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『子どもが主体である』って気づいちゃいるけど忘れがち【辻元舞さん】

愛情いっぱいの泣き笑い子育てエピソードに、共感したり、思わず涙してしまう、などファンの多い辻元舞ちゃんのブログがVERY誌面に登場。もちろん、イラストも舞ちゃんの描き下ろしです。

※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合がございます。

辻元舞の
「自分ファースト」でいこう!

  VOL.05  

母の切なる願い

「仕事と家庭の両立で大変じゃないですか? どうやったら舞さんのように笑顔でいられますか?」

ありがたいことにこんな質問をいただくことが多いのですが、その度に「できなかったことより、できたことを数えるようにしています」と答えてきました。できないことにフォーカスするより、できたことを意識して褒めた方が次への意欲につながるし、頑張れる活力になると自分でも実感しているからです。

なのに子供のこととなると、ついつい子供のできない部分に注目していた自分に気がつきました。

母にとって常に悩みのタネなのが子供たちの食生活。5歳の長男と2歳の次男の食の好みがまるで違うのも頭を抱える要素です。次男はとにかくお米!お肉!お魚! 野菜なんて見向きもしてくれません(泣)。とは言え、カレーやお味噌汁、ハンバーグに混ぜ込むなどすればまだまだ騙されてくれる2歳児です。問題なのが長男。副菜が好きで、主菜にほとんど手をつけてくれません。タンパク質を摂らせるのにいつも苦労していました。「〇〇食べないと大きくなれないよ」などとよく口にしていたのですが、長男はそんなこと全然気にしていない様子。

よくよく考えるとそれって私の〝大きく育ってほしい〟という願望であって、長男は別に大きくなりたいと願っている訳ではない。むしろ、子供のできない部分を何度も何度も指摘することで、彼の自己肯定感まで奪ってしまっている気がしてきたのです。

子育てをしていると、子供のできないことを母親の〝私〟がなんとかしてあげなくちゃ。と無意識に思い込んでいることがよくあります。そうやって子供たちの苦手を〝私〟が頑張れば頑張るほどに、子供は苦手な部分を認識して、またさらに苦手意識を植え付けることになっているんじゃないか…?苦手を克服するのは本人であって私ではない。だったらアプローチの仕方が違うな。と思いました。食べないものに注目せずに、食べたものを褒めよう! 親がコントロールしようとせずに、子供を信頼して、意欲を出させてあげることが大切だ! と心がけ始めて数日、苦手なお肉も完食してくれることが増えてきました。

手応えを感じ始めていたある日、夫がなんとなく発言した「パパ、ムキムキになりたいからお肉いっぱい食べよーっと!」という言葉に長男のやる気スイッチがON。ご飯を残さず食べるし、口にするもの全て「これって栄養ある?パパよりムキムキになる?」と聞いてくるように。長男にとってはライバルのような父親への競争心が一番効果的だったようです。私が重ーく悩んでいたのはなんだったの!(笑)

私には私のアプローチの仕方があり、夫には夫のアプローチの仕方がある。子供には子供の考えがある。正解なんてなくて、子供が主体であることが大切なんだと感じた出来事でした。

パパよりムキムキになれるよう頑張れー!(笑)

【PROFILE】

つじもと まい

1987年生まれ、モデル、タレント。
モデルとして活躍するとともに、バラエティ番組にも出演するなど幅広く活躍。特技は水彩画・イラスト・ダンスと、多彩な魅力を放つ。プライベートでは3児の母としての一面も持ち、ライフスタイルが垣間見えるYouTubeも注目されている。

 

撮影/黄瀬麻以

文・イラスト/辻元 舞 編集/藤田摩吏子
*VERY2021年9月号「辻元 舞の「自分ファースト」でいこう!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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