VERY May 2021
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May 2021

2021年4月7日発売

890円(税込)

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NY在住ママブログ「コロナ感染」

皆様、体調を崩さずお元気でお過ごしでしょうか?

日本もコロナの感染者数が随分上がっている様子で心配しています。

 

ニューヨークは現在16歳以上であればワクチン接種が可能で、予約も思ったよりも取りやすく、ワクチン摂取現場もオーガナイズされていてとてもスムーズだと聞きます。

ただし、春の暖かな気候とワクチン接種率の増加で、ニューヨークはかなり気が緩んできた気もします。数ヶ月前までのニューヨークは見事に皆がマスクをしていて感心したものですが、最近はマスクをしない人も見受けられます。ワクチン摂取後もマスク着用の徹底が呼びかけられている状況です。

 

 

そんな中、私は3月にコロナに感染してしまいました。。。。。

 

一体どこで感染したのか見当もつきません。 この一年、スーパーにも足を運んでいないし、人ごみには全くと行っていい程近づいておらず、外食なんて遠い昔の話でした。

それなのに。。。。という感じです。

 

コロナの症状は人によって違うと思うし、私の体験記で嫌だなと不安を煽ってしまうかもですが、どんな感じだったか知りたい方もいるかもと思い、書かせてもらいますね。

 

 

まず3月のとある金曜日の感染発覚から遡って4日前までの行動ですが、子どもがオンラインスクールだったので火曜日・水曜日は子どもの登園はなし。ただし火曜日は子どもがサッカークラス(子どももマスク着用)なので送り届けてその間近くの公園で下の娘と遊んで待っていました。この時に同じ公園内にいたパパさんとそのお子様と少し会話(お互いマスク着用。)その時間に公園内にいたのは私達4人だけでした。 サッカーの後、ママ友さんに渡すものがあったので5分程立ち話し(お互いマスク着用)。水曜日は1日家にいました。

 

木曜日は子どもが10日ぶりの登園で、お迎えに学校に行きましたが、気温も低く寄り道せずそのまま帰宅。 この日に少し空咳のようなものが出始めましたがそれ以外の症状なし。

 

 

金曜日も子どもは登園。この日もお迎えに行き、公園で2時間程遊んでから帰宅。

金曜日の午後4時頃帰宅してから、少し悪寒と関節の痛みを感じるものの体温は37度程度。 恐らく土曜日に何も予定がなかったら家でそのまま様子を見ていたと思うのですが、土曜日に半年ぶりの美容院を予約していたので、万が一コロナに感染していたらお店に迷惑をかけると思い、自宅から15分程の所にある病院で検査をしてもらう事にしました。  6時前に病院に到着し15分程待って検査室へ。この頃には悪寒が酷くなっていましたが、それ以外は少しの空咳以外そこまでの症状もないと思っていました。 ところが検温してもらうと、既に39度の高熱。 自宅を出る際に再度検温した時はまだ37度だったのに30分程で一気に熱が上がった事になります。

 

そして検査後15分程で陽性が確認されました。

先生からは、急激な熱の上がり方と関節の痛みは典型的なコロナの症状であると言われました。その場でオキシメーター(動脈酸素飽和度を計る機械)を渡され常時、指につけて酸素飽和度を確認するよう言われました。

健康な場合、この飽和度は大体95%以上とのこと。90〜94%は要注意ですが、この時点では病院に行っても何もしてくれないので、家で安静にしていること、但し90を切った場合は即時、救急に行く事と指示されました。

そして10日間の自宅隔離、また濃厚接触者も同じく10日間の自宅隔離を要請されました。

 

寝室に入ってからは、まず翌日の美容院へキャンセルの電話。半年ぶりの美容院でものすごく楽しみにしていたので泣ける思いでした。

また、濃厚接触者にも連絡をしなければですが、濃厚接触者は6フィート以内で10分以上接触した人を指しますので、実際濃厚接触者は家族以外いないのですが、念のため4日前に会ったママ友さんに連絡をしました。 ママ友さんは翌日すぐにお子様と一緒に検査を受けに行ってくださいましたが、幸い二人とも陰性でした。

この他、何人かのママ友さんに念のため連絡をいれましたが、皆さんとても理解のある対応をしてくださり、救われる思いでした。

 

 

