ごはんのレパートリーが尽きてくる夏後半に活用したいのがリメイクレシピ。素さえ作っておけば、全く違うメニューに様変わり。オススメのリメイクレシピを料理家&フードスタイリストの竹中紘子さんに伺いました!
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“素”があれば楽勝!
すぐできワンプレートランチ
基本は子どもの好きな味。炭水化物すべてを受け止める素を知っておけばいい
子ども喜ぶ“お子様ランチ”の定番は展開自在!
ナポリタンの素
素
◎作りかた(約3回分)
①:フライパンにオリーブオイル小さじ2をひき中火にかける。斜めに切ったソーセージ6本を並べ、両面焼き目がついたら、みじん切りした玉ねぎ1/2個とピーマン4個を加えてよく炒める。
②:①にケチャップ1/2カップ、ソース大さじ1、しょう油大さじ1を合わせたタレを加え、絡めて火を止める。
思わずにっこり!
幸せオムライス
◎作りかた(1人分)
①:耐熱ボウルにナポリタンの素(1/3程度)とごはん1〜2杯分を入れ、混ぜ合わせ、ラップはせずに、レンジ600Wで1分加熱し皿に盛る。
②:ボウルに卵1個、牛乳大さじ1、塩少々を入れよく混ぜる。フライパンにオイルをひき、中火にかけ、温まったら卵液を注ぎ入れ、スパチュラで底から混ぜ、半熟になったら1にのせる。
ナポリタンスパゲッティも
“素”があれば瞬殺メニュー
◎作りかた(1人分)
①:フライパンにお湯を沸かし、塩を入れてスパゲッティ80〜100gを記載時間通りに茹で、ザルにあげる。
②:①のフライパンにスパゲッティとナポリタンの素(1/3程度)とバター10gを加え炒め、黒こしょうで味を調える。
③:お皿に②を盛り、粉チーズをかける。(黒こしょう、粉チーズは適量)
具材たっぷり食べ応え満点!
ホットサンドは朝食にも
◎作りかた(1人分)
①:8枚切りの食パン2枚に、ナポリタンの素(1/4程度)、ピザ用チーズ適量、お好みでイタリアンパセリをのせて挟む。
②:ホットサンドメーカーもしくはフライパンで両面に焼き目ができるまで焼き付ける。
これぞ夏バテ知らず!スタミナ満点
味しっかり焼き肉の素
素
◎作りかた(約3回分)
①:フライパンにごま油小さじ2をひき中火にかけ、豚ロース肉薄切り180gを並べ、両面焼き色がついたら、斜めに切った長ネギ1本分を加えて炒める。
②:しょう油大さじ2、コチジャン・砂糖各小さじ2、みりん大さじ1、すりおろしニンニク1/2片分を合わせて作ったタレを①に絡め、火を止める。
薬味香るエスニック!
焼き肉チーズトースト
◎作りかた(1人分)
①:バゲット1/4本を側面から横半分に切り、断面を上にしてそれぞれに、焼き肉の素(1/3程度)ピザ用チーズ適量の順にのせる。
②:①をトースターで焼き目がつくまで焼き、仕上げに小口切りしたわけぎと、ざく切りしたパクチー、チリパウダーをそれぞれ適量かける。
つるんと喉ごし&酸味が◎
冷麺風そうめん
◎作りかた(1人分)
①:お湯1/3カップ、鶏がらスープの素小さじ1〜2、砂糖小さじ2、酢大さじ2、塩少々をボウルに入れてよく混ぜ、細切りしたきゅうり1/4本と氷適量を加え、冷え冷えにする。
②:鍋に湯を沸かしそうめん1束を茹で、ザルにとり流水で揉みながら熱をとる。
③:①のスープに②を入れ混ぜ合わせ、器に盛り、焼き肉の素(1/3程度)をのせる。
ビタミンカラーが嬉しい!
ニラとパプリカのビビンバ
◎作りかた(1人分)
①:耐熱ボウルに4cmに切ったニラ1/6把と1cm幅に切ったパプリカ1/4個を入れラップをかけ、レンジ600Wで40秒加熱する。
②:①にごま油と塩適量を加え、混ぜ合わせる。
③:器にごはんを盛り、②、焼き肉の素(1/3程度)の順にのせる。お好みで卵黄をのせてもいい。
なんでもいける、夏の冷蔵庫のスタメン選手
ひき肉といんげんのカレー炒め
素
◎作りかた(約3回分)
①:フライパンにオリーブオイル小さじ1をひき中火にかけ、豚ひき肉250gを加えよく炒め、小口切りしたいんげん14本程度を入れ、さらに炒める。
②:①にカレー粉としょう油各大さじ1、砂糖小さじ2を加えて炒め、塩・こしょうで味を調える。
バリエーション
●チャンプルー そうめん
●タコライス
●ピザトースト
たらこでもOK!絶対に外さない万能ソース!
明太チーズソース
素
◎作りかた(約3回分)
①:明太子2腹に、縦に切り目を入れて、包丁の背で、身をこそげ出す。
②:ボウルに①とマスカルポーネチーズ100gを入れ、混ぜ合わせる。
バリエーション
●明太チーズ 大葉うどん
●明太チーズ パスタ
●明太チーズ バゲット
\ 実例 /
お料理上手読者はメインおかずを
大胆アレンジで乗り切っていました
回鍋肉→お好み焼きに!



高橋なつみさん
9歳女の子、7歳男の子のママ
材料ほぼ一緒だな、と刻んでボウルに入れてお好み焼きにしてみたら美味しくて。いつもとちょっと違うのがまたいいです。追いキャベツすることも!
鶏つくね→ジャージャー麺に!



高萩春菜さん
5歳男の子のママ
刻んだ蓮根入りの鶏つくねは息子のお気に入り。翌日、今日は麺がいい!と言われたら何食わぬ顔で潰してジャージャー麺に変身! 冷凍もできます!
鶏肉炒め→ナポリタン風に!



林美つ美さん
8歳と2歳女の子、6歳男の子のママ
多めに作って、翌日のお昼はパスタに。助かるし、具材を炒める時間を短縮できてタイパも◎。お肉はゴロゴロのまま、大人も食べ応えたっぷり!
生姜焼き→豚汁に!



高萩理奈さん
11歳と6歳女の子のママ
生姜焼きを多めに作った翌日はたっぷりの豚汁に! 豚汁完成間際にお肉を入れると、お肉に味がついた状態で美味しい。最後はごま油をちょろり。
日持ちが気になるこの季節、
作る+保存のコツは?
竹中紘子さん
料理家&フードスタイリスト、5歳の女の子ママ
「夏はものが傷みやすい季節。作る際には食材にしっかりと火を通し、味付けは濃いめにするのがベスト。水分にも気をつけたいですね。保存する際は、なるべく食品が空気に触れないように、ラップやチャック付きポリ袋を活用し、小分け冷凍するのがオススメです。」
清潔な容器に入れ、食材が空気に触れないよう表面をラップでしっかり覆い、なるべく密封しましょう。
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撮影/三村健二 料理・スタイリング/竹中紘子 取材・文/髙萩理奈 編集/井上智明
*VERY2025年7月号「素があれば楽勝!すぐできワンプレートランチ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。