ママたちの働き方もどんどん多様化している現代で、パートタイムという働き方を選んだママたちのリアルなライフスタイルを調査。今回は、管理栄養士の資格を活かして、週1回午前中勤務から仕事復帰したママの働き方をご紹介します。そこには、「細く長く社会とつながりたい」という想いがありました。
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社会とつながっていたいから
育児優先の今だけれど、細く長く社会とつながり、人の役に立ちたい。管理栄養士の資格を活かして、週1回午前中勤務から再スタート!
森田淳子さん(42歳)
文京区在住/管理栄養士
◼︎Background
大学卒業後に管理栄養士の資格を取得し、食品会社に営業職として入社。夫の福岡転勤を機に主婦に。カフェでのアルバイトや病院での栄養指導のパートなどを経験し、東京に戻り再び主婦に。3年前、12年のブランクを経て現職。
◼︎Family Data
会社員の夫46歳、
長男14歳、次男11歳、長女5歳
私の働き方 ▶︎▶︎ 週1日、午前中のみ
栄養士の資格を活かせないのはもったいないという気持ちはなんとなくあったものの、行動に起こすきっかけがなかった時、友人から自分のクリニックで働かないかと熱心に誘われ復職しました。週1回・4時間勤務が、今の私にはありがたく、ちょうどいいんです。娘は希望の幼稚園に入園しましたが、預かり時間が短く保護者の参加も頻繁、習い事の送迎も多め。そして土日は息子たちの野球チームの活動で朝から夕方までかかりきり。野球はめいっぱい応援したいし、園行事にも積極的に参加したいとなると、これ以上勤務の日を増やすのは、今は難しいと感じています。でも縁あって週1回でも働けているおかげで、母業では滅多にされない感謝をしてもらえたり褒められたりするのがうれしくて(笑)。細くでも社会とつながる実感を得られ、普段は持てない自分の時間も、通勤の合間にでも取れているのはリフレッシュにつながっています。3年経っても仕事の前日は朝からの段取りを考えて憂鬱になるのですが(笑)、行けば「ああよかったな、また来週も頑張ろう」と思える、その繰り返し。下の子が小学生になったらもう少し仕事の時間を延ばすことも考えていて、バランスを取りながら細く長く働き続けたいです。
「息子たちはそれぞれ違う野球チームに所属し、土日は練習のサポートや送迎、試合の応援などで忙しいです。娘も平日に野球を習っています。パート時のみ、夫が在宅勤務で送迎を交代」
「管理栄養士として、糖尿病の専門病院で栄養指導をしています。ちょっと遠いけどそれも自分時間に。作ること食べることが好きで飲食業にも興味があり、いつかカフェなどでも働きたい!」
撮影/イ ガンヒョン 取材/有馬美穂、近藤真梨奈 編集/髙田彩葉
*VERY2022年1月号「パートタイムを選んだ、令和の働くママ事情。」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。