BIGBANGをきっかけに開眼、今の第4次ブーム前からK-POPや韓ドラに深く精通し、プライベートでも頻繁にソウルや新大久保を訪れていたVERYきっての韓国通モデル・神山まりあさん。今月はコロナ以降久々に敢行された、VERY仲良しスタッフとの波乱の弾丸ソウル旅をレポート！

号外！まりあ新聞
まりあ的★
韓国最新事情

韓国の“今”を伝えるべく、特派員として神山まりあが韓国へ飛んだ。2泊3日とはいえ、夕方到着＆昼出発、正味丸1日の旅行で得たものは、はち切れそうな胃袋とマッコリに染まった肝臓、そして多くのファッション＆美容情報。それは別途記すとして、今回の特筆すべきはメンバー構成である。VERY編集S、スタイリストZ、そしてVERYライターN子、M子の5人。この5人が揃うと何かしら事件が起きる。意図せずとも勝手に嵐が起きてしまうのだ。

❶深夜2時発
超強行軍エア事件

格安渡韓を得意とするM子。彼女の探究心は素晴らしく、今回も現地滞在時間と価格とのベストバランスをせめぎ合ったところ、行きのフライトはまさかの深夜2時出発。初日に都内で仕事があり1日遅れて合流予定だった私以外の4人は、深夜0時に羽田集合、仁川空港に到着したのは朝の4時半。そこからソウル市内へ移動、丸1日歩き続け、ホテルチェックイン後の夕方の18時にはもはや全員目を開けた状態で寝ていた。片や、昼に東京での仕事を終えて出発、夕方合流した私の体力はフル充電。白目4人とのチケット料金の差額は3,000円だった。

❷G-DRAGON
無人プリクラ事件

若者の街・聖水で皆が熱狂的に推すG︲DRAGON（以下GD）コラボプリクラ機を発見。さっそくブースに入り、1枚約900円というやや割高設定にも思い出として財布の紐は緩む。天井にあるカメラに向かって大人たち5人がGDサングラスをかけ、ポーズを決める。しかし画面に映し出されるのはフレームのGDの姿のみ。カウントダウンに合わせてもう一度ポーズをとるも、またもや私たちは認識されず、妙な空間が空いた無人の画像が画面に並んだ後、それがプリントされて出てきた。詐欺か？…韓国で騙されてしまった。でなければ、これは機械の故障に違いない。テンションが一気にダダ下がる我々。絶対、このブースだけ壊れてる。ひと通り文句を言い終わったその後で、ふと小さい字で書かれた説明文を見つける。『撮影は、隣のブースだよ』。そう、私たちは90秒間、防犯カメラに向かってキメ顔でポーズを取り続けていたのだ。話し合いの結果、気持ちを切り替え再度900円課金。今度は無事GDとの6ショット撮影に成功した。

聖水で5人が迷わず飛び込んだG-DRAGONエディションのプリクラ。左がGDのソロ写真に900円を課金した1回目。右が無事成功した2回目。計2,000円弱課金したプリクラ、そういえば今誰が持ってるんだろう。（まりあ）

❸カルティエ時計
CO直前紛失事件

当連載の担当S、彼女の天然さは記念物レベル。最終日のチェックアウト直前に一言、「今言うことじゃないけど…タンクの時計がない」。これは大ごとと皆で捜索すること1時間。各々がカメラロールを見返し、どの段階までSが時計を付けていたかも遡る。絶対何かをやらかす…と期待はしていたが、カルティエ紛失はなかなかにダメージが大きい。さて帰国から数日経った今、彼女の腕には無事カルティエの時計が輝いている。天然編集Sは何を思ったのか、旅行用クリニカの細い簡易歯ブラシケースに歯ブラシとカルティエの時計を無意識に収納していたのだ。なぜ…なぜ歯ブラシにカルティエ。私たちが彼女を愛してやまない理由である。ということで。旅に、人生に刺激を求める人は、私たちと旅行することを強くお勧めする。

韓国のお宿事情

今回初宿泊したのは江南にあるOakwood PREMIER COEX CENTER SEOUL。2ベッドルームにリビング、キッチン、ソファベッドを備えたテレビ部屋と、高級感ある130平米超えの部屋で、立地も申し分なし！ 気になるお値段は5人、2泊3日で15万円前後（’25年6月時点の土日を挟む旅程）、ということで1人あたり3万円強。グループや家族旅でソウルへ行く場合は激推し！

唇にうるさい
韓国美容

近頃の韓国で気掛かりなのは大気事情。ある程度の黄砂や花粉を浴びることも免れない。乾燥も気になり、保湿がいっそう重要課題だ。肌の保湿は完璧でも唇の保湿は忘れがちという皆さん、朗報です。韓国の薬用リップは、どこのリップよりも潤うと私は思っている（まりあ調べ）。こちらのCuLipを薬局で発見したら必ず購入して欲しい。少し硬めのリップクリームで夜寝る前につけると朝のカサカサはどこへやら！ 今回は4本まとめ買い。1本10,000ウォン程度。

まりあ的 韓国必訪グルメ3選

カンナムミョノッ in 狎鴎亭

韓国通の友人に勧められた、本当は教えたくない絶品カルビチム。骨からすぽっと抜けるほど柔らかく、甘辛味で煮込まれたいわばカルビ版のスペアリブ。カルビタン（カルビスープ）も、ホロホロカルビをマスタードソースに絡めて食べると至福。辛くないので子どもOKで、息子も東京でよくこのカルビチムを思い出しては、食べたい…と呟くほどだ。

ジョジョカルグクス in 聖水

連日の暴飲暴食で胃がお疲れ？ はい、カルグクスの出番です。貝の濃厚なお出汁の中にモッチモチの麺。こちらどんなにお腹がいっぱいでも不思議と食べきってしまう美味しさ。そしてマストでオーダーしたいのは、たっぷりの海鮮につなぎを極限まで減らしたパリパリのチヂミ。お昼時は混むので、少し時間をずらして行くとよし。

Simmons Grocery Store in 新沙洞

雑貨屋さんとしても知られるこちら、レストランカフェは今回初訪問し、あまりにも可愛かったのでご紹介。船のイメージで作られた店内は巨大なスクリーンで流れる海の映像に、本当に船上にいるかのような錯覚に。靴下、エコバッグ、帽子…など、カフェセレクトのグッズもすべて買い揃えたくなるほどの可愛さで大興奮♡

撮影・文・構成／神山まりあ　取材／桃井真由　編集／引田沙羅
＊VERY2025年8月号「号外まりあ新聞」より。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合ございます。
＊ご愛読ありがとうございます。本連載はまりあの独断のもと作られています。