食材に色が多い、使う器が多いなど、センス良くアレンジするのが悩ましいお正月の食卓。伝統的な器を使ったアレンジから、モダンな白、木のぬくもりを感じるアレンジまで5者5様のお正月コーデを参考に、新年の食卓を晴れやかに彩って。今回は、和食器選びのセンスに定評のあるライフスタイルプランナー・長屋なぎささんのお正月テーブルコーデをご紹介します。
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子供も大人と一緒の器を使って、
本物志向の豊かな感性を磨く機会に
ライフスタイルプランナー
長屋なぎささんのお正月は
2022年のお正月はまもなく3歳になる息子のお節料理も用意します。子供用の器はプラスチックを一切使わずに、すべて大人と同じ本物を厳選。「子供の頃に触れているものが、その子の当たり前になる」。そんな想いで、普段から質の良い器を使い、ワレモノを大切に扱う心を伝えるように心がけています。マットな風合いに惹かれたお雑煮のお碗は筆のはけで塗った質感に味があり気に入っています。サイズ違いで息子のものも買い揃えました。長く育てていきたいこだわりの品です。

新年は大切な急須で
お茶をいただく至福の時
新年は加藤良考さんの急須で、気持ち新たにお茶を淹れます。鮮やかなブルーにすっと背筋が伸びます。

お浸しをグラスに添えて
華やかに演出
頂きもののグラスには、あえてお浸しやお造りを。ガラスが入ることでモノトーンが差し色になります。

子供用には小さめ
サイズの敷板を
大人も子供も普段から使っている敷板の中から、お節の華やかさを邪魔しないシックな色味をチョイス。
2021年は縁起の良い八角のお皿をメインに、SOLSO FARMで出会った鮮やかな赤い花瓶をアクセントにしました。
お雑煮に使った漆器は、山岸厚夫さんのもの。前年1歳だった息子の分は小さな器に盛りつけました。

ライフスタイルプランナー
長屋なぎささん
【 profile 】
2歳男の子のママであり、商品企画やビジュアル監修、企業ディレクション、書籍の出版、YouTube配信などマルチに活躍。麹マスターの資格を持ち和食中心のライフスタイル。和食器選びのセンスも抜群。
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撮影/三村健二 取材・文/黒崎梨緒 編集/磯野文子
*VERY2022年1月号「素敵なあの人の「お正月テーブルコーデ」を拝見!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。