韓国ドラマに出てくるような「韓国おつまみ」、自宅でも手軽に作れるレシピをご紹介します!教えてくださったのは、大人気の韓国生まれのごま油「SOLSOL SEOUL」で〝本場の味〟を伝える井口ミンさん。今回は、メインおかずにもなれる肉系おつまみ2品。ごはんが進み、お酒にも合う甘辛い味付けで、家族みんな大満足間違いなしです。
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ケチャップを使って本格味も簡単に!
[韓国式]
甘辛い鶏の唐揚げ
닭강정/タッカンジョン
冷めてもサクサクで一度つまむと止まらない!
韓国ではおやつやおつまみの定番に屋台で売られるタッカンジョン。にんにくを効かせた本場テイストのケチャップベースのソースはコチュジャンで好みの辛さに加減を。チキン+メクチュ(ビール)を合わせた〝チメク〟という造語があるくらいビールとの相性は最高です!
◉材料(2〜3人分)
鶏もも肉 300g
A |
酒 … 小さじ1
しょうがの搾り汁 … 小さじ1/2 酢 … 小さじ1/2 塩 … 小さじ1/3 こしょう … 少々 |
【衣】
B |
小麦粉 … 大さじ3
天ぷら粉 … 大さじ3 冷水 … 80㎖ |
【ソース】
C |
ケチャップ … 大さじ2.5
水飴、酒 … 各大さじ2 コチュジャン … 大さじ1 砂糖 … 小さじ2 おろしにんにく … 小さじ1/2 塩 … 2〜3つまみ |
ピーナッツ … 3〜4粒(刻んでおく)
◉作り方
1. 鶏もも肉の脂を取り除き、一般の唐揚げよりやや小さめの30gに切る。Aを揉み込み、15分ほどおいておく。
2. ソースを作る。Cをフライパンに入れ、約1分半、中火で煮詰めて、少しとろみがついたらボウルに移して人肌程度に冷ましておく。
3. 鍋に鶏肉が浸かる量のサラダ油(分量外)を注ぎ、170〜180度に加熱する。その間に、Bをボウルに入れてざっくりと混ぜ合わせ、1と和えておく。
4. 油が加熱できたら鶏肉を油の中に一つ一つ落とし入れ、弱めの中火で3分半じっくり揚げる。(そのまま放っておくと鶏肉同士がくっつくため、30秒ほど経ってから箸でばらばらに離しておく)
5. 鶏肉を一度バットに取り出し、油を200度まで上げてから再度投入し、2度揚げする。ややきつね色になるまで30秒〜1分揚げる。
6. バットに取り出して粗熱を取ってから2のソースとざっくり和える。器に盛り、ビーナッツをふりかける。
◉Point
ソースが冷めてから混ぜることで、2度揚げで仕上げたサクッとした食感が保てます。
茹でてから焼いて煮絡める
韓国版チャーシュー
茹で豚の醬油煮
연저육찜/ヨンジョユッチム
とろりとしたタレがおつまみにぴったり
茹で豚料理「ポッサム」を焼いて、甘辛く煮詰めた一品は焼酎が合う!水飴で出すとろみとツヤがポイント。甘栗やなつめ、他にも木綿豆腐など一緒に煮詰めれば付け合わせに。茹で汁も美味しいだしが出ているので冷まして浮いた油を取り除きスープやカレー、チゲにぜひ活用して。
◉材料(2〜4人分)
【茹で豚用材料】
A |
豚バラ塊肉 … 約700g
長ねぎ … 1本(4等分に切る) しょうが … ひとかけ(薄切り) 玉ねぎ … 1/2個(皮ごと4等分に切る) 味噌 … 大さじ1 酒 … 大さじ2 ローリエ … 2〜3枚 粒こしょう … 小さじ1 |
【煮込み用材料】
B |
水 … 200㎖
醬油 … 70㎖ 水飴 … 大さじ3 砂糖 … 大さじ1 おろしにんにく … 小さじ1 しょうがの搾り汁 … 小さじ1 こしょう … 適量 |
【付け合わせ材料】
C |
甘栗 … 10個
なつめ … 4〜5個 |
万能ねぎ … 適量(小口切り)
◉作り方
1. 大きい鍋にAとかぶる程度の水(分量外)を入れ、強火にかける。湯が沸いたら弱火にし、 30分〜1時間茹でる。豚肉を取り出し、水分を拭き取る。
2. フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、中火で豚肉全体がきつね色になるまで焼きめをつける。
3. 鍋にBと2の豚肉を入れ、強火にかける。沸いたら少し火を弱めてCを加え、豚肉の表面に汁をかけながら水分が半量ぐらいになるまで煮詰める。
4. 豚肉を取り出して5㎜の厚さに切り、付け合わせと一緒にお皿に盛り付ける。タレを適量かけて、ねぎをトッピングする。
◉Point
工程1の豚肉を切り分け、サンチュやキムチ、サムジャンを添えれば「ポッサム」の完成。
◉Profile
SOLSOL SEOUL代表
井口ミンさん
フードコーディネーターの傍ら、「地元韓国の本物の美味しさを日本に届けたい」という想いから「SOLSOL SEOUL」を立ち上げる。予約販売のごま油は毎回即時完売するほど大人気。器や盛り付けなど、センス溢れるインスタ@solsol.seoulも必見です。
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料理/井口ミン 撮影/福本和洋 スタイリング/木村 遥 取材・文/佐々木陽子 編集/石川穂乃実
*VERY2022年2月号「〝ちょこっと濃い味〟〝ちょこっと華やか〟が欲しい日は…井口ミンさんの韓国おつまみ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。