子どもの支度に追われ朝が戦場と化すママたちは、「ゆっくりジュエリーを選ぶ時間なんてない…！」が現実だから、パパッとポーチにまとめて持ち運び派が実は大多数。オシャレママたちの〝持ち運びジュエリー〟を拝見しました。

ブランドディレクター・田中彩子さんは“甘辛ジュエリー”を常備！

a.ジュエリームラカミのパールは星のスタッズ付きで程よくエッジィ！　b.c.i.VCAのアルハンブラやペルレはあえてWGや大ぶりカルセドニーで辛口に。合う服の幅が広がります！　d.j.k.ポメラートのイコニカのイヤリングやサンメイアのイニシャルネックレスは、共にぷっくりフォルムのYGがキュートで相性抜群で、顔まわりが即華やか。e.ティファニーのT スマイルはダイヤありなしの裏表でカジュアル感を調整。f.地金との相性を問わないパールも活躍。ダブルエンドのイヤリングはDIOR。g.ゴツめのサイズ感で甘服はもちろんカジュアルにも使えるカルティエのクラッシュ。h.スピネリのリングはMIXにしたいときの繋ぎ役として優秀。

各地へ移動し1日6〜7回着替える展示会中は、幅広いコーデにハマるYG＆WG＆パールの精鋭ジュエリーが必須。アルハンブラやクラッシュ ドゥ カルティエ、T スマイルなどの王道定番に、ジュエリームラカミのパールや、サンメイアのゴールド、また辛口なシルバージュエリーで自分らしいひとクセをプラスするのが定番です。地金MIXコーデに使いやすいスピネリの3連リングや、裏表でダイヤありなしがスイッチできるT スマイルも持ち歩きジュエリーとして優秀！

yori高橋誉子さんが「辛口ジュエリー」を愛用する理由

a.b.c.〝自立した強さ〟を表現でき、甘口服のスパイスになるカルティエのクラッシュシリーズは一番のヘビロテ。d.e.半周にダイヤがあしらわれたタフなティファニーロックは3素材で幅広いジュエリーとマッチ。f.g.華奢リングはペルレを中指、kaja bijouxを親指にと、あえてランダムに。個性強めなリングを受け止める名脇役です。h.i.j.私服で多いシンプル服に華やかに盛れるアルハンブラの存在感はやっぱり偉大。万能で服を選ばないオニキスは、石の個体差もなくオーダーしやすかったという理由も。マラカイトのWフィンガーリングは次男の出産前に節目買い。k.コーデのスパイスになるbijou de Mのミツバチピアスはクラッシュに遊び心をプラスして。

3人の子どもと過ごす朝はバタバタの連続。特に1歳の末っ子の登園では傷をつけないよう華美なジュエリーを控えているので、仕事に向かう車の中、服とのバランスを見ながらジュエリーでONスイッチを入れるひとときは至福。私にとってジュエリーは気持ちを高めるのはもちろん、バランサー的役割も大きく、yoriの甘めな服を着るときはエッジの効いたジュエリー、逆に実は私生活では多い辛めの服を着るときは甘いもの、と相反する要素を補うバランスが定番です。

スタイリスト丸林広奈さんの偏愛ジュエリーブランドは？

a.留め具まで芸術的に美しいソフィーブハイのパールネックレスは、髪をアップした後ろ姿のポイントにも。b.f.g.i.結婚指輪で出会って以来夢中になったソフィ・ビル・ブラーエ。曲線美が光る高いデザイン性ながら、華奢で他のジュエリーとも好相性なのも魅力的。バブルを思わせるダイヤの配置が美しいエタニティリングはWフィンガーリングと重ねづけ。c.e.h.相反するシルエットながら、曲線的なジュエリーと合わせるとモダンにまとまるのがレポシの構築的ジュエリーやカルティエのラブブレス。ベルベルリングは肌馴染みの良いカラーリングがお気に入り。d.バゲットカットのダイヤに一目惚れしたスピネリキルコリンのピアス。

仕事柄朝が早いことも多いため、ジュエリーは家からスタメンを持ち出してゆっくりつけるのが決まり。服同様、柔和で女性らしいデザインに惹かれ、特にパールやダイヤの繊細な曲線使いが美しいソフィ・ビル・ブラーエは、どんな日もジュエリーコーデの核をなす不可欠な存在です。

