ヘアアレンジは後ろがメインなので、鏡を見て確認しながら作ることができず、セルフでは難しい。うまくできず心が折れてしまったという経験は、誰しもあるはず。GARDEN・新谷千絢さんに、ママ美容師ならではの視点でセルフアレンジのハードルを下げるコツを教えてもらいました

サイドとバックに分ければ、
セルフアレンジは簡単

どうやって作っているんだろう。そう思わせる素敵アレンジを作るには、サイドとバックを別々に作るのが最大のポイント。あれもこれも同時並行で作るのは難しいけれど、分けて考えれば意外とシンプル。バックはひとつ結びにし、サイドはねじって後ろで合わせ、ひとつ結びの下で固定するだけ。パーツごとにしっかりとゴムで結んでいるので、時間が経ってもくずれにくいのもママにはうれしい！

HOW TO

BEFORE
鎖骨下レングスのミディアムスタイル。軽やかな動きが出るようレイヤーが。

1．
前髪ともみあげにストレートアイロンでニュアンスをつける。毛先を内側に入れるようにアイロンを滑らせて。

 

2．
32㎜のアイロンを使い、毛先を内巻きにワンカール。細かく分けず、ざっくりと取って巻けばOK。

3．
サイドとバックの髪を耳の上で3つに分け、バックの髪を低めの位置でひとつ結びにする。目安は耳たぶの高さ。

4．
後頭部の毛束を引き出し、立体感を作る。ゴムを押さえつつ、ゴムの近く→中間部分→根元という順番でランダムに引き出す。

POINT
後頭部の毛束を引き出すときは、ゴムの位置を中心に放射状に広がるよう意識するとバランスがいい。

5．
残しておいたサイドの毛束を持ち、後ろ方向に毛先までねじる。

 

6．
左右の毛束を後ろの真ん中で合わせ、2回ねじり合わせる。

7．
2回ねじったら、左右の毛束をそれぞれゴムに沿うように下に持ってきてゴムで結ぶ。

POINT
ゴムを結んだら、毛束を2たつに分けて根元に向かってギュッと絞り、ひとつ結びとなじませて完成。

撮影／甲野菜穂美　取材・文／小林真理子