VERY December 2020
VERY NAVY

VERY

December 2020

2020年11月7日発売

890円(税込)

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東南アジア在住ママブログ 「家族で屋台体験」

先日、家族で1日限定で屋台を出しました!

 

日本では(とくにコロナ禍での)なかなか考えられないことだと思うのですが、
こちらでは飲食店を出店するのに、免許や許可が要らず、
店舗は構えていないけれど、ホームベイキングで美味しいスナックやケーキを売っている個人商店が沢山あるんです。

例えば子どものバースデーなどでアイシングクッキーを学校に持ち込みたいとき、
インスタグラムで検索し直接オーダー、お家へ商品を取りに行くことなどがよくあります。

 

今回、わたし達が出店したのは、とあるイベントへ遊びに行った際に、
「来週末、インターナショナルフードフェスティバルというイベントがあるのだけれど、Japanとしてベンダーにならない?」と声をかけられたことがきっかけでした。

 

さて、日本人だけど、人に売れるようなものは何が作れるか??

そこが一番の壁でした。

夫がさまざまな具材を買ってきて、巻き寿司などを試作していましたが、初めてなので当然うまくいくわけもなく、刺身はコストも高いので断念。

 

そこで思いついたのが、どら焼きでした!

材料がすべてこちらで手に入り、
実際に作ったこともあり味も○、
その場での調理は不要で、
前日に作っても味の劣化が少ない、
ムスリムの人に食べてもらうのでハラルもクリア、
中華系の人も多くあんこ系スイーツも浸透している、

など条件が揃いました!

 

それでもやっぱり、“What is Dorayaki?”
とは聞かれると思うので、ドラえもん人気にあやかり、家族でドラえもんキャラクターに扮して売ることに!

 

 

夫と子ども達で、材料の仕入れ・原価の計算をし、
わたしはコスチュームの発注・作成をしました。

ドラえもん用に、青い無地のパーカーを探してきて、
生地屋さんに持ち込み、通常2週間かかると言われるところ3日でなんとかお願いと交渉成立。
他のキャラクターの服は、わたしが布を縫い付けたり、家にある服からコーディネート、ないものは友達に借りたりしながらなんとか揃えました。

 

梱包用品が所狭しと並ぶ問屋へパッケージの買い出しに

 

 

どら焼きミニサイズ3個入りを1パックにして、100パック作ることにしたので、
どら焼きは300個、皮は600枚という計算になります…(失敗作も出るので実際数はもっと)。
家で使っている鍋やボウルのサイズを考えても気が遠くなり、ほとんど夫に任せました。笑

 

夫・長男は家でもっとも大きいスープ鍋満杯で5回分、大量の小豆を煮て、
夫が600枚超の皮をホットプレートで焼き続け、
二男がパックを並べ梱包、
わたしはあんこを包むだけの係でしたが、
深夜2時まで夫婦で黙々と準備しました!

 

 

長男に、学校の仲のいいクラスメイトにも来てもらえるように誘ってみてね、と言っておいたら、
担任の先生に「僕は今日みんなに発表したいことがあります!」と言って、朝の会で発表したそう。

「日曜日、○○(場所)で、僕たちはどら焼きを売ります!」
「ドラヤキってなにー?」
「日本のスイーツで、サンドイッチみたいになっていて中には小豆が入っているの。」
「アズキってなーに?」
「レッドビーンズで甘いの。ドラえもんが好きなお菓子で、おいしいからみんな来てね!」
という具合に。

告知の成果もあり、クラスメイトも何家族か買いに来てくれました。

 

 

100パックのどら焼きを無事に完成させ、迎えた当日!
さまざまな国のフードが並ぶ中で、風呂敷や書道を使って日本らしく仕上げたブースに、
ドラえもんファミリーがお出迎え。

 

無事に3日で完成したドラえもんパーカーを二男が着て、

長男ののび太はメガネをフェイスペインティングで描いて。

夫はジャイアン、わたしはしずかちゃんになりました。

ジャイアン&ジャイ子でいきたかったのですが、暑い国で赤いベレー帽の調達は難しく、やむなくコスト0でいけるしずかちゃんに…笑。

 

子ども達も接客を楽しんでいたようで、自分が作ったどら焼きが売れて、お客さんから美味しかった!と言われるとうれしそうにしていました。

一緒に写真を撮って!と言われることも何度もあり、ドラえもん人気の絶大さを実感。

 

小さな国なので、お客さんやベンダー同士でも交流したらすぐに誰かと繋がれる、コンパクトなコミュニティで、知り合いもたくさん増えました。

また、このイベントスペースのオーナーである、台湾や中華圏で活躍する映画スター、ウーズン(呉尊)氏も来店。子どもが同じ学校で時々見かけることはありましたが、この日は沢山お話しすることができました。

 

 

 

どら焼き屋の収益から子ども達にはお小遣いをあげ(お菓子1つ買えるかくらいのわずかな額ですが)、

リアルなお店屋さんごっこを通して、仕入・製造・販売・経営を、子ども達はわかりやすく学んだ屋台体験でした!

 

日本ではなかなか出来ない体験を家族で一致団結してできたこと、

どら焼きってなに?から始まるコミュニケーションで、さまざまな国のことを互いに知れて、また頼れる知り合いも増えたこと、

大変でしたが、大満足の1日でした!

 

 

夏 ゆかりNATSUYUKARI

夏 ゆかり 2019年3月まで総合商社に勤務し、4月より夫の赴任先である東南アジアに移住。第一子出産後の育休期間を使って世界一周旅行に出かけたり、移住までの一年をワンオペで2人の男の子を育てたりとパワフルな一面も。

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