オンラインでできる!「VERY カーボンニュートラル検定」始めます
皆さんは「カーボンニュートラル」をご存じですか?その意味や、自分の考えを"自分の言葉で"語れますか?今、地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素の削減が求められています。地球の未来を案じたり、子どもたちや孫の世代にも住みやすい地球であってほしいと切に願っていても、なかなか普段の生活では環境問題についてしっかり考えたり学んだりする機会って、なかなか作りづらいもの。そこでVERYでは、楽しくおうちから気軽に参加していただける「カーボンニュートラル検定」を作りました。子どもたちも園や学校で習ってくる環境問題。親子で語る時間を持ってみてはいかがでしょうか?
申 真衣さんに聞きました
CNの意味を知っていましたか?
はい、知っていました。日本は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすると宣言していますが、どうやって実現させるんだろう……難しそうだなと思っています。
CN検定を受けてみてどうでしたか?
わかっているようで理解していないことって多いんだなと思いました。日本における火力発電の割合など、きちんと数字で理解すると、私たちを取り巻く環境問題もわかりやすいです。
環境のために普段から心がけていることは?
何でも買いすぎない、ように。また、Meat Free Mondayという活動を知ったのを機に、お肉を食べない日を作っています。無理のない範囲で続けたいですね。
予習なしで正解率8割だったシンマイさん。さすが! カーディガン¥26,400(エストネーション)カットソー¥8,580(スローン)デニム¥26,400(ダブルスタンダードクロージング/フィルム)メガネ¥34,100(モスコット/モスコット トウキョウ)ピアス¥6,600(ディス)
辻元 舞さんに聞きました
CNの意味を知っていましたか?
聞いたことはありましたが、地球温暖化対策の動きの1つというイメージでした。いざ夫や子どもたちに説明しようと思っても、自分の言葉で説明するのは難しいですね。
CN検定を受けてみてどうでしたか?
わかっているつもりのことがもっと奥が深かったりしました。人間、一人の呼吸から出される二酸化炭素の量にもビックリ。誰かに話したくなる豆知識的なものもたくさんありました。
環境のために普段から心がけていることは?
ゴミの分別など今までもできることからやってきましたが、地産地消の食材をできるだけ利用するなど、それがどこからどのように届けられたものなのかも考えるようにしたいです。
日本自動車工業会がWEBで公開している『カーボンニュートラルの基礎知識』を事前に読んでから検定にのぞんでみたと言う舞さん。「少し勉強してから検定にのぞむと理解度が全然違うから、おすすめです!」とのこと。 フーディ¥22,000(スローン)ピアス¥19,800リング¥49,500(ともにアナプノエ/アナプノエ渋谷ヒカリエ ShinQs店)
むしろ子どもたちのほうが進んでる!?
ママだって、自分の言葉で
環境問題を語れなくっちゃ