夕飯作りに時間も気持ちも追いつかない…。そんな時、具沢山の豚汁さえ作ればあとは白米だけでもいいくらい!今回は、人気料理家・和田明日香さんに毎日でも飽きない「豚汁バリエーション」4選を教えてもらいました。
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もう毎日でもいいぐらい!
な豚汁バリエーション
梅しそ豆腐のさっぱり豚汁
外遊びで暑かった日でも梅の酸味でさらっといただける♡
◉材料(4杯分)
豚バラしゃぶしゃぶ用肉…120g
絹豆腐…1/2丁(150g)
大葉…8枚
水…800ml
梅干し…4個
味噌…小さじ4
鰹節(細かい削り節)…2パック(約10g)
塩昆布…適量
◉作り方
①-鍋にお湯を沸かし(分量外)、火を止める。30秒数えてから豚肉を入れ、色が変わるまで茹でる。ザルにあげて水気をきる。
②-豆腐は水をきって小さめのさいの目切り、大葉は細切りにする。鰹節をパックごと揉んで細かくする。
③-鍋やケトルでお湯を沸かす。
④-お椀ひとつに対して、味噌小さじ1程度、梅干し1個、鰹節1/2パックを入れ、箸で潰しながら混ぜる。
⑤–①の豚肉、豆腐、塩昆布を入れてお湯200ml程度を注ぐ。
⑥-大葉をのせ、混ぜて食べる。
aska’s Comment
まだまだ暑い日は、豚を茹でる以外は火を使わない豚汁を。出汁もわざわざ取らないでOK。鰹節と味噌をそのまま入れて、食べるときに混ぜるだけの出汁ごと食べる手法です
餃子の次の日豚汁
これぞ豚汁の真骨頂!余って困った、を美味しく解決♪
◉材料(4杯分)
豚ひき肉…80g
長ネギ…10cm
キャベツ…2枚
餃子の皮…4枚
水…800ml
鰹節(細かい削り節)…2パック(8~10g)
味噌…大さじ2~3
生姜(すりおろす・チューブでもOK)…少々
ニラ…3本
ごま油…少々
◉作り方
①-長ネギは斜め薄切り。キャベツは一口大に切る。ニラはみじん切り。餃子の皮は縦4等分に切る。
②-鍋に豚ひき肉を入れて火にかけ、脂が出たら長ネギとキャベツを加えて炒める。
③-水、袋ごと揉んで細かくした鰹節を加えて煮立たせ、アクをとる。
④-餃子の皮を1枚ずつ加える(まとめて投入するとくっついてしまう)。
⑤-餃子の皮が透き通った感じになったら味噌を加えて溶かし、火を止める。
⑥-生姜、ニラ、香り付けのごま油を加えてひと混ぜしたら完成。
aska’s Comment
豚汁=最終形態!って思わせてくれるのが餃子の次の日。余りがちな食材、なんなら皮までも全部豚汁にしちゃいます。皮を入れることでワンタンみたいなつるんとした美味しさに!
チョングッチャン風豚汁
定番食材でできる韓流アレンジはママも満足度高め
◉材料(4杯分)
豚バラしゃぶしゃぶ用肉…120g
キムチ…80~100g(キムチの塩分や辛さによって調整)
納豆…2パック(ひきわりがおすすめ)
ごま油…大さじ1.5
水…800ml
煮干し…3匹(出汁パックでもOK)
味噌…大さじ3~4
ニラ…4本
卵…1個
◉作り方
①-煮干しははらわたと頭を手でちぎって除き、水に入れる。余裕があれば20分程度おく。
②-納豆はパックで混ぜてネバネバにする。卵は軽く溶く。ニラは4cm程度に切る。
③-鍋にごま油、豚肉、キムチを入れて火にかけ、炒める。
④-キムチがしんなりしたら①の煮干し水を加え、10分程度煮る。
⑤-納豆、味噌、みりんを加え、味噌が溶けたら強火にする。沸騰して泡がボコボコしているところを目がけて卵を落とす。卵が浮いてきたらニラを加えて火を止める。
aska’s Comment
フワフワの卵で美味しさアップ。キムチはしっかり炒めることでうま味が出るけど面倒だったらさっとでいいし、煮干しは最後取り除いてもいいし、自由に作ってみてください!
豚汁の神流玉ねぎたっぷり豚汁
くたくたに炒めた玉ねぎの甘さは子どもも好きな味♡
◉材料(4杯分)
水…1400ml
出汁昆布…5×10cm
出汁用鰹節…30g
米油…小さじ1
玉ねぎ…大2個
木綿豆腐…1/2丁(150g)
長ネギ…5cm程度
豚バラ薄切り肉…200g
味噌…大さじ5~6
◉作り方
①-鍋に水と昆布を入れる。
②-具を下ごしらえする。玉ねぎは縦半分に切り、繊維を断つように1cm幅に切る。豆腐は軽く水切りしてさいの目切り。長ネギは小口切り。豚バラ肉は一口大に切る。
③-別の鍋に米油を入れて熱し、豚肉と玉ねぎを炒める。
④-玉ねぎがくたっとするまでしっかりと炒めたら、具の上にザルを置いて出汁を注ぎ入れる。ザルを持ち上げ、菜箸で鰹節をぎゅぎゅっと潰して出汁をしぼり出す。
⑤-アクをとり、豆腐と味噌を加える。玉ねぎがトロトロになるまで煮込む。
⑥-器に盛り付け、長ネギを盛り付ける。
aska’s Comment
新潟に豚汁の神様と呼ばれている方がいて、たっぷりの玉ねぎと豚だけのシンプルな豚汁を作っているんです。その神様を信じて、インスパイアされたのがこのシンプル豚汁です
和田明日香さん
料理家、食育インストラクター。3児の母。メディア出演のほかイベントやコラム執筆、ラジオパーソナリティーなど多方面で活躍中。飾らない人柄と分かりやすいレシピでママたちから絶大な人気を集める。最新の著書『楽ありゃ苦もある地味ごはん。』(主婦の友社)も好評発売中。
撮影/須藤敬一 レシピ考案/和田明日香 フードスタイリング/都留沙矢香 取材・文/佐々木陽子 編集/本間万里子
*VERY2024年10月号「和田明日香さんの豚汁バリエーション」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。