズで、感度の高さをアピールして。
リアルなママたちの【グレーパンツコーデSNAP】
好印象を残したいシーンは
ホワイト×グレーがイチオシ
撮影/イ・ガンヒョン
初対面の人と接する機会が多い春は、好印象が狙える白ジャケットを主役にコーディネート。タック入りのグレーパンツなら白の清潔感を引き立てつつ、きれいめに仕上がります。(藤原紗由里さん)
大人気のユニクロパンツは
華やかモードで差を付けて
撮影/イ・ガンヒョン、木村 敦
ユニクロのグレーパンツを、ライダースジャケット×ツイードに合わせたコーデ。パンツのシンプルな色とシルエットが、個性派アウターにマッチします。足元はブーツ見えするサボで、ほんのりモードに仕上げたのがポイント。(山崎友紀さん)
セットアップの脱真面目に
白スニーカーが効く
撮影/松本真哉
グレーのベストとパンツのセットアップに、白スニーカーで抜け感をプラス。足元にボリュームが出すぎない、ローテクスニーカーがポイント。グレーの上品さをキープしつつこなれ感をアップしてくれます。(近藤満子さん)
グレー×イエローでデイリーコーデに
新風を吹かせて
撮影/久保嘉範
ライトグレーのスラックスに、イエローのファーベストを組み合わせた鮮度の高いスタイリング。インナーとスニーカーに白を差すことで、優しげかつ爽やかな雰囲気が底上げされます。(川下佳美さん)
ジレ×ワイドパンツは
ローファーで上品トラッドに仕上げて
撮影/イ・ガンヒョン
ジレにタックワイドパンツというオフィスにも使えるスタイルは、品格あるローファーでリッチに格上げ。ベルトでウエストマークすると目線が高まり、スタイルアップ効果が狙えます。(スタイリスト・近藤和貴子さん)
オンもオフも
グレーパンツがおしゃれの可能性を広げてくれる!
都会的でスマートな印象を与えるグレーパンツ。ワイドシルエットやタック入りなら体型カバーも叶います。復職ママには、きちんと感を備えるセンタープレス入りもおすすめ。仕事先や学校行事に最適なきれいめスタイルから、全力で遊びたい公園でのカジュアルコーデまで、シーンレスで活躍します。上級者ムード漂うワントーンコーデにもぜひ挑戦してみてください。
文/小林 愛
*本記事の一部は過去掲載記事を元に再編成したものです。商品は販売を終了している場合があります。
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