また濃厚接触者にあたる息子の学校にも連絡をいれました。実は現在アメリカではアジア人差別が悪化しているのもあり、ここで息子の母がコロナに感染したから学校が休みになったとなったら、「やっぱりアジア人だから」とか子どもがいじめられるのではと、申告は義務なもののかなり報告に躊躇したのが本音です。 ただ、報告すると、すでにその日に学校内で陽性が2件以上発生したため、(学校では定期的にスタッフと生徒はランダムにコロナ検査をします)翌週からの学校閉鎖が決定しており、なんとなく自分だけのせいではないと胸をなでおろしました。

 

 

必要な連絡を終えるとあとはベッドに潜り込み、もう無気力状態。熱は引き続き39度。熱と倦怠感に加え、重機で頭を潰されるような激しい頭痛と、体中にも激しい痛みが生じ始め、寝たいのに眠れない、横になれない状態になってしまいました。体の痛みは、筋肉痛のような陣痛中の腰の痛みのような痛みで、自分の指で背中に痕が出来る程マッサージしましたが全く効かず、酷く悩まされました。

 

特に薬も処方されず、市販の解熱剤(タイレノール)を服用すると、熱が38度くらいまで下がり、体と頭の痛みも少し和らぐのでウトウト寝始め、4−5時間したらまたジワジワと痛みが襲って来て熱を測ったらまた39度。なのでまたタイレノールを服用。。。。 この繰り返しがなんと。。。。。10日間続きました。。。。。。。。。

 

 

 

さて、陽性が確認されたので、まずは夫に電話して陽性であること、家に帰ったらそのまま寝室に行くので、寝室に私が入るまで子ども達を子ども部屋から出さない事、寝室にパソコンや充電器、希望の本、そして除菌ナプキンを置いてもらう事などを二人で確認し電話を切りました。

 

 

この時点では子どもが産まれてから10日間も一人になることないし、と寝室であれやこれややりたい事を考える余裕がありました。

ただ、病院から徒歩で家に帰る途中で、だんだんと体が重くなり、激しい悪寒と疲労で家にたどりついた時はもうベッドに倒れ込む状態でした。

 

 

帰宅した時は子どもと夫は子ども部屋。私も静かにそのまま寝室へ。もし私にこの先何かあっても子どもの顔も見れない、一度も抱きしめられないままになってしまうのかと、この時にコロナの恐ろしさと悲しさが急に襲ってきました。

 

また病院に行く際に、念のため医療用手袋を持参していたので、自宅のドアを明ける前にグローブを着用し、玄関、寝室のドアノブなどは手袋で触って寝室へ入りました。

 

 

熱が全く下がらない。 体と頭の痛みで上半身を起こして寝てました。。。
熱が全く下がらない。 体と頭の痛みで上半身を起こして寝てました。。。

酸素飽和度は熱のあった10日間は大体92−94%で、健康と言われる95%以上にはなりませんでした。  夜中に何となく胸が苦しい感じがしてオキシメーターで計測すると、何度か90%を下回るときがあり、救急に行くべきかかなり悩み不安な時間を過ごしました。 ただ私の場合は90%を下回ってもすぐにまた92%程に回復するのが何度も続いたので、90を切っても様子を見ようと判断してしまったのですが、一度90%を切ってから一気にどんどん下がり、呼吸困難に陥ることもあるようで、やはり90%以下になったらすぐに救急に行くべきのようです。

 

熱と体の痛みで夜中にも何度も起きるのですが、その時にオキシメーターの数値が90を切っていると、とてつもない不安に襲われました。 子どもと夫は同じ寝室にいないし、救急に行くべきか相談もできない、(夫とは隔離中はメールでやり取りをしていましたが、夜中なのと体力の消耗でメールもままならない状態の時も多々ありました) 自分は救急に行くべきなのか、様子を見るべきなのか、救急に行ってそのまま帰って来られなくなったらどうしようか、行く前に子どもに会いたい、抱きしめたい、でもそれができない。不安と寂しさで心が押し潰されそうでした。

果たして救急に行くべきか。。。オキシメーターとにらめっこ。

 

結局10日間の間、一度だけ救急に意を決して行きました。 救急に行く時も寝室を出る際、子ども達を子供部屋から出さないようにして、一人寂しく家をでました。 私の場合は救急に着く頃には数値が94%まで上がっていたので、肺のレントゲンを撮ってあとは数時間病院で様子をみてから家に帰されました。

 

 

熱と体の痛みに苦しめられた10日間でしたが、10日すると、目の前のモヤが晴れたように体の痛みが消え、熱も38度以下まで下がりました。

 

