子育て奮闘中の今から愛せて、子どもが手を離れた未来はもっと愛が深まり身につける姿が想像できる。変わらない価値の〝黒小物〟はオシャレを支えるブレない軸。多様化する時代にママ目線で再選定、投資価値アリの「黒名品」を提案する連載です。今回は、『デルヴォー』のブリヨンをご紹介します。
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DELVAUX
ブリヨン
手に持って、膝の上にちょこんと乗せて。お行儀のいい黒のハンドバッグは大人の女性の憧れ。ファンが多いアイテムながら、抜群のプロポーションと隠しきれない品格が薫り立つ「デルヴォーのブリヨン」は一目置かれる存在です。1830年ベルギー王国建国と同時期の、1829年に創業したデルヴォー。ベルギー王室御用達、世界最古のラグジュアリーレザーグッズメゾンであり、ハンドバッグの生みの親とも言われる由緒正しきブランド。ブリヨンは、1958年のブリュッセル万国博覧会のために誕生し、60年を超えた今もセレブリティから話題のアーティストまで〝クラシックとユニーク〟の両側面で愛されています。女神のようと称されるそのプロポーションは、64のレザーパーツとメタリックピースによって構成。これを繫ぎ合わせる作業は8時間以上にも及び、精緻を極めた技術によって形作られていくもの。だからこその〝佇まいの違い〟は、スタイルに合わせれば「なるほど」。タイムレスな黒は、そのプロポーションと象徴的なDのバックルを真っ直ぐに引き立てる色と言われています。デルヴォーのブリヨンに感じるのは、表面的ではない内なるエレガンス。ママとして一人の女性としての理想と素敵に重なるのかもしれません。
真面目すぎない、気品とセンスに溢れた形。64のパーツこそが成し得るそのシルエットとクオリティは、母行事からデイリー、フォーマルとオールマイティに自信を与えてくれます。
「ブリヨン ミニ」[H16×W20×D11㎝]¥715,000(デルヴォー/デルヴォー・ジャパン)
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撮影/花盛友里 取材・文/櫻井裕美 編集/羽城麻子
*VERY2022年4月号「大切にしたいBlack名品」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。