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VERYモデルが「失くしたヌーブラ」4年ぶりに見つけた場所って?

家族との日常にこそ、笑いと驚きが詰まってる!先月号からスタートした「号外!まりあ新聞」。今回は、神山まりあさん宅で起きた“ヌーブラ(右)事件”の真相から、息子ディーンくんの漢検チャレンジ、ママ旅での“お姉さん”騒動まで、笑って泣ける事件簿をお届けします。

号外!まりあ新聞

ヌーブラ(右)事件
犯人特定へ

5月初め、神山家で長年捜索が続いていた紛失ヌーブラ(右側)が発見されたことで犯人特定にリーチがかかり、事件は解決へと向けて一気に動き出した。遡ること4年ほど前、使用したヌーブラを洗って浴室で乾かしていたところ、片方だけが行方不明となった。左はあるのに右だけない状況はおかしい。被害届を受理した夫・ケンも一緒に家中捜索を試みるも、犯人特定には至らない。目撃情報もなく、まだ買ったばかりだったヌーブラ紛失の失意を抱えたまま、事件は迷宮入りしたかに思われた。そして2025年5月、ヌーブラも新調され、なくした右側のことなどすっかり忘れて暮らしていたある日のこと。8歳の息子ディーンが新しいLEGOを完成させ、自室に並ぶ自慢のLEGOコレクションにそれを加えようとしていた。家に招いた友人Kくんに新作LEGOを紹介する姿をドア越しに眺めていると、KくんがLEGO人形を物色しようとおもむろにLEGOが入った舟のような半円状の入れ物を持ち上げた。その瞬間、思わず声が出た。そう、それこそが数年前行方不明になった、あの〝右側〟だったのだ

時を経て発覚した真実に衝撃を受けつつも、Kくんに「それ…おばちゃんのヌーブラ」とドアの隙間から声をかけることはもちろんできず、しばらくその場で容疑者(息子)の動向を見守ることにした。犯人は当初、ヌーブラの粘着力をコレクションの整理整頓に利用したのだろう。今やすっかり粘着力を失ったカッスカスの質感の上で、支えを失ったLEGO人形たちはあちこちに散乱している。犯行当初は、それは整然と並んでいたに違いない。ヌーブラとしてもこんな使われ方は心外だったはずだが、同時に容疑者の自由でクリエイティブな発想には感心を禁じ得ない。4年越しにヌーブラ(右側)を発見し現行犯確保に至るも、時効の成立でもはや怒りが湧いてこなかった。子どもの自由な発想には日々驚くばかりだ。

 

ディーン、漢検合格までの道!

迷宮入りしたと思われた珍事件から4年、驚きのクリエイティビティを世に示したディーンくん(8)。3月にはゼロから猛勉強の末、漢検10級合格を勝ち取るという快挙も(拍手)。

ディーンはインターナショナルスクール通い。そもそも母国語が日本語<英語である夫が教育に参加しやすいという理由で選んだ。そんな環境で育ったディーンももちろん日本語より英語が得意。学校で日本語の授業はあるものの漢字の勉強は足りていなく、あるとき先生から「漢字がほぼ読めていません」と指摘されてしまった。どれくらいかというと、「村」をなぜか「サカナ」と読む始末。ここで一念発起して、漢字検定10級を受けさせることを決意。親子で意気込む。2カ月後に迫った10級の試験は、1年生で学ぶ80字が試験範囲。漢字への苦手意識を克服するよう音読み訓読み書き順を練習するが、これがまた難しいのなんの!「花(はな)」の音読みは「花(カ)、花瓶のカ!」と教えても「…kabin???」と変化球が返ってくる。まずは日本語の単語を覚え、そこから漢字を覚えさせる作業を毎日1時間、最後にNintendoの漢検ソフトでダメ押し。テスト1週間前には過去問まで辿り着いた。当日、8歳の息子が1年生、いやそれよりも小さい子にまじってテスト会場へ向かう勇姿を見て、「頑張れよ…」と心で祈る。たかが10級、されど10級。ディーンにとっては難しいに決まっている。そして結果は、無事合格!頑張った息子を誇らしく思うも束の間、夫の反応で興ざめすることに。「おめでとう!!次は9級だね!マミー、頑張って!!俺は教えらんないし~hahahaha」…どこか他人事なのは気のせいですか?

 

ママたちのトキメキ★スキャンダル

学校のホリデーにママ友たちと近場の子連れ旅へ。子どもファーストな旅ともなると、荷物は常に子どもの着替え中心で、自分の服は1泊2日ならボトムスは共通、下着の替えしか持っていかないことだってある。加えて今回の旅先は郊外のアドベンチャーパーク。母たちは化粧っ気なく、服も汚れてOKなものが基本。私も夫のスウェットを拝借した。子ども用のアトラクションに並ぶ息子たちに付き添っていると、ふと係員の男性が私たちに声をかけた。「お姉さんたちは、乗りますか?」。…気がついたら、母たちは見守るだけのつもりだった子ども用アトラクションに全員乗っていた。皆が同じことを感じていたのか、その後アイスを食べながらすかさずこの“お姉さん”という呼称の破壊力で話題は持ち切りに。こんなダル着集団の私たちにサラッと「お姉さん」と声をかけてくれた係の男性を好きになりそうだった。子どもといると「お母さん」と呼ばれることが当たり前になるけれど、私たち一人一人を女性として見てくれた彼。そんなひと言に反応し、母ズは乗るつもりじゃなかったアトラクションに思わず全員搭乗してしまったのだ。ここで実感したのは、ママたちも一人の女性ということ。子連れだからといって「ママ」というくくりで縛りつけすぎないで。「お姉さん」のひと言でこんなに盛り上がっちゃうカワイイ私たちなんだから。推定60代の係員のおじさまが紳士な韓国若手俳優に見えたのは、私だけじゃなかったはず。

写真・文・構成/神山まりあ 題字/ディーン 取材/桃井真由 編集/引田沙羅
*VERY2025年7月号「号外まりあ新聞」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合ございます。
*ご愛読ありがとうございます。本連載はまりあの独断のもと作られています。

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