
W主演映画 『誰よりもつよく抱きしめて』の公開を2月に控えるなど、BE:FIRSTのRYOKIとしてだけでなく、俳優としても目覚ましい活躍をみせる三山凌輝さん。「イメージとかけ離れている」とよく言われた役柄について伺うと、意外にも「実は共感できることも多かった」とか……。
画像集はコチラ
▶ふとした瞬間に素の表情を見せてくれた三山凌輝さん

――共演者の方々とのエピソードなどはありますか?
月菜役の久保史緒里さんとのシーンが多かったんですけど、僕は久保さんとも、イ・ジェホン役のファン・チャンソンさんともそれぞれと仲良かったんです。2人が先に現場に入っていて、後から僕が現場入りしたことがあったのですが、その時見たことのない2人がいて(笑)。 お互い人見知りをして、現場が静まり返っていたんですよね。“2人ともいつもそんな感じじゃないじゃん!”という感じで僕が間に入って、打ち解けていったことがありました。チャンソンさんは笑いのツボが合って、僕が少し話すだけで“そんなに面白い?”っていうぐらいいつも笑ってくれるので、すごくうれしい気持ちになったり。アーティストになる前から役者をやっていたという経歴も同じなので、話していてとても楽しいんです。日本に来ると連絡してくれたりして、いい関係です。
――撮影期間、楽しかった思い出などはありますか?
劇中に登場する「夢の扉」というお店は、実在の絵本屋さんで撮影したんですが、本当に素敵で。重いテーマの映画でしたが、そこで過ごす時間がいい息抜きになりました。とても気に入ってしまい、最終日に7冊くらい大人買いしてしまいました。これまでは絵本に全然興味がなかったんですけど、読んだら気持ちが温かくなって。インテリアとして家に飾ってもいいんですよね。

――三山さんが特に気に入っているシーンは?
良城と月菜が、家の中で手を繋ごうとしたりするシーンが好きです。“触れたいけど触れられない、どうすればいいかわからない……”地球の中で2人だけの小さな空間で、頑張ろうとしている姿が切なくて。この作品のすべてが詰まっているシーンだと思います。
――『誰よりもつよく抱きしめて』という映画を、どんな方に届けたいですか?
今回の作品は恋愛がテーマですが、ほぼヒューマンストーリーなんです。お互いのことを理解したいんだけど、 理解度がお互いにちょっとずれていたりとか、自分のことを棚に上げてしまったり。理解し合えないもどかしさや苛立ちとかが、男女に限らず、 仕事関係などいろいろな人間関係で起こりうると思うんです。それをこの映画では恋愛にフォーカスを当てながら描いています。キレイなキラキラしたラブストーリーではなく、人の本質を捉えた、人の感情を大事にした作品になっていると思います。観終わった後、何かしら感情が残る作品だと思うので、いろんな人に観て共感してほしいです。
――BE:FIRSTが歌う主題歌『誰よりも』は、三山さんも作詞に参加しているそうですね。
歌詞はSKY-HIさんとの共作なのですが、本当に貴重な機会をいただけてとてもうれしかったです。BE:FIRST初の日本語タイトル曲というのも特別感がありました。自分が演じた作品を歌にするというのは、自分だからできることだと思いましたし、表現の引き出しがいくつもあるとこんなにも楽しいんだなと、感慨深かったです。
映画『誰よりもつよく抱きしめて』 2025年2月7日(金)公開
映画『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が、新堂冬樹氏による同名小説(光文社文庫)を映画化。 学生時代からの恋人同士であり、鎌倉の海沿いの街で同棲する絵本作家の水島良城(三山凌輝)と書店員の桐本月菜(久保史緒里)。良城は強迫性障害による潔癖症を患い、直接物に触れられず、月菜にも触れることができない生活を送っていた。勇気を出して治療を受けた良城は、合同カウンセリングで同じ症状を抱える女性と出会い、距離を縮めていく。そんな2人の交流に思い悩む月菜へ、まっすぐに想いを向ける青年イ・ジェホン(ファン・チャンソン)。月菜も少し心が揺さぶられていく……。
Profile
みやま・りょうき 1999年4月26日生まれ。愛知県出身。俳優。BE:FIRST のメンバーRYOKIとしても活躍。近年の主な出演作に、映画『HIGH&LOW THE WORST X』(22年)、ドラマ『往生際の意味を知れ!』(23年MBS)、『生理のおじさんとその娘』(23年NHK)、『虎に翼』(24年NHK)などがある。撮影/嶌原佑矢<UM> ヘア・メイク/西村裕司<earch> スタイリスト/朝倉 豊 取材・構成/沼田珠実