「一生ものジュエリー」に興味はあるけれど、選び方がイマイチわからない、そんな悩みはありませんか?「装いのポイントとして役立つだけでなく、身に着けることで心が潤ったり、自信やパワーが生まれるのもジュエリーの魅力のひとつ」と語る、編集部いちのジュエリー好きと自他ともに認めるベテランライター・まみさんと、一生ものジュエリーの選び方と楽しみ方について考えました。
今回は、先日逝去したティファニーのデザイナー、エルサ・ペレッティ氏の代表作のひとつである「バイ ザ ヤード」の魅力を紐解いていきます。
シンプルで不変の
ミニマルデザインは
重ね着けコーデの万能選手
▼まみさん愛用の「バイ ザ ヤード」は
ネックレス、ブレスレット(ともにピンクゴールド×ダイヤモンド)、リング(ピンクゴールド×ダイヤモンド)(シルバー×ダイヤモンド) /すべてまみさん私物
私が購入したのはかなり前。大ブームが少し落ち着いた頃と記憶しています。 一緒にハワイに行った友人が買っているのを見て、なんとなく私も…と、普段使い用に小粒のネックレスを選びました。 そしてその後ハワイに行くたびに、ブレスレット、リングと増やしていったんです。
このコレクションの最大の魅力は、やはり重ね着けのしやすさ。 ミニマルなデザインで主張しすぎないので、どんなジュエリーとも好相性です。 若い頃は「バイ ザ ヤード」の華奢さだけでも似合っていたはずなのですが、最近はそれだけだと心許なく、単品では着けなくなりました。でも、手持ちのジュエリーも「バイ ザ ヤード」を重ねることで新しい表情が生まれることに気づき、重ね着けコーデの万能選手として活躍しています。 年齢によっていろいろな楽しみ方ができる、それも「バイ ザ ヤード」の魅力のひとつ。 そういえば最近使ってないな、という人も、大人になったからこその着け方で久しぶりに楽しんでみませんか?
おすすめの重ね着けコーディネートをご紹介!
▼パールネックレスと レイヤード
「バイ ザ ヤード」のネックレスは、どんなネックレスと重ねても似合います。こんな風にパールネックレスと合わせても素敵です。
【coordinate】 パールネックレスは母から譲り受けたもの
▼リングの重ね着け
持っている人は少ないかもしれませんが、実は「バイ ザ ヤード」のチェーンリングはとても可愛いんです。 マリッジのような細いリングとはもちろん、太めリングと大振り×華奢のボリュームのアンバランスを楽しんでも◎。また、私はピンクゴールドとシルバー2本持っているので、リング2本着けもよくします。
【coordinate】太いリングはカルティエ、デザインリングはキャシーウォーターマン
▼ブレスレットの重ね着け
どんなブレスとも時計とも似合います。ブレスも時計も単品で着けるよりもなんとなく優しい印象に仕上げてくれるうえ、手元に動きと抜け感が生まれる気がします。
【coordinate】 チェーンブレスレットはティファニー、ダイヤモンド入りのバングルはA collection
まみさんプロフィール
沼田珠実さん
ライター歴19年。ジュエリーページを数多くこなし、その審美眼と知識に、スタイリストやモデルもジュエリーを買うなら彼女に相談、という人が多い。ジュエリーブランドのプレスからの信頼も厚い。
撮影/西原秀岳〈TENT〉(静物)
※アイテムはすべて私物です。お問合わせはお控えください。