人気継続中の黒だけれど、寒くなるにつれて悩ましいのが、重たくならないさじ加減。ファッションの最先端にいるスタイリストたちが実践している黒の〝抜きどころ〟や〝盛り上げ方〟を真似すれば、冬の黒との付き合い方がもっとシャレてくるはず!今回はママスタイリスト・岩田槙子さんの洗練黒コーデをご紹介します。
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スタイリスト 岩田槙子さんの場合
ドラマティックなシルエットで
冬の黒でも沈まない
黒は簡単にコーディネートを考えられる色でもあり、挑戦したいアイテムも黒だと失敗しない安心感があるので、シルエットで冒険できるアイテムを選ぶことが多いです。シルエットで黒を楽しむと、ぐっと着こなしの幅が広がると思います。この冬は、首元を防寒できるボリュームストールが豊作なので、Vネックカーディガンをあえてトップスのように着るのがブーム。
岩田槙子さん
VERYをはじめ多くのファッション誌で活躍するスタイリスト。娘さんの幼稚園、小学校生活も経験し母軸もありながら遊び心を入れるスタイリングが新鮮と支持を得ている。
【1】
母業から仕事までこなす黒は、
きれいめディテールに頼る
母業でもよく着る黒コートは、腰ベルトの位置が低めのドロップショルダーで歩き姿がドラマティックになるアンバランス加減が絶妙で気に入っています。中はきれいめなので、ロングネックレスで個性を少し足しています。
BRAND
Knit : ATON
Coat : ENFÖLD
Pants : Chaos
Socks : CHICSTOCKS
Pumps : PELLICO
Bag : CELINE
【2】
休日の黒は、カジュアルを
レイヤードで遊びます
アウターを重ねるってテクニックは少し難しいのですが、これはMA-1とジャケットがレイヤードされたドッキングコートで、ひと手間かけた雰囲気になれます。そのままだとモード感が強く出るので、正統派なスカートとブーツを合わせて。
BRAND
Tops : BASErange
Coat : sacai
Skirt : ENFÖLD
Boots : sergio rossi
Bag : LASTFRAME
【3】
ミニマルな黒の日は、
V開きでほどよい抜け感を
タイトなトップスに、思いっきり広がるワイドパンツでシルエットに強弱をつけるとミニマルな合わせもドラマティックに。眼鏡など小物を楽しみたいときは、深いVネックなどで、どこか女らしさのあるスタイルを心がけます。
BRAND
Cardigan : Letroyes
Coat : IRENE
Pants : THE ROW
Bag : Maison Margiela
Glasses : CELINE
撮影/木村 敦 取材・文/高橋夏果 編集/藤田摩吏子
*VERY2022年2月号「あの人の黒が冬でも沈まない理由」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。