VERY October 2021
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October 2021

2021年9月7日発売

890円(税込)

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東南アジア在住ママブログ 「インターナショナルスクールの1週間 -小学校編-」

 

前回のブログでインターの幼稚園生活について書かせて頂き、

今回は小3の長男の小学校生活についてです。

 

 

 

はじめに、長男は小1の春に英語ゼロの状態でこちらの学校に入学し、
毎日1,2時間目は英語の補習クラスへ行っていました。
補習クラスは学年関係なく、新入学で英語が初めての子どもを対象にしており、4~5人を週10時間みっちり見てくださるので、本当に有難かったです。

 

補習クラスの先生の判断で、長男は6カ月で補習クラスを卒業し、以降はクラスメイトとすべて同じ授業に。

すべての教科のインプットが英語で大丈夫だろうかと心配しましたが、
年に6回ある個人面談の度に、担任に「不安だから、本人が理解していなさそうならいつでも補習クラスに戻してほしい」と、話してきました。

 

その度に、長男がどのような基準で補習クラスを卒業しているか、最近はこんな事までできるようになっている、など具体的に示してくださいました。

親の抱える不安は、学校生活が見えないなかでの、そこまで根拠のないものだったかもしれないと思うと同時に、不安を素直に先生にぶつけ続けることで、長男の学校での姿や成果を聞くことができて良かったと思いました。

海外のスクールの個人面談で話すネタがない…という方も多いと聞くので、我が家の場合ですがご参考になれば…。

 

 

小学校生活

長男の小学校生活の、主な授業と特徴的なポイントを書きたいと思います。

 

English

 

週に5時間あるEnglishではWriting/Reading/Speakingの向上を目指しているのですが、そのアプローチの仕方はいつも面白いです。

 

例えば、幅広い形容詞を使ってWritingする授業では、
グラウンドで仰向けになって、空に浮かぶ雲がどんな形に見えるか、しばらく眺めたらまずその場でスケッチします。

 

その後、読んだ人の関心を引くような形容詞(白い、柔らかいだけでなく、比喩や何を連想させるかなど )独自の感性を活かして文章にします。
スケッチしながら思いを巡らせる時間をじっくり取るからこそ、できることですよね。

 

手順を表す接続詞や動詞のバリエーションを増やして説明文を書くWritingの授業では、
いきなり文章を書き始めるのではなく、各自で調べた鳥の巣をクラフトで手を動かして作った後に、自分の行なった工程を文章にします。

 

テクニックを教えられて作文を量産することに重きを置くのではなく、文章を書く前にじっくり観察したり工作したりする時間を取ることで、湧いてくるインスピレーションや思考を大切にしてくれるので、深みのある文章が書けるようになっていくのだと思います。

 

 

Maths

 

週に5時間あるMathsも、机と椅子に座って問題を解くというより、具体物を使って、人とコミュニケーションしながら行なっている印象です。

表とグラフの授業では、長男はクラス全員の体重を測ってグラフを作成したり、好きなポケモンは何か?クラス全員にアンケートを取ってグラフを作成したり…笑。

 

あらかじめ先生の用意した具体物の実験のみで終わるのでなく、
クラス全員に聞く時間があったり、内容は自由であったり、理解へのアプローチは人それぞれでOKなのだと感じます。

 

 

Project

 

週5時間あるProjectの授業は長男の1番好きな時間。

ターム(学期)ごとに、好きなグループで、1つのプロジェクトに取り組む授業です。
1~3人グループで、興味のあることについて調べて、タームの終わりに好きな形で発表します。

YouTube、Google Slide、ポスター、模型、本、漫画、スピーチなど、それぞれの表現方法のメリット・デメリットはみんなで学習済みです(画像2枚目)。

 

太陽系をテーマに選んだ長男の3人グループは、
Google Slideで図鑑作り、Wordで各人が喋るスクリプト作り、そして長いセリフを暗記してYouTubeビデオ撮影を行なっていました。

タイプの速さは親より早い子もいるし、スライドを自力で作るなんて小学生では到底考えられなかった親世代とは、明らかに時代は進化しています…。

 

自分で興味を持って、調べて、まとめて、表現する–。
社会で実際に生きていくのに必要な力を授けていただき、楽しそうに取り組む姿を見て、
こんな授業わたしの時もあったら良かったなと羨ましく思います。

 

 

 

Performing Arts

 

週2時間のPerforming Artsは演劇の授業。
大きなステージと装置を使って、学年ごとの演目や、歌・ダンスの練習に取り組みます。

6月に小学校全体のミュージカルがあり、希望者のみ授業内でオーディションを受けたりもしました。ミュージカルに出演予定の長男は、これから放課後も週末もみっちりカンパニーでの練習が入っていきます。

 

 

Design & Technology

 

週1時間のDTは家庭科のような授業。
タームごとに裁縫・木工・調理に取り組みます。
恐竜型のクッション、のこぎり・釘などを使ってロボット、週替わりの具を変えたパンなどを作ってきました。

 

 

その他は、PE 週2時間、スイミング・ICT(コンピュータ)・Artが週1時間といった感じです。

 

 

クラブ活動

 

 

 

放課後のクラブ活動は、「サッカー部はサッカーしかしない」という日本の部活と少し違い、
毎日さまざまなクラブから選択し、タームごとにまた別のものに変えることができます。
長男の今タームの選択は、Drama・Rugby・Science。

日本の部活のように、同じメンバーでの団結力や定着度合いは薄いですが、
まだ幼い子どもたちに色々やらせてみて、何が合っているか学校のクラブでお試ししたうえで、より伸ばしたいものだけ外部で習わせる、というのには向いています。

 

 

インターの学校生活は、子どもは楽しくて仕方がないようですし、
親から見ても、時間をたっぷり取った体験学習、理解への実践的・多角的なアプローチ、そして堂々と表現する度胸と技量を教えてくださりとても満足です。

 

ただ、1年間一度も教科書やノートを持ち帰ってこられず、宿題もほぼないので、何をしているのかがまったく分からず、1年の終わりにドサっと持ち帰ってくるノートを見て、こんなことをしていたのか…と初めて知ります。笑

 

また、日本人学校・補習校のない国なので、日本の勉強のフォローはすべて親、というのも大変です。
上記のようにインターでどこまで学習しているのか把握できず、習う順番も違うようなので、日本の勉強は親が教えなくてはなりません。

そのうえ、たっぷりあるクラブ活動や、ミュージカルの練習、体力を消耗する習い事のサッカー・水泳などで平日は疲れ果てていて、なんとか土日に時間を取って行なう形になります。

 

大変な点も含めてですが、インターでの学びを通して、引き出しが多く、層の厚い人になってもらえればと、日々見守っています。

 

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