子どもの卒入園や進級…行事の多い春は待ち遠しいけれど、備えておきたい花粉の季節。2月の「週刊おうち薬膳」では花粉症対策ができるレシピをお届けしています。
2週目の今回は包丁なしで超簡単!春雨を使ったヘルシーメニュー。春雨の原料となる「緑豆」は本場中国では湿気の多い季節の定番食材です。水の流れを整えてくれるから、鼻水や涙など花粉症のつらい症状におすすめなんです。ママの時短ランチにも♪
フレッシュバジルたっぷり
バジルとささみの春雨スープ
◉材料(2杯分)
ささみ 1本
乾燥緑豆春雨 30g
水 3カップ
酒 大さじ2
〈A〉鶏ガラスープの素(顆粒)、ナンプラー 各小さじ1
〈A〉しょうゆ 小さじ1/2
バジル 5~6枚
粗びき黒胡椒 適量
レモン(くし形切り) お好みで
◉作り方
①鍋に湯と酒を沸かし、ささみを入れる。火を止め蓋をしてそのまま5分置く。アクがあれば取り除く。
②ささみをとりだして粗熱をとり、食べやすい大きさに割く。鍋に〈A〉と春雨を入れ、蓋をして弱めの中火で5~6分春雨がやわらかくなるまで煮る。
③ささみをもどしてさっと煮て、器に盛る。バジルの葉をちぎって加え、黒胡椒を振る。好みでレモンを絞って食べる。
◉レシピのポイント
・ささみは、ぱさつかないように、鍋に入れてからは予熱で火を通しましょう。
・ささみに筋がある場合は手で割くときに除いてください。
・ナンプラーがなければしょうゆで代用してもOKです。
◉今回のキー食材
・鶏肉 …防衛力アップ
・緑豆春雨、バジル…体内の余分な湿気をとる
◎花粉症
春先の花粉症は、春の激しい風の動きとともにやってきます。2月4日に立春を迎えましたが、春の症状は毎年「春一番」が吹くように「激しく、舞い上がり、変わりやすい」のが特徴。なので、人の体内でも病症は上がりやすく、涙や鼻水、のど、頭痛など主に頭部に症状が表れます。
◎花粉症対策のごはん
そんな花粉症の対策は、体の防衛力をたかめること、水の流れを整えることが大切です。そんなキー食材をつかったおうちごはんをご紹介します。
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen