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【私の“ブランド立ち上げ”ストーリー②】産後約3カ月で水着ブランドを開始!2児のママの挑戦

自分のブランドを立ち上げ、夢のポップアップまで実現している方を最近よく見かけるようになったけれど、みんな実際どうやって始めたのか、そこにはどんな舞台裏があったのか。今回は、産後自分が着たいと思える水着がなかったことから、水着ブランドを立ち上げた坂元久里奈さんのストーリーを伺いました。

私たちのポップアップまでのストーリー
産後、ママならではの視点を
生かしたブランドを作りました

MON AMOURディレクター
坂元久里奈さん(34歳)

約3カ月で立ち上げたスイムウェアブランドは、産後体形でもオシャレに着こなせると1作目から大ヒット。海が好きでフリーのサーフスケーターでブラインダーズディレクターの夫と6歳の男の子、4歳の女の子と暮らす。

「産後、オシャレに着られる水着がない!」小さなフラストレーションをなくしたかったんです

留学先のハワイでは毎日、洋服を着るように水着を着て過ごしていました。ところが夫と出会い帰国。結婚・出産を経て久しぶりに海へ行くことになったとき、以前のようにビキニの上からショーパンをはいたら、なんと入らない。仕方なく水着売場に行くと当時の私にはしっくりこないパーカのラッシュガードしかありませんでした。結局、海外のコスパブランドで見つけたものの、肌がかゆくなり洗濯後は見事に伸びる始末。産後は体形も肌質も変化するけれど、そこにフィットした水着がないフラストレーションを抱えていました。そんなときアパレルブランドを持つ先輩から、水着を作りたいというメーカーがあるんだけれど今手いっぱいだから、やってみない?とお声がけ頂き、これはチャンスだと思ったんです。元々、夫がサーフボードのブランドを経営していることもありブランドを始めること自体には抵抗がなく、2人目が生まれてすぐでしたが、一晩でデザインを描き起こしルックブックを作りました。そこから工場とも打ち合わせをして、怒濤の3カ月後のローンチ。がんばらなくても露出がしやすい背中を開け、肩に女性らしいフリルをつけた水着は瞬く間に完売し、私と同じ気持ちのママたちに届いたんだと感動しました。配送はバーチャルオフィスの住所を借りて、家事育児もできる自宅から時々、姉に手伝ってもらっています。着用画像はハワイ在住の友人に水着を送って撮影してもらい、打ち合わせがある日は母が子どもたちを預かってくれました。いろんな方に支えられてブランドが成長していく中で、また別の友人から、3ブランド合同で百貨店のポップアップを開催してみないかとお誘いがあったんです。実は一番私のことを応援してくれていた母が亡くなり、心身ともに不安もありましたが振り返れば私のブランドは立ち上げから私ひとりだったわけではなく、たくさんの方が縁を繫いでくれていることに気がついたんです。ポップアップは体力勝負で大変ではありましたが、とにかく今はお世話になった方々に認められるようなブランドに成長させたいです。それがいつも応援してくれていた母への恩返しにもなると思っていて今の私の原動力になっています。

撮影/木村 敦、岡本卓也 取材・文/栗生果奈、高橋夏果 取材協力/金剛加奈絵 編集/髙田彩葉
*VERY2022年8月号「自分のブランド作りを実現した、みんなの軌跡。」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
*掲載エピソードは個人の体験談です。商業施設や百貨店等へのお問い合わせはお控えください。

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