そうなると子ども達に何か美味しいものを作ってあげたくなって10日ぶりに寝室を出てキッチンに向かいますが、数歩も歩くと疲れて目眩がするのと、少しでも横になると意識が飛ぶような睡魔に襲われて、クタクタと一日中寝てしまう始末。こんな日が4日ほど続きました。そして感染発覚から2週間ちょうどの時にやっと元の自分に戻れたような感じで、途中で居眠ることもなく、ご飯もあれやこれや沢山作れるようになりました。

 

ただ、この頃からお昼の同じ時間帯に、激しい頭痛に毎日教われるようになり、またタイレノールを飲み、30分程横になる生活がそれから5日程続きました。どうやらこれはコロナの後遺症とのことで、あまりの頭痛に、これがこの先ずっと続いたら、ちょっとどうしようかなと考え込んでいた矢先に、いつの間にか幸いにも頭痛も消えて、完全に回復することができました。

 

これで長いコロナ闘病がやっと終わったと実感できました。

 

一言でいうと、「私、コロナ舐めてました」。

これだけ感染者が多いニューヨークでも、どこかで自分は大丈夫だと思っていた部分もあるし、充分な感染対策をしているし、マスクも常につけているから大丈夫と思っていました。それに持病をもっていないので、万が一感染しても、大したことないと思っていましたが、振り返ると非常につらい2週間でした。 何人かの方から、高齢でもないのに症状が重かったんだねとも言われましたが、自分が感染して感じたのは、年齢は関係ないということ。10代でも20代でも感染したら、重度の症状が出る可能性は充分にあることを知って欲しいと思いました。

 

さて感染中は夫がマスクと手袋をして、食事を運んでくれました。子ども達はいつもは寝室を閉めてもすぐに入ってくるのに、この2週間はしっかりルールを守って、一度も寝室のドアを開けませんでした。また夜も自分たちだけで寝たり、パパの言う事をよく聞いて本当に頑張ったと思います。2週間、私も辛かったですが、子ども達も一度も外に出られずママにも会えず、パパの酷いご飯(笑)を文句も言わずに美味しい美味しいと言って食べて本当に頑張りました。そしてそれ以上に!今回は夫に本当に感謝しました。 仕事もある中、子ども達のオンラインスクールを見ながら、外に出られずストレスのたまっている子ども達の面倒を見て、全くお料理できないのに、自分なりにメニューを考えたり子ども達や私にリンゴを切ったり。 マスクと手袋の完全防備で毎回ご飯を運ぶ姿には頭が下がる思いでした。

毎日ドアの下にはメッセージが。日本から買って来て大切にしていた富士山のシールを毎日貼ってくれました。

 

また近くに住むママ友さんはお粥やチキンスープ、また子どもと夫のためにお弁当を買って玄関のドアノブにかけていてくれたり、お願いもしていないのに、皆さん沢山助けてくださいました。 夫は本当にお料理が出来ない上に、味覚が完全にアメリカ人なので、何度かピザを運んでくれたのですが(笑)、どうも体がうけつけず、ママ友さんが持って来てくださったチキンスープには本当に涙がでました。

 

ママ友さん達の優しさは私ももし誰かお友達が倒れた時は、「逆に迷惑かな」とか余計な心配をせず、気持ちで動こうと思えた出来事でした。

 

 

 

実は私の陽性がわかって2日後に子ども達と夫もPCR検査に行きました。結果は子ども達も陽性。 夫だけ陰性でした。 彼はちょうど1年前にコロナに感染しているので、まだ抗体があったのかなと推測しています。 子ども達は陽性でしたがほぼ症状もなく、ただ珍しく息子が数日お昼寝をしたので体が疲れやすかったのかもしれませんが、私が陽性でなかったら、絶対に子ども達の感染には気づかなかったと思います。

 

今となってはどこから感染したか分かりませんが、もしかしたら子どもから感染したのかなとも思っています。 無症状の子どもがウィルスを家族に運ぶケースも多いのではと勝手に感じました。

 

 

ワクチン接種は症状が治まってから少なくとも2週間以上は待つように医師から指示されたので私は残念ながらもう少しワクチン接種まで待たなければですが、私の周りもほとんどの方が少なくても一回目の摂取を終えています。 ワクチン接種後の副作用も人それぞれのようです。 不安もありますが、とにかく次の一歩へ進む為の唯一の手段で、ニューヨーカーの多くはワクチン摂取に前向きです。 私も早く打てるようになりたいなと思っています。

 

 

長い長い私の体験記におつきあい下さりありがとうございます。 あくまで私の体験で、皆コロナの感染経路も、症状も違うと思います。 ですので、どうか不安になりませんように。

 

 

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