ジュエリーといえば、値段が張り、長く愛用したいけれどいまいち正解がわからない。そんな敷居の高いイメージが強いのではないでしょうか。でも、人生の節目に合わせて選び抜いたジュエリーは、その時の想いや情景が重なり、生涯自分に寄り添ってくれる、ものすごくパーソナルなおしゃれに繋がります。今回は、30歳ライターが節目ごとのジュエリー購入で見えてきたセオリーや実際に選んだアイテムをご紹介。少しでも参考になれば幸いです!
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ジュエリーの節目買いで大事にする2つのポイント
【1.社会人3年目記念】25歳Tiffanyネックレス【2.婚約】26歳Boucheronリング【3.出産記念】29歳HUMリング
社会人3年目の時、頑張ってきた自分へのご褒美として名作Tiffanyバイザヤードのネックレスを初ジュエリーとして購入。その後、婚約・出産など人生の節目に合わせてジュエリーを選ぶ中で、2つのポイントが大切だと気付きました。
1.ブランド理念に共感できること
人生の節目には特別な想いがあるもの。それがブランドの理念や価値観と地続きであることで、よりジュエリーへの愛着が増します。
2. 日常使い・付け回しがしやすいこと
日常に溶け込み、他アイテムと合わせやすいデザインであること。稼働率が高いと自分の肌に馴染み、よりパーソナルになります。
定番ながら使い回しやすさは随一!Tiffanyバイザヤードシリーズ
バイザヤードをデザインしたエルサ・ペレッティは、前例のない美的感覚からブランドに革新を起こしたと言われています。当時、仕事を頑張る自分にとって、正にお守りのような存在。初めて買ったYGネックレスは、華奢なチェーン×一石のダイヤという無駄のないデザインながら抜群の存在感で、毎日の通勤服が一気に洗練されたように感じました。あまりの使いやすさに、色違いでスマートな印象のPTネックレス、YGブレスレットも買い足し。20代は単品付けで、最近はネックレスをチェーンネックレスと重ねてボリュームを出したり、ブレスレットは革ベルトの時計と合わせてアンバランスさを楽しんだり大活躍。どんなアイテムとも調和する懐の広いシリーズです。
伝統と新しさを併せ持つブシュロンのジュエリー
ブシュロンは歴史・由緒正しさを持ちつつも、デザインのアップデートなど変化に前向きなブランド。26歳で婚約した時、そんな重厚さ・モダンさの共存する空気感に直感で惹かれました。ブランドを代表するキャトルシリーズの中から、織物のような彫刻×フルダイヤが美しいキャトルラディアントのリングを選択。日常使い向きの引っかかりのなさ、歳を重ねた肌にも華を添えるデザインから、生涯愛せるリングだと感じています。
控え目ながら唯一無二の美意識が溢れるHUM
他にない個性的なデザインと卓越した職人技が光る日本ブランド、HUM。29歳の出産記念に、スクエアリングを購入しました。ブラウンダイヤが埋め込まれたWGの大きな輪と、子どもにたくさんの幸せを呼び込んでほしいという想いがマッチ。リング裏に子どもの生年月日・名前も刻印し、よりパーソナルに。驚くべきはその使いやすさです。リングは指に沿う滑らかな曲線でストレスなく着脱可能。モチーフ合わせで他のスクエアタイプのリングと横並びに付けたり、リング自体が空間を大きく捉えつつも細い線で作られているため、華奢なアイテムとも好相性。
取材・文/高瀬裕子