シフト勤務や、フリーランス、夜勤……。勤務時間に「定時」はない『不規則勤務のママ』たちは、子供の預け先などのルーティーンが作りづらく、そのやりくりの仕方にピタリとハマる答えは出ないことも。それでも諦めずに「自分の正解」を見つけて頑張るママたちを取材しました。今回は、フリーアナウンサーとして活躍中のママです。
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❝預け先が完全に決まる前から復帰、
フリーランスに優しい保育園に
出会えたことで今があります❞
フリーアナウンサー(早朝番組担当)
幼児教室講師
眞田佳織さん(長女2歳/復職2年目)
フリーランスなので、復職に向けては保育園探しと仕事探しを同時進行しなければならず、大きな壁を感じました。フリーランスかつ求職中の私は点数が低く認可保育園に入れる見込みがないと早々に諦めたのですが、産後2カ月で週一度の早朝番組が決定。その日だけでも定期的に預かってもらえる保育園を必死で探したところ、仕事が増えた時は週の利用回数も増やせて、求職中でも預けられる、フレキシブルな条件がぴったりな認可外の園に出会えました。
電車を乗り継いでいく距離でしたが、ひとまず週1で預け、突発的なお仕事のときはシッターさん頼みという状況で復職をスタートしました。シッターさんの候補は5人。平日、土日、病児にそれぞれ来てくれる人を確保し、どんな状況でも誰かに頼めるようにしていました。その後幼児教室の講師としての固定の仕事も増えて転園も考えましたが、娘がすっかり馴染んでいたこともあり、こちらが保育園の近くに引っ越すことにしました。
夫は、サポーターではなく育児という「仕事」における同僚かつ戦友のような存在。スケジュール変更はLINEでまるで業務連絡のように共有し、娘のことは何でもできる存在がもう一人いるのは、心強い! 預かり時間外に仕事がある分、シッター利用の金銭的負担もあります。それでも好きな仕事で得られるやりがいは、私のパワーの源となり育児も全力に娘と過ごす時間を常に笑顔にしてくれます。まずはやってみようという気持ちで動き出せば何とかなるものです。
・預け先/頻度:認可外保育園、週6日
・いざというときは:夫、シッターさんを5人確保
・目下の悩み:病児の対応と、金銭的負担
・習い事は:新体操とリトミック
今はまだ行けるときにゆるく
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撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉 取材・文/古谷沙季 編集/磯野文子
*VERY2021年11月号「不規則勤務ママの子育て両立スケジュール」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。