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SHELLYさん「私がこの春から東京にUターンした理由」

昨年コロナ禍の自粛期間中、思い切って千葉へと移り住んでいたSHELLYさん一家。仕事が増えて忙しくなるにしたがい、この春東京へ戻る選択をしました。その経緯や近況についてもお話いただきました。

 

4月、東京へ戻ってきました!

「この春、思い切ってまた東京に戻ってきました。今まだお引っ越しでバタバタしているところです。

昨年の自粛期間中、やんちゃ盛りの娘たちと公園へも出かけられない生活に悩み、たまたま離婚前に手に入れていた千葉にある緑たっぷりの一軒家に移り住むことを決めました。毎日、朝ごはんを食べたらすぐ庭に出て遊んで、野菜を育ててみたり、地元の保育園にも通い、とても貴重な時間で人にも恵まれたなぁと思います。

もともと、この生活は1、2年限定と最初から思っていたんです。長女が小学校に入るタイミングで東京に戻ろうとは思っていたのですが、予想よりも早く戻ることになりました。

いちばんの理由は、親子の時間が少なくなってしまったことです。昨秋くらいから、おかげさまでとても忙しい日々を送っています。テレビだけではなくYouTubeなど新しいことにもチャレンジする中、とにかく娘たちとの時間を確保するのに苦心していました。本誌連載でも「1週間でいらないものを振り返る時間が必要」なんてお話をしていたけれど、いざ自分が振り返った時、今の自分にいらないものって…もしかして移動時間じゃない?と気が付いて。

東京に住んでいれば、18時に収録が終われば、18時半には家にいて、娘たちとご飯を食べて、お風呂に入り、寝かしつけも毎日できます。でも千葉の家だと、18時すぎに終わってもどうしてもそこから1時間以上かかってしまい、寝かしつけに間に合わないことが週に数回あって。寝る間際に帰ってしまうと興奮させてしまうから、近くに住んでいる叔母が寝かしつけを終えてくれるまであえて玄関の外で待っていたり…なんてこともありました。

自粛期間中こそのんびり過ごしていたのですが、今は洗濯乾燥機のボタンをポチッと押したらダッシュで家を出て、家に帰ってからもバタバタな日々。スローライフを楽しむつもりだったのに、かえって時間が足りなくなってしまったことに矛盾を感じるように。週何回かくらいの通勤だったら良かったのですが、仕事が回り始めた今は、少々しんどくなっていたのも事実です。

東京に戻るかどうしようか悩んでいた矢先、以前通っていたスクールに4月から空きが出ることが分かり、急遽このタイミングで戻ることに決めました。娘たちも千葉の環境は気に入っていたけれど、以前通っていたモンテッソーリのスクールも大好きで仲良しのお友達も待っていてくれるので、すんなり戻れました。そこは本当によかったなと思っています。

もちろん、千葉の家は今でも大切な家。これからも週末や長期休みなど帰れるタイミングで滞在したいなと思っています。もともとゆかりのなかった土地なのに、うちをきっかけに親戚が気に入り、なぜか続々と近くに移住してきているんです(笑)。

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初の外注にドキドキしています

これまで都内でも千葉でも、叔母にシッターをお願いしていました。でも叔母は千葉に移り住んだまま。これはいよいよ、外注しないと!となっています。

色々と調べ、FaceTimeでお話しさせていただいたりして、新たにシッターさんにお願いすることに。新しい方は、前の家族からの推薦状が3ページくらい書かれていて、こんなに書いてあげようと思われるなんてよほど信頼されていたんだな、と思って。そういうことも決め手になりましたね。

そして、この引っ越しを機に、子どもとの寝室を初めて別にしました。離婚後すぐはセミダブルのベッドで3人、ぎゅうぎゅうになって寝ていて、千葉ではクイーンサイズにするも私が寝ると、ペターっと磁石みたいに寄ってきて、結局シングルくらいの幅に3人(笑い)。寝返りを打てず、首も腰も痛いし、疲れがずっと取れなくて。東京に戻るなら今だー!と、実行しました。

戻るとなってから、まずは娘たちにプレゼン。「部屋が2つあるらしいけど、どう使う?」「別の部屋ってことは、別に寝るってことかな?」。ベッドもシーツもカーテンもみんな好きなものを選ばせて、引っ越した当日は、カーテンやウォールステッカーもすべて本人たちが好きなテイストに整えて、「せーの!」で扉を開けました。わあ〜!すごいね〜!と反応してくれて、ひとまず成功!

それでも別々に寝た初日は夜中に3回ずつ起き(笑)、2日目は長女が1回、次女が2回。だんだん減っていきて。今は…とうとう朝まで寝られるようになりました!

別々に寝るのは寂しくもありつつ…本音をいうと最高です(笑)。とにかく体がとっても楽! また、東京に戻り自らスクールに送迎するようになったことで、ママ友にもその場で気楽に疑問を聞けるようになり(千葉ではバス通園だったので、あまり交流できていなかったのです)、すごく助かっています。これまでは、わざわざ電話して先生の手を止めてまで聞くことじゃないかな…と遠慮してしまっていた部分もありました。

時間がなくて行けていなかった歯医者も行けるし、UberEatsだって気軽に頼めちゃうし、少しですが生活にゆとりも。東京だけどスローライフ、ちょっと叶うようになりました。

これからも自分の選択に迷うことはたくさんあると思いますが、引き続き日々感じたことを発信していきたいと思います」

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◉SHELLY|シェリー
1984年生まれ、神奈川県出身。14歳でモデルとしてデビュー以後、タレント、MCとして幅広く活躍。5歳と3歳の娘の母。

撮影/須藤敬一 ヘア・メーク/高橋純子 取材・文/有馬美穂

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