子育て奮闘中の今から愛せて、子どもが手を離れた未来はもっと愛が深まり身につける姿が想像できる。変わらない価値の〝黒小物〟はオシャレを支えるブレない軸。多様化する時代にママ目線で再選定、投資価値アリの「黒名品」を提案する連載です。今回は、『CHANEL』のプルミエールをご紹介します。

CHANELのプルミエール

ケースのフォルムには、Nº5のボトルを。チェーンブレスレットには、あの欲しいが止まないエターナルバッグを。一目でそれとわかるメゾンのアイコニックなデザインを、腕時計のデザインに落とし込んだシャネルの「プルミエール オリジナル エディション」。1987年に発表されたシャネルのファーストウォッチの復刻版として、今年10月に誕生したばかり。最初のプルミエールが発売された当時、レディスウォッチといえば男性用の腕時計を小さくしたようなデザインが主流。ジュエリーのような華やかさと煌めき、インデックスを省いたミニマルな時計の解釈、前述したオリジナリティの粋な投影など。腕時計の世界においても、シャネルは〝新しい女性の在り方〟を明示。トップモデル、イネスやクラウディア・シファーを採用したビジュアルも大きな話題となりました。その復刻版となる新作はオリジナルモデルの意匠を受け継ぎつつ、ゴールドのカラートーン、ケースサイズ＆バランスのアレンジ、素材のクオリティアップなど、さらなる美を求めてアップデート。そしてハンサムモード派にも甘コンサバ派にもしっくりくるエターナルなデザイン…。ここ最近の小ぶりウォッチの再燃、黒フェイス人気も加味し、誕生間もなくの〝黒銘品認定〟となりました。