VERYのカバーモデル・矢野未希子さんが、自分に似合う色、元気になる色、ハッピーになる色を探していく連載Color me!。vol.8は、スタイリスト・池田 敬さんによる「ほどよいさじ加減で抜け感を出すグリーン」の着こなしがテーマです。
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【 vol.08 | 緑色 】
GREEN
矢野未希子
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Stylist 池田 敬
VERYの人は
ネイビーが得意だから
その感覚で取り入れて
「どんなスタイリングをするときも女性像は清楚で知的な感じが自分の中のテーマ。だからと言って突き詰めると、隙のない女性になってしまう。そうするとシャレた感じが薄れてしまうのでほどよいさじ加減で抜け感を出すのに、グリーンがちょうどいいんです。メンズライクは好きだけど、女性にメンズっぽくいてほしいわけではなくギャップで抜け感が生まれるのが狙い。グリーンに合わせる色は、考えすぎず濃いグリーンならネイビーを使う感覚で。グリーンはチェック柄の代表ブラックウォッチにも使われているトラッドなカラー。品の良い印象もネイビーに通じます」(池田さん)
➀ BELT
▶︎ Takashi’s advice
〝カーキ〟のベルトって万能。
こんなチェック柄ジャケットにも合う
大胆な衿のブラウスにトラッドなジャケットやジーンズを合わせて甘辛ミックスのスタイルに。さらにメンズライクな匙加減をプラスしてバランスを取るのが池田さん流。黒だときついしネイビーだとどこか真面目。締め色なのに適度にニュアンスが出るカーキが合わせやすい。
ベルト¥25,300ジャケット¥134,200ブラウス¥67,100(すべてマディソンブルー)デニム¥12,800(ローラス/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)ネックレス[コイン・2連]¥17,600[パール]¥39,600ピアス¥15,950(すべてソワリー)バッグ¥151,800シューズ¥108,900(ともにジミー チュウ)
➁ KNIT
▶︎ Takashi’s advice
グリーンのなかでも
〝セージ〟は今年注目のカラー
ビッグボリュームで袖に表情のある編み地のニットはトレンドのデザイン。かつハッピーなカラーで、着るだけで可愛いく、存在感も絶大です。淡い色には淡い色を合わせると1+1でも今っぽい印象になります。つい定番のデニムを合わせがちなカラーニットですが、今年はオフホワイト〜ベージュなど明るい色のボトムを合わせてみて。
セーター¥75,900(ミスター ミトンズ/ロンハーマン)デニム¥50,600(ケイト/ビオトープ)
Mikiko Yano
❝ 自分だったら黒で
探していた服や小物も
グリーンのスタイリングの
ほうが似合うと思えた ❞
➂ MA-1
▶︎ Takashi’s advice
〝カーキ〟のメンズアウターに
ミニの女のコらしさ、
掛け合わせが面白い
ボリュームのあるデザインのMA-1はメンズアイテムを女性らしく表現したサカイの名品。叶うならトライしてみたいこんなミニに今季らしい重めのブーツを足元にトレンド感のある着こなしを楽しみたい。ボトムスはスカートに見えてショートパンツなのでタイツ派のママにもおすすめ。
アウター¥126,500ショートパンツ¥61,600バッグ¥148,500(すべてサカイ)ピアス¥112,000(シャルロット シェネ/エドストローム オフィス)ブーツ¥105,600(トッズ/トッズ・ジャパン)
Takashi Ikeda
❝ 黒よりきつくなく、
紺よりオシャレになる
いいスパイスカラー ❞
➃ EARRING
▶︎ Takashi’s advice
清楚で可憐な印象のアルハンブラも
〝グリーン〟というチョイスで
奥行きが出る
顔まわりで存在感を発揮するグリーンの輝き「マラカイト」がシンプルな服を引き立てる。同じ種類でも天然石ならではの微差があり、一つ一つ異なる模様やその発色が個性になるのを楽しみたい。
ピアス[大]¥660,000[小]¥500,500(ヴァン クリーフ&アーペル/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)トレンチコート¥94,600(ギャルリー・ヴィー/ギャルリー・ヴィー 丸の内店)スカーフ¥13,200(マニプリ)
PROFILE ⎮ TAKASHI IKEDA
VERY本誌、VERY NAVYではお馴染みのスタイリスト。男性ならではの視点で作るスタイリングに女性らしさが光り、モデルからの支持率も高い。プライベートでは幼稚園、小学校に通う女児の父で、VERY読者の気持ちをぐっと摑んで離しません。
*VERY2021年10月号「みっこの「私らしいオシャレ、見つけた」Color me!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。