服とコスメをこよなく愛するママライター・遠藤彩乃さんが、〝時短〟と〝洒落見え〟を軸に導き出したコスメ最適解。今回は、優しくてキレイなママに扮するための2色構造のパウダーファンデーションをご紹介します。

安室ちゃんの小麦肌、えびちゃんのふんわり愛され肌、ソン・イェジンオンニの年齢不詳肌。私にとっての歴代ミューズたちの印象はいつだって肌にありと言えるほどキャラクターを表すベースづくり。仕事に母業に、とチャンネルが複数ある今、その日の服や予定に合わせて臨機応変にベースをチェンジできたら素敵よねぇ。と指を組んでいたものの、生気を失いかけた乾燥肌をごまかすべくツヤ系のクッションファンデでここ2年ほどカーソルがフリーズしていたのですが…いい歳なのに髪色を明るくしたこともあって、肌くらいおとなしくしておいたほうがいいのでは、という不安に駆られてファンデーションの見直しを図ることに。いろいろ試した結果、下地に重ねるだけで完結する進化系パウダーファンデーションがポスト・クッションに急浮上しました。

しっとりとした質感で密着しヨレ知らず。粗はカバーしつつ清潔感のある上品な肌。〝超マットなおばさん肌になるにちがいない〟〝お直し用で朝の土台づくりには物足りない〟と膨らませていた頰を殴られるほどの衝撃ですっかり虜に。単色のものよりも、適当に塗っても丁寧に磨いたかのような端正な肌になれるツートンタイプがイチオシ。安いものでもいいので朝食の準備をしながらパックを5分。水分を内側に入れてスキンケアの油分を軽めにするのが綺麗に仕上げるポイントです。この肌でいざ、保護者会へ！と勇んだはいいけれどスリッパを忘れて〝NOT エレガント〟になったこともここに白状いたします。