東京の中でも都心から1時間ほどの場所に移住を決意した6歳の男の子ママ。最初は孤独になるのでは?と不安だったけれど、今では笑顔が増え、家族の結束も強くなったそう。リアルな移住話を伺いました。
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都心から完全には切り離さないくらいがちょうどいい。
我が家はただいま、
子育て移住トライ中!
都心まで1時間の距離感もちょうどいい。
人生初のご近所づきあいを楽しんでいます
都心→東京郊外
栄養士・吉田朋子さん(6歳男の子ママ)の場合
我が家の場合、今も東京在住なのは変わりないのですが、息子の転園を機に都心と都心から1時間ほどの郊外との2拠点生活を始め、その後本格的にこちらに引っ越しました。もともと、幼少期からずっと都心で過ごすってどうなんだろうと疑問を感じていて。そんな時に出合ったのが、今の幼稚園。自然豊かで国際的、広大な敷地が素晴らしく、「ここだ!」と思ったんです。夫は出社があるため都心暮らしのまま、息子と私は園の近くに仮住まいし、土日のみ1時間かけて夫のいる家に戻る生活をしていました。仮住まいをしてみると、自然が豊かで周囲の目を気にせず遊べる環境がありました。その後大型犬を飼ったこともきっかけとなり、仮住まいをやめ一軒家生活をスタート。
最初は漠然と不安でした。孤独になるのでは、友達もいないしと。ただ住んでみたら、ご近所の方々の優しさに触れ、人生初の“ご近所づきあい”を楽しんでいます。ご飯をお裾分けしてくれたり、畑仕事をお手伝いしたり、庭でカブトムシを捕らせてもらったり、経験できなかったことがたくさん。以前は「危ないからやめて」と注意することが多かったのですが、笑顔が増え、家族の結束も強くなりました。やや離れたスーパーに行けば大量に買い込むので、夫についてきてもらったり。今は現状が最適解だと思っていますが、今後もいいと思った方向に柔軟に変えていくつもりです。
撮影/五十嵐洋 取材・文/島田有香 編集/本間万里子
*VERY2025年2月号「我が家はただいま子育て移住トライ中!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。