“一生ものジュエリー”に興味はあるけど、選び方がイマイチわからない、そんな悩みはありませんか? そこで編集部いちのジュエリー好きと自他ともに認めるベテランライター・まみさんと、一生ものジュエリーの選び方と楽しみ方について考えました!今回は、ダイヤモンドジュエリーの楽しみ方について紐解いていきます。
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一生ものジュエリーVol.7
ダイヤモンドジュエリーの楽しみ方
ネックレス/グラフ
VERY世代でダイヤに開眼。
シンプル服にジュエリーで味付けするのが私のスタイルです
リング/ともにハリー・ウィンストン 時計/カルティエ
今のスタイルの原点は、毎日きちんとジュエリーをつけていた母の影響が大きいです。大学時代はアルバイト代を貯めてシルバーを、社会人になるとお給料でゴールドや半貴石を買い揃えました。転機は20代後半。転職先の先輩にダイヤモンド好きが多く、彼女たちのジュエリーを見るうち、ダイヤモンドに魅せられていきました。シンプル服に女性らしい表情を添え、普段着を仕事服に昇格させてくれることも、組み合わせ次第で、同じダイヤモンドががらりと輝き方や表情を変えるのも面白くて。今ではコーデの仕上げにダイヤモンドジュエリーを選ぶことが毎日のルーティンになっています。
まみさんのダイヤモンド哲学
1. 鑑定書ではなく、好きかどうか。自分の直感を信じる
ネックレス/グラフ
よく「グレードにこだわるべき? 輝くほどいい?」 と聞かれますが、鑑定書の評価やブランドより、デザインや輝き方が自分にしっくりくるものか?を基準に選んでください。煌びやか過ぎるとデイリーに使いにくかったり、他のジュエリーと合わせにくいことも。私は、グラフのペンダントも、あえて抑えた輝きを放つローズカットをセレクトしました。
2. 古さも味になる!ダイヤモンドに時代遅れはない
リング/母のマリッジリング ピアス/ルイ・ヴィトンとノーブランドの一粒ピアス
「昔のジュエリーを今も使っていいの?」というのも多い質問ですが、ダイヤモンドは何世代に渡って現役で使えます。私が母や叔母から受け継いだものは、どこかクラシカルなところが魅力ですし、新しいものとMIXすることでまた新鮮な表情を魅せてくれます。
3. 組み合わせは無限。 洋服のように自由に!
右手 リングとバングル/エルメス ダイヤモンドのリング/ティファニー 左手 リング/ボッテガ・ヴェネタ ブレスレット/ノーブランド 時計/カルティエ
私は特にリングが大好きで毎日違う重ね着けを楽しんでいます。私の定番は、片手の薬指に2、3本、もう一方の手に1本。これだと、やりすぎに見えません。ダイヤモンド自体、いろいろなジュエリーを受け止める柔軟性があるので、新しいマッチングを探すことが楽しくなります。ダイヤモンド×シルバージュエリーもご法度かもしれませんが、私はよくする組み合わせです。
プロフィール
沼田珠実さん
ライター歴18年。ジュエリーページを数多くこなし、その審美眼と知識に、スタイリストやモデルもジュエリーを買うなら彼女に相談、という人が多い。ジュエリーブランドのプレスからの信頼も厚い。
撮影/松永 望(人物)、西原秀岳〈TENT〉(
※VERY 2018年9月号「編集部での呼び名は〝ジュエリー先生〟ジュエリストまみさん VERY世代のダイヤモンドをお見立てします」より抜粋、再編集しています。
※ジュエリーはすべて私物です。ブランドへのお問合わせはご遠慮ください。