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異国の地での出産、麻酔が足りない!?|私を強くした○○事件簿

「母は強し!」とはよく言いますが、子供を産んですぐに強くなるわけではありません。世のママたちは、出産や子育てという未知の体験の中で、様々な荒波に揉まれ、もがきながら何度も立ち上がり、たくましくなっていくのです! そんなママたちの〝私を強くした〟事件簿をご紹介します。

麻酔が足りない?ウソでしょ!

異国の地で出産事件

◉永島久美子さん(36歳/新宿区在住)

夫の転勤でシンガポールに住んでいたため、長男、次男共に海外で出産することに。第一子を無痛分娩で、まったく痛みを感じることなく、汗ひとつかかずに産んだ私。痛みがない分落ち着いていて、子供が出てくる感触も、生まれてすぐの息子の顔もとてもクリアに覚えています。立ち会った夫もそんな私を見て、ソファで寝たりお菓子を食べたり、まさに緊張感ゼロの初産でした(笑)。
そんな訳で次男も同じ病院、同じ無痛分娩で産むことに。ところが計画日に入院してしばらくすると、お腹に感じたことのない鈍痛が! すぐにナースを呼びましたが、「ノープロブレム!」と取り合ってもらえず、痛みは増すばかり。ドクターが来て、汗だくで痛がる私を見て「麻酔が足りてない!」とナースを叱り飛ばし、目の前で言い合いを始めました。(医療事故!?いいから早く麻酔を足して……!)と涙目で訴える私に、「このまま産んじゃいましょう!」とドクター。「痛すぎて無理です!」と言うと、無痛分娩推奨派で「親知らずを抜くのにも、盲腸の手術をするのにも麻酔を使うのに、なんで日本人は出産だけ麻酔しないのかしら?」が口癖のドクターから、「出産は痛いものなの! 頑張りなさい!」とまさかの喝が。
「無理――! 痛いぃぃぃぃぃ!」という大絶叫の中、ようやく次男が生まれました。思いもよらないハプニングでしたが、初産の時には何もせずただ寛いでいただけの夫の、頼もしい一面も見ることができました。ドクターに英語で抗議をし、手を握ったり腰をさすったりとサポートをしてくれたことがとても心強く、困難を二人で乗り越えて夫婦の絆も強まった気がします。そして、この出産と海外での育児を経て、私はとてつもなく強くなりました(笑)。

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イラスト/腹肉ツヤ子 取材・文/森田晴菜 編集/太田彩子

 

 

*VERY 2019年1月号「理想と現実、子育ても人間関係も……あの涙があったから今がある 私を強くした、○○事件簿」より。

掲載中の情報は、誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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