オシャレ賢者の「ロレックス軸」のジュエリー使いを拝見！

a.c.ほんのり辛口なシルバーのハートモチーフに目がありません。アニカイネズのピアスとマイブランドのリングはシンプル服に。c.自分のブランドのリングはピンキーとして。b.d.複数カラーの地金ジュエリーたちをまとめてくれるのが〝コンビ素材〟。ロレックスのヨットマスターとスピネリキルコリンのリングはヘビロテ！　e.h.辛口なクラッシュやホーセンブースは、肌馴染みのいいPGを選択。f.王道のココ クラッシュより被らないシャネルのプルミエール プロメスはg.の結婚指輪と重ねて。i.オーストラリア発のテンプル オブ ザ サンのオニキスリング。j.夏のTシャツにも冬のニットにもマッチするティファニーのハードウェアのボールチェーン。

海外への撮影はジュエリーの〝スタメンセット〟を持ち運ぶのが鉄則。ボリュームのあるデザインや色をMIXしてつけるのが好きですが、散漫にならないのはバランサーとして活躍してくれるロレックスのおかげ。PG×ステンレスのコンビが個性派ジュエリーをまとめ上げてくれます。

忙しママは“小ぶりピアス”で仕事と母業をスイッチ！

a.b.c.h.母業用のVCAとブシュロンはミル打ちデザイン同士で相性も◎。d.e.汎用性高めな石入りヒンジピアス。華やかさならROYのダイヤ付き、堅めな企業との会議などはトムウッドのパヴェを使い分け。f.MHTの雲やROYのサイモチーフはきちんと服の外しに。i.あえてカジュアルにつけたいPale Juteのダイヤ入りチェーンブレスは清水買い。j.k.学校行事にはROYのペンダントを。

1日の中で複数のクライアントと接したり、3児の母業に備え、つけ替え用に持ち歩きジュエリーは必須。153㎝と小柄なので顔周りの印象が変えられる小ぶりピアスが多めです。

乳幼児ママはエルメス「レザーブレス」をヘビロテ中

a.b.c.エルメスのレザーのブレスレットはPC作業中も邪魔にならず、娘を抱っこする場面でも気負わずつけられるのでヘビロテ。3種揃えてローテーションしています！　d.大ぶりながら華美にならず仕事でもつけやすいエルメスのシルバーリングは夫とも共用中。e.g.h.ジュエリーポーチに入れっぱなしのDAUGHTERS JEWELRYとトムウッドのイヤカフ&ピアス。f.Hirotakaのひとクセパールは名刺を渡す際にも好印象！

復帰1年目、かつ乳幼児の登園＆出勤日は予測不能なことが多数。つけ忘れを回避するために通勤バッグにジュエリーケースを常備しています。

効率派ママは“シリーズ買い”で時短オシャレ

a.b.タサキのバランスとミキモトのパールネックレスは仕事の会食の日に。c.d.e.f.i.エルメスのシルバーはママ友とのランチなど〝オシャレしてる感〟を出したいとき。g.h.カルティエのトリニティは老若男女問わず好印象なので、出勤日に頼りになるセットです。j.k.l.m.VCAシリーズは長男の保護者会など学校行事に。

息子2人の支度や登園に手間がかかり、ジュエリーは専ら会社に着いてからつける派。仕事、保護者会、会食など1日の中でも予定を詰め込むことが多く、ジュエリーはコーデの手間暇を省いて同じシリーズをつけるのが結局効率良し！という結論に。

週5出勤ママが頼る『色石ジュエリー』って？

a.ティファニーのT スマイルは色石ジュエリーと揃えてYGを。b.娘の送迎時は安全面からティファニーの地金リングのみ。c.ショーメのWGトルサードは細身なのでYGとも重ねやすい。d.e.VCAのピアスとリングはどんな地味服でも「これさえあれば」と頼れる存在。f.g.ポメラートのヌードはモノトーンコーデの差し色になるローズクォーツと、万能なホワイトトパーズを。

約1時間半の遠距離通勤&週5フル出社のため、朝の自分の準備は常に後回し。「今日シンプルすぎたかも…」という外出後の後悔もコーデのポイントになる色石ジュエリーを携帯していれば助けられます。

仕事後のお出かけに華やかジュエリーが活躍

a.kaja bijouxのピアスはとにかく顔周りが華やぐからメーク直しなしでお出かけ顔に。b.c.d.e.フルエタの結婚指輪、VCAのペルレ、ショーメのビーマイラブはそれぞれ色味を合わせて重ねづけ。f.g.お仕事VCAは電話対応も痛くない小ぶりなアルハンブラピアスやスキンジュエリーのようなフリヴォルが活躍。h.i.MOPのマジックアルハンブラリングとヴァレンティノのパールピアスは服を選ばず、一点でコーデが盛り上がる頼れる存在。

ワンオペ出勤&送迎の日はバスに徒歩にと、バタつくことが必須。仕事用には華奢デザイン、お出かけ用には大ぶりジュエリーと使い分けています。