NOT A HOTELとは、“世界中にあなたの家を”をコンセプトに、ラグジュアリーなヴィラやお部屋を毎年10日ずつから「所有」できる、別荘ともホテルとも違う新しい宿泊サービス。
そもそも、自宅以外に別荘を持つこと自体、自分とは縁のないこと…と思われる方も多いかもしれません。でもVERY世代の方ならきっと年に一度や二度の家族旅行は絶対に計画しますよね。その選択肢の一つとして、いまとても注目されているのが“NOT A HOTEL”なのです。
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前提として驚いたのが、別荘を所有する多くの人が年間で別荘を使用する日数は実に20~40日間程度と言われているんだそうです。そして別荘を所有することで発生する意外と大きなあるある負担が、使用前後の清掃や、建物のメンテナンス。(実家が軽井沢の別荘を所有する友人が「キツツキが壁に穴を開けたから今年は修繕費用がかかる」とぼやいていたのを思い出しました)
そんな別荘所有の無駄や煩雑さを解決するのが“NOT A HOTEL”。滞在期間もホテルのように清掃が入り、自分でメンテナンスを行う必要はなし。休暇で別荘に滞在しても結局家事に追われてる…なんて悩みからも解放されるんですね。
そしてもう一つ特筆すべきは、物件の贅沢さです。初のコンドミニアムタイプとして開業したNOT A HOTEL FUKUOKAは小山薫堂氏や佐々木 慧氏はじめ一流のクリエイターや建築家陣が手がけた空間に、Yチェアのダイニングチェア、Aesopで統一されたアメニティ、Mieleの洗濯乾燥機、ジョージ・ジェンセンのジュエリートレイetc…と、滞在を豊かに彩ってくれる上質なアイテムがずらり。(“NOWHAW”のデニムセットアップのようなパジャマも可愛い)
言うまでもなく、別荘でも高いQOLを維持しようと思うと、本宅とは別にそんな家具や生活雑貨をもう一式まるっと買い揃える必要があるわけですが、本宅でも夢にまで見るようなハイエンドな暮らしが実現するんです。
私が宿泊したのは3階の+RETREATという、屋内面積125平米+テラスにはジェットバスを備えたお部屋。
ホテルで考えるとこの広さとクオリティのお部屋に泊まるのって、なかなかのハードルですよね。それぞれにキャラの立った全8部屋のルームツアーに参加させていただきましたが、どのお部屋も室内面積は100平米以上、靴を脱いで上がるスタイルで、中央には広いリビングが中央に配され、さらにはキッチン&洗濯乾燥機完備…と、小さい子ども連れにもかなり嬉しい作りなのです。TVの操作からブラインド開閉、空調管理まで、すべてタブレットで行えるスマートさにも感激。
※ちなみに電動自転車や、電気自動車テスラの貸し出しサービスもあり。
これらのお部屋をたとえば年間10日間利用できる所有権を購入すると、毎年10泊分のうち自分が購入した物件に滞在するのはもちろん、同系列のNOT A HOTEL NASUやAOSHIMAなどにも滞在できるといったの相互利用(交換)が可能で、(※所有する物件に応じ差額が発生あり)また、仮にその年間10日間を消化し切れなかった場合は、自動的にホテル運営に切り替えて貸し出してもらえるという超合理的なシステム。所有することで縛られてしまいがちな従来の別荘と比較すると、身軽に、フットワーク軽く、新しい家族旅の広がりを感じられそうですよね。FUKUOKAは当面、一休.comのサイトからホテル利用もできるようなので、まずはどんな感じか体感してみたい!という方にはぜひオススメ。
そして、待望の次なるNOT A HOTELとして話題を呼んでいるのが、昨年12月から販売をスタートしたNOT A HOTEL ISHIGAKI。
目の前に海を臨む約3000坪の敷地に、建築家の藤本壮介氏が手がけたヴィラが一棟のみ、という贅を極めた物件。開放的なリビングダイニングやプール、そしてそのプールの水面を見上げるように設えられたサウナなど…完成前のパース写真(これがまた類を見ないほどのリアルでしずるクオリティ)を眺めているだけで眼福な規格外の別荘です。まずは…どなたか資産家の知人友人の方が購入して招待してくれないだろうか…
誰か買って…呼んで…と密かに夢見ています。
撮影・文/VERY編集部