VERY February 2022

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2022年1月7日発売

780円(税込)

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日本郵政グループ女子陸上部、鈴木亜由子選手に聞く、「失敗から前に進めるとき」

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鈴木亜由子選手に聞きました
「挫折から自分らしく〝立ち直る力〟どうやったら身につきますか?」

鈴木亜由子さん

鈴木亜由子さん
東京2020オリンピック マラソン女子日本代表。日本郵政グループ女子陸上部所属。中学校時代から各年代のトップクラスで活躍。度重なる大きな故障もその度に見事に復活を遂げてきた。座右の銘は「得意淡然失意泰然」。実力もさることながら謙虚で朗らかな性格も陸上ファンを魅了。右の写真は小学生時代。

鈴木選手(以下、鈴)

東京2020の結果は19位 まだ伸びしろはあると思えた

日本の陸上界を代表するトップアスリートの鈴木さんに、今日は、母として、子どもたちの〝立ち直る力〞の身につけ方を教わりたいな、と思っています。
何回も失敗を経験して、その都度乗り越えることが大事だと思います。失敗慣れは良くないけど、乗り越えられることがわかれば失敗を怖がらなくなるんじゃないかなと。
なるほど。この夏の東京2020オリンピックのマラソン、19位という結果でしたが、少し後悔もしているとか。でも、先ほど監督がおっしゃっていました〝負けたときのほうが得られるものがある〞〝3年後のパリオリンピックでの鈴木は楽しみだ〞と。
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レース後、監督は「ここが本当のスタートだよ」と。正直、自分はすぐに次へ向かう気持ちになれなかったのですが、監督が、結果だけを見ず、そこから得られたものをプラスに見てくれる姿勢に救われました。でも今回はさすがに1カ月くらいは落ち込んだかな(笑)。本当はスタート地点で〝思いっ切りやってこい!〞と自分に言ってあげたかったなと。ここに立てている自分を褒めてあげて、雰囲気に飲み込まれず、アグレッシブに挑めた人に、結果が付いてくるのかなって。自分の足りなかった部分がわかりました。この10月で30歳。今はまだまだこれからだって思えています。
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自分を信じて待ってくれる人に応えようとしたいから

一方、うまくいかないときの「やめる力」「次に行く力」についても伺いたくて。子どもにはその子に合ったスポーツや習いごとを見つけてあげたいと思いつつ、ある程度続けていたり、結果が出ているとなかなか別のことに移る決断は難しいですよね。鈴木選手は、元々は、5000m、10000mの選手で、2015年世界選手権の5000mで9位、2017年世界選手権10000mで10位に入り、リオオリンピックにも出場されている。マラソン転向は正直怖くなかったですか?
怖いというのはなかったですね。2度の世界選手権で8位入賞を目指していたけれどあとちょっとのところで届かなくて、世界で闘いたいと思ったときにマラソンかなと。でも、自分は優柔不断。マラソンに向いているかどうかわからないなか、なかなか決断できなくて。そんなとき、監督が「向いてる向いてないより、やりたいっていう気持ちが大事だよ」と言ってくださり、決心できました。やってみなきゃわからない、ダメだったらそのとき考えようと。先ほどの失敗をプラスにする話もそうですが、〝刺激〞って必要です。誰でも新しい目標を見つけて挑戦していくことは大事だと思います。
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二人の話で、ポジティブな考えを引き出す声がけの大切さを感じました。
大事な場面でこうしろ、ああしろではなく、自分からアクションをとるのを待ってくれるということは、自分が思っている以上に監督はじめ、周囲が私を信じてくれるということ。自然とその思いに応えたいと思いますよね。
本当にそうですね。今日は、貴重な時間をありがとうございました!

\インタビュー動画はこちら/

日本郵政グループ女子陸上部って?

日本郵政グループ女子陸上部

郵政民営化に伴い、「手紙を運ぶ郵便」と「たすきをつなぐ駅伝」の親和性から2014年に発足の新しい実業団チームながら、創部3年目で全日本実業団対抗女子駅伝競走大会を制し日本一になったミラクルチーム。右写真フォート・キシモト

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お問合わせ先/日本郵政グループ
www.japanpost.jp

[牧野さん分]ベスト¥12,100Tシャツ¥4,400ショートパンツ¥4,950レギンス¥12,100スニーカー¥14,300(すべてナイキ/ナイキ カスタマーサービス)
撮影/吉澤健太 ヘア・メーク/シバタロウ、谷口結奈〈ともにP-cott〉 スタイリング/宮本祐希(牧野さん) モデル/牧野紗弥 取材・文/嶺村真由子 デザイン/Permanent Yellow Orange
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