VERY July 2024

VERY

July 2024

2024年6月7日発売

930円(税込)

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【ワンオペ、分担etc.】夫婦間のモヤモヤは『お金で解決』できるかも!《成功例3選》

夫婦が公平に家事育児をしているつもりでも、口には出せないモヤモヤを抱えてしまうことは多くあるはず。思い切ってお金で解決を計って成功したという読者3人に話を伺いました!

専業ママが家事と育児に【評価制度】を取り入れた驚きの結果!

【S家の場合】

子2人の4人家族。妻は専業主婦だったが、ボーナス制度の中で立てた目標通り最近新しい仕事をスタート。夫は大手企業勤務。

夫の海外駐在を機に仕事を辞めて専業主婦になりましたが、私の場合、誰にも評価されないむなしさや、夫からおこづかいをもらうことに窮屈さを感じてしまい…。そんな時、同じ専業主婦の友人から家事育児の頑張りに応じてごほうび制度を取り入れていると聞き、それはいいと思いました。夫がボーナスの金額で会社からの評価に一喜一憂したり、好きな物を買っているのを思い出し、「専業主婦だってボーナスが欲しい!」と夫に直談判。夫のボーナスが年1回なので、夫が会社で目標設定をする時期に合わせて私も年に1回、自分の目標を設定。私が目標を達成できた分をプレゼンしてパーセンテージで算出し、夫のボーナスからもらうという仕組み。例えば、子どもの習い事を決めたら1%、進学先を決めたら3%、2人目の出産が終わったら30%など積み上げ方式。目標設定の段階で「具体的な数値目標にして」「ダイエットが毎年入ってない?」とツッコミが入ることも。夫の会社でボーナスの査定時期に入ったら、私も自分の目標達成度を確認します。子どもたちが寝た後、リビングで夫と向かい合って評価面談を実施。私が目標を達成したか、夫がわからない部分も多いので一生懸命アピールします!目標設定の中には家事育児だけでなく「自分が習い事を始める」「母と2人で旅行に行く」など実現したいけれどつい先延ばしにしてしまっていた項目を入れることも。ボーナス制度があることで、自分自身と向き合い、メリハリを持って毎日を過ごすことができるようになりました。それだけでなく、目標設定や評価面談は、夫婦で家族の重要事項やお互いの考えを話し合う良い機会にも。夫のボーナスが増える分だけ私のボーナスのベースもアップするので、夫が自己査定アピールのため上司と飲みに行く際も快く送り出せるように(笑)。

夫婦間で会社さながらの本格的な【手当制度】導入!

【F家の場合】

子1人の3人家族で共働き。夫は自営業のため時間の融通は利くが仕事量は多く、クライアント開拓のための営業も欠かせない。

夫は仕事柄、会食が多め。産後仕事量をセーブした私からすると、家計を支えてくれることに感謝しつつも、思いっきり仕事をしている夫がうらやましくて。また、慣れないワンオペでストレスも多く、イライラをため込んでいました。家事育児の負担に関する幾度ものケンカを経て、私が半分冗談で「じゃあ、ワンオペの時はお金を払ってよ」と言ってみたら、意外にもOK。我が家はそれぞれが年間に使っていい同額の予算を決めています。ワンオペ手当制度では、お願いする方が自分の予算から相手に取り決めた金額を支払うことに。帰宅が24時を回ると深夜手当としてプラス料金、出張の時は1泊いくら…とルール決め。制度を取り入れてから、お互い自分の予定で出かける際の罪悪感が減ると同時に、入った手当で何を買おうかとワンオペがむしろ楽しみに。また、夫が子どもを見てくれている時間も思った以上に多く、私から夫に多めの手当を支払うことになった月も。これまでのモヤモヤがお金を介在させるだけでこんなにすっきり解消できてびっくり!

家事負担は【生活費の計上】で公平に!共働き夫婦のリアルバランス

【Y家の場合】

子2人の4人家族。夫は外資系、妻はいわゆるJTC(伝統的な日本企業)勤務。2人とも金融リテラシー高めで家計管理はしっかり。

我が家は夫が激務な分、私よりも収入が多く、結婚時に「生活費はお互いの収入の割合に応じて負担」と決めました。当初は問題なかったものの、産後、家事育児の負担が私に偏りがちに。私も生活費を出しているのだから「少しは家事をしてほしい」とモヤモヤ。夫としては、生活費を多めに負担している分、家のことは私にしてほしいと思っていたよう。夫の繁忙期には私のイライラも募り家の空気は最悪…。見かねた夫から「生活費と教育費はすべて出す」から、家事育児は私主導にするのはどうかと提案が。夫が仕事に集中できる方が家庭にプラスだと思い提案を受けることに。その結果、私の収入はすべて自分のおこづかいに…というわけではなく一部は投資へ。我が家では月末にお互いの全資産を開示するのですが、夫としては私の収入の使途に投資があるため、生活費をすべて負担する納得感も高い様子。私も、靴下が脱ぎ捨てられていても前よりは可愛いものだと思えるように(笑)。夫が今まで以上に仕事に集中する分、休日の家族時間をより大切にしてくれるようになったのもよかったです。

取材・文/福島幸子 イラスト/よこみねさやか 編集/太田彩子
*VERY2024年6月号「専業ママの「夫婦間のモヤモヤはお金で解決」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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