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VERY August 2020

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August 2020

2020年7月7日発売

890円(税込)

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子育ての中にある、 “ベストタイミング”を逃さない!

才能を伸ばすのも、健康を守るのもここ次第?

子育て中のママなら誰もが気になる、子どもの能力や健康の“土台”作り。
何ごとも早期から!と闇雲に焦る必要はないけれど、ベストタイミングを知って意識すれば、もっと効果的に子どもの能力や健康を育てられるかもしれません!

歯や肌と同じくらい、ママの意識ひとつで未来が大きく変わる

(Topic / 01)

脳も才能も育つ! 習いごとや習慣“始めるベストタイミング”の真実

脳の部位(能力の種類)によって発達のピークが異なります。脳の成長の特徴を知ることでわかる、子どもの成長過程に応じたベストな習慣や習いごとを教えてもらいました。

生後すぐにすさまじいスピードで発達するのは“後頭葉”の視覚を司る部分をはじめ、五感に関わる領域。この時期は笑顔で語りかけスキンシップを取ったり、また1歳以降は絵本や図鑑で絵や写真をたくさん見せてあげると脳の発達の助けになります。さらに図鑑で見たものを現実世界で実際に見せ、知的好奇心を刺激することは脳の成長に大変重要です。
楽器を演奏するときの「巧緻運動」と呼ばれる指先などの細かい動作は、この時期に身に付きやすく、これを司る脳の「運動野」の発達ピークも同時期。音感やリズム感が身に付きやすい時期で、細かい体の動きを伴う運動もこの時期始めるのが効率的。音を司る脳の領域と言語を司る脳の領域は重なるので、将来的に外国語を習得したいときにも役立ちます。
言語力の発達ピークは8~10歳。母国語の発達を見ても明らかで、言葉遣いがスムーズになったり、敬語を使い分けたりする能力が身に付いてきます。早期から聞き取り、会話を少しずつ始めることで、外国語の子音の聞き取りが良くなる可能性は考えられますが、聞く能力や話す能力を伸ばすには8~10歳頃に行うのがより効率的と言えます。
脳の中のコミュニケーションや対人関係を司る領域は、思春期になって成長。幼稚園や小学校という集団生活の中でだんだん社会性を獲得した末、大人と同じ程度に発達するのが10歳以降なのです。ゲームやネットなどに熱中しはじめる時期でもありますが、ぜひ他者とのコミュニケーションがたくさん取れる環境を与えてあげて。学校での部活も有効です。

聞いたのは…

瀧 靖之教授

東北大学加齢医学研究所 教授・医師・医学博士。一児の父。著書に10万部を超えた『「賢い子」に育てる究極のコツ』他。

脳の成長の特徴を知れば、いつ何を始めるべきか、が明確に見えてきます

我が子のさまざまな可能性に期待し、幼少期から幅広い習いごとをさせたくなるのが親心ですが、脳の成長の特徴を知れば、もっと効率良くその能力を伸ばすことも可能です。というのも、脳の複数ある領域はそれぞれ発達する時期が異なり、習いごとを始めるならそれに関連したものを適切なタイミングで始めるのが最も効率的なのです。例えば生後すぐに発達するのが、ものを見る機能を担う「後頭葉」。この時期は視覚を刺激するため、小さな赤ちゃんにまずしてあげたいのは、絵本や図鑑を読み聞かせたり見せてあげること。3〜5歳は運動や音楽にまつわる習いごとを。この2つを司るのは「運動野」という領域で、大人になってから運動神経の良い人は、その多くが幼少期ピアノを習っていたというデータも。特に早期教育を実践する家庭が多い英語は、8〜10歳頃が最も効率的に習得できる時期。10歳以降はコミュニケーション力が高まる時期なので、学校の部活をやらせるのも有効です。また年齢にかかわらず、脳の成長にとって不可欠な栄養となるのが好奇心。親が子どもの頃からさまざまなものを見せ、触れさせることが重要と言えます。

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