シフト勤務や、フリーランス、夜勤……。勤務時間に「定時」はない不規則勤務のママたちは、子供の預け先などのルーティーンが作りづらく、そのやりくりの仕方にピタリとハマる答えは出ないことも。それでも諦めずに「自分の正解」を見つけて頑張るママたちを取材しました。今回は、ヘアサロンに勤務するママです。
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❝1年生になると一人でできることが増え、
ぐっと楽! 一方で休みが合わず
一緒にいられる時間が減る寂しさも❞
美容師(週末勤務あり)
唐沢ゆりこさん(長男7歳/復職6年目)
産後3カ月で復職したので保育園には入れず、同居の両親とベビーシッターを利用していました。同居でなければ成り立たなかったけれど、通勤に片道1時間以上かかり、幼いうちから長時間離れることに葛藤がありました。保育園に入った後も夜遅くまでの勤務や長距離の通勤で、寝かしつけやお風呂などの時間に間に合わないことも。そんな時間を埋めるためにも、私の平日のお休みは保育園を休ませて子供と思いっきり過ごしていました。振り返ると仕事に育児に没頭し通勤時間ぐらいしか休む時間がなかったし、息子の病気や緊急事態には、やむをえずお客様に予約を変更いただいたことも。子供の細かい成長にはシッターさんが私より先に気付き、教えてもらうこともありました。そんな状況を乗り越え小学生になると、息子が一人でできることも増えたり、お弁当から給食に変わったことで負担もグッと減りました。ただ以前のように、私の平日休みに合わせて息子に学校を休ませることはできないので、私の自由時間が増えたとも言えるし、一緒にゆっくり過ごせる時間は減ったとも感じます。美容師という職業柄、朝の出勤が少し遅い分、今はバス停まで送る時間を大切にしています。
・預け先/頻度:3歳から保育園、今は小学生に。学童利用
・いざというときは:同居の母と、シッターさん3名を確保
・目下の悩み:小学生になり、日中一緒に過ごす時間が減ったこと
・習い事は:お店が休みの月曜日に水泳
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撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉 取材・文/古谷沙季 編集/磯野文子
*VERY2021年11月号「不規則勤務ママの子育て両立スケジュール」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。