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佐田真由美さん「華奢なものがだんだん似合わなくなってきた」

モデル佐田真由美さんインタビューは私服コーデで1

ViViをはじめ数々の女性誌で表紙を飾り、現在も人気モデルとして活躍を続ける佐田真由美さん。VERY世代は佐田さんを見て育ってきたというくらい、その活躍はよく知るところ。そしてモデル、女優として活動を続ける傍ら、ブランドディレクターとしてジュエリーブランド「エナソルーナ」を立ち上げ、今年で15周年を迎えました。「人間が変化するようにブランドも進化したい」と、15周年を機にリブランディング。サスティナビリティを意識したリブランディングへの思いや、ものづくりへの熱意、娘さんに引き継ぎたいジュエリーについて伺いました。

――一つのことを15年間続けるのは本当に大変だと思うのですが、これを機にエナソルーナはリブランディングされるそうですね。

15年というと長いのですが、自分でもびっくりしちゃうほどあっという間でした。15年の間にはいろいろと目まぐるしく変わりますよね。当初の思いももちろん大事だけど、人間が変化するようにブランドも進化したいと思って、そろそろロゴを変えたりするのもいいかもしれないな、それならリブランドという形でやらせてもらおうかなと。

 

――デザイン面で言うと、今までエナソルーナは華奢なイメージがありましたが、ボリューム感のあるシルバーなど存在感のあるものが増えたのも印象的です。

【左】8 earrings¥26,400【右】“Musubi” earrings¥16,500【上】Swinging earrings “Tourmaline”¥47,300

 

15年経って私もかなり大人になって、華奢なものがだんだん似合わなくなってきたんです。リングにしても細いものよりもボリューミーなものをつけている人が周りに増えたし、若い子にもそういうトレンドがあるから、ターゲット的により幅広く受け入れられるんじゃないかなって。遊び心を大事にして、個性豊かにしていこうかなと思っています。

 

――歳を重ねると好きなものや似合うものって変わってきますよね。たとえば、祖母がものすごく大きなエメラルドやルビーをつけているのを見て、若い頃は「なんでだろう?」と思っていたのですが、あの手にはあの輝きが似合うんだなって今はわかるというか。

本当にそこからの発想で。若い頃はボリューミーなジュエリーをつけてもどこか不釣り合いなのが、しっくりくるようになるというか。華奢なものも素敵だけど、大ぶりなものにフィーチャーしていこうかなと今は思っているところです。

 

――リブランディングにあたってサスティナブルも意識したそうですね。最近インスタグラムで佐田さんがよく畑仕事をされているのを見て、ジュエリー作りとの関連や気持ちの変化があったのかなと。

畑にはそれこそ15年くらい前から行っているんです。もともと義父が趣味で始めた畑が、義姉のレストラン(原宿のeatrip)に野菜をおろすようになって、義父も歳をとったので家族総出で手伝うように。もともとそういったことにすごく意識的だったわけではないけど、世の中の動きとともに自分も何かしなきゃと思ったし、ものを作る立場としてもきちんと考えなきゃいけないなって。ジュエリーってそもそもサスティナビリティのあるものというか、洋服などに比べるとかなりエコなんですよね。余ったものは溶かして再利用できるし、石も再利用できる。パッケージに関しても、梱包材のエアパッキンをやめて再生紙にしたり、ショッパーを廃止してリサイクル素材のジップ付きバッグを作りました。ジップ付きバッグはすごく丈夫なので、メークポーチや小物入れとしても使ってもらえます。

 

――VERY読者の世代だと、エナソルーナのロザリオを持っている方も多いのですが、これからのアイコンアイテムといったらどれでしょうか?

【奥】Lake ring¥52,800【左】Bestie pinky ring¥22,000【中左】Bestie ring¥22,000【中右】Pond ring¥26,400【右】Variation ring¥19,800

 

やっぱりハンドメイドのシルバーシリーズですね。あの感じならエナにあるなって思ってもらえるようなものを作りたいので。大量に作れるものではない手作り感を出しながら、シンプルでデイリーにつけられるものも両方作っていきたいですね。今までのエナソルーナは定番として残しつつ、遊び心のあるものはその時の旬なものとして、2ラインでできたらなと。

 

――エンフォルドとのコラボジュエリーにも、そのエッセンスが感じられます。

【上】ONE LOVE” Paperweight”【左】ONE LOVE” Solo EARRING M”【中】Energy of LOVE” RING”【右】Weight of LOVE” RING”

 

デザイナーのみずきちゃん(植田みずきさん)とはずっとお付き合いがあって、エンフォルドの立ち上げの時もいろいろと呼んでもらったり、その前のSLYの頃もモデルをやらせてもらったりと縁があって。彼女のものづくりに対しての執念を本当にリスペクトしていたんです。15周年でもしコラボをするならみずきちゃんの世界観を感じてみたいなと思って、打診したらすぐにOKをもらって。エンフォルドもジュエリーブランドとコラボするのが初めてですごく真剣に丁寧にやってもらって、彼女の世界観を表現することができたと思います。彼女がデザインしてくれたものを二人で一緒に相談して作り上げていきました。

 

――ジュエリーだけでなく、ペーパーウェイトがあるのも新鮮でした。

彼女が作ってきてくれたものがあまりにきれいで、でも身につけるには大きいから、それなら置いちゃおうかって。ペーパーウェイトでも、箸置きにしてもいいですよね。

 

――ジュエリーはサスティナブルなものというお話がありましたが、それこそ長い間使えたり、誰かに引き継げたりもしますよね。佐田さんが娘さんたちに引き継ぎたいなと思うものや、ご自身がずっと身につけたいと思うものってどんなものですか?

モデル佐田真由美さんインタビューは私服コーデで4

娘たちにつけてほしいと思うのは、他にはない唯一無二のもの。たとえば、ティファニーの3連は本当によくできているなと思うし、特許をとってるから他には作れない。そういうものが素晴らしいなと思いますね。豪華なダイヤの価値もあるけど、それとは違う、そこにしかないものにすごく特別感を感じるかな。エナってギリシア語で1という意味で、世界に一つしかないものという意味もあって、やっぱり他にはないものを作りたいなと思ってるし、娘にもそういうものを譲りたいですね。

もちろんきれいなものはきれいなものとして魅力があって、ハリー・ウィンストンのダイヤだって可愛いと思うし、カルティエの時計も欲しい、それはそれで女子的に大好きっていう感じだけど(笑)。ずっと持っているものって、その人がいいと思うものでいいんじゃないかなって。どこどこのなになにじゃなくて、自分が素敵と思うものを自分らしくつけていられたらいいなと思います。

Profile

佐田真由美(さだ・まゆみ)
1977年8月23日生まれ。1980年、3歳の時にモデルデビュー。雑誌『ViVi』『GLAMOROUS』を経て現在は『otona MUSE』などファッション誌のモデルや俳優としても活躍のほか、自身のジュエリーブランド「enasoluna(エナソルーナ)」は2021年で15周年イヤーに突入。プライベートでは11歳、12歳の女の子のママ。

撮影/望月宏樹 取材・文/宇野安紀子
※佐田さんの衣装はご本人の私服です。お問合わせはご遠慮ください。

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