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2020年5月7日発売

890円(税込)

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青山祐子ブログ「トンネルを抜けたあとの世界をイメージして」

皆さまこんにちは。
大変な日が続いていますが、ご無事でしょうか?
医療関係の皆さま、毎日本当にありがとうございます。
1日も早く心穏やかな日に戻れますことを願っています。
香港は4月20日に新型コロナウイルスの新たな感染者がゼロになるなど、
陽性判定が1日に5人以下の日が続き、そのほとんどが海外からの入境者となってきました。
街では新型コロナ収束ムードが高まり、
ビーチや山にたくさんの人が出て、
以前のような賑わいを見せ始めています。

ビーチは以前のような賑わいが戻り始めています
サッカー場も閉鎖のためビーチでミニサッカー 足腰がかなり鍛えられます。
4歳の息子もボクシングに挑戦 ジム閉鎖のため、ビーチでトレーニング

一方、政府は引き続き厳しい感染防止対策を続けています。

海外から香港へ入った人は全員感染テストをし、
14日間、電子腕輪を着け、自宅、または指定ホテルで隔離検疫。
テニスコート、サッカー場、公園、ゲームセンター,ジム,劇場等の施設を閉鎖。
公衆の場での集まりは4人まで。
レストランのテーブル間は最低1.5メートル空け、1テーブル4人まで。
客の体温検査を行い、消毒液を提供、スタッフはマスク着用。

なので、私の家族6人で外食するときは、
二つのテーブルに分かれて座ります。

眺めのいい席も、テーブル間を1、5m開けなければならず座れません。
検温と、手の消毒はどのレストランも必ず必要。 連絡先や渡航履歴などを書面に書いて提出する店もあります。
青いシャツを着た警察官が、集まるのは4人までと指導
各レストランに、ルールを守っているか巡回。 テーブル間が1.5m離れているかメジャーで測ることも。

 

ビーチにも警察が来て、4人以上集まっていると注意し、時に罰金も課されるので、
家族で遊ぶ時も2つのグループに分かれるようにしています。
最近は警察の巡回が減り、ビーチに大勢の若者が集まり、飲み物を回し飲みしている姿を見かけ、とても心配になります。

コロナ収束の兆しが見えても、
薬が開発されるまで、いつまた感染が広がるか不安は続きます。

1月末から休校となっている学校の再開は早くても6月以降。
新たな感染者が出ない日が20日以上続かないと学校再開は難しいと言われています。
3人分の勉強を面倒みる日々が3ヶ月を超え、
子供達が嫌がってやらなかったり、やる気がない時に
イライラして怒ってしまうことがありました。

そんな時、絵本作家の五味太郎さんの
「ガキたち、チャンスだぞ」というのメッセージに出会いました。

早く元に戻ればいいっていうけど、その元は本当に充実してたの?
学校も仕事もある意味で枠組みが崩壊しているから、
ふだんの何がつまらなかったのか、
本当は何がしたいのか、ニュートラルに問いやすい時じゃない?
今みたいな時期こそ、自分で考える頭と、敏感で時折きちんとサボれる体が必要だと思う。
心は乱れて当たり前。常に揺れ動いて変わる。不安定だからこそよく考える。
もっと言えば、不安とか不安定こそが生きてるってことじゃないかな。
(2020/4/14 朝日新聞より)

 

五味太郎さんの絵本は子供たちも大好き

私は、いったい誰のために、何のために子供に口うるさく言っていたのだろう。
今はいいチャンスだと捉えよう。
本当にやりたいことは何か。
子供たちが、自分で考え、好きなことを見つけられる期間にしよう。
いずれ新型コロナが収束して、元の日常生活に戻った時に、
やっておいて良かったと思えることをしておこう。
学校の勉強も大事だけど、程々に。
必要なことは、自分で時間を決めてやる。
学ぶことが面白いって思える日がきたら、自分から頑張るはず。
今は子供達を思いっきり遊ばせ、実体験からいろいろ学んでもらおう。
そう考えるだけでも、これやらせなきゃ、今日もできなかった、
なんていう焦りが減り、少し楽になりました。
なんだか現実逃避しているような気もしますが、
子供たちはまだ8歳、6歳、4歳、3歳。
言われないとできないではなく、
自分で考えて、頑張れるようになって欲しいと願っています。

3歳の娘も頑張って山登り
やっぱりパパの肩車へ、最後は肩車のまま寝ちゃいました。
空気が澄んでいて爽快です!
遠くに香港セントラルの街並みが見えます。

最近は気候もよく、時間もたっぷりあるので、
ビーチに加えて、近所の山へハイキングに出かけることが多くなりました。子供と一緒に歩いて1時間20分くらいのコースがいくつもあり、運動不足解消とともに、頭の中がスッキリしてとても爽快です。
3歳の娘も頑張って山へ登りましたが、
途中からパパの肩車へ、最後は肩車のまま眠ってしまいました。山の上からの眺めはとても気持ちよく、緑豊かな香港の自然に感動します。

新型コロナの規制の中、家族一緒に過ごす時間が増えました。
今ならではのこの時を大切に充実させたいと思います。

最後に一つおまけです。
香港では、マスク、消毒液、フェイスカバーなどの感染予防グッズが
薬屋、お菓子屋、玩具屋、屋台など、店のジャンルを問わず様々な場所で売られいます。
売れるものは何でもというたくましさを感じます。
中にはこんな不思議な物も。
どうしてこうなるの?(笑)

いろんな店でマスクや消毒液、フェイスカバーを売っています。 怪しい日本語のマスクも! 「飛ぶナメクジを除去」してくれるそうです。 「肌あたりヤ のある」ってなんか痛そう。 「耳が痛くな」って痛いの?痛くないの?

青山 祐子YUKO AOYAMA

青山祐子 筑波大学卒業後、NHKに入局。長野、トリノ、ソルトレークシティー、北京、バンクーバーオリンピック現地キャスター、2008年4月~2011年4月 NHK「ニュースウォッチ9」メインキャスター、NHK「スタジオパークからこんにちは」司会など、スポーツからトーク番組、ニュースキャスターなどさまざまに活躍し、2019年に退職。2020年よりフリーに。プライベートでは4児の母で香港在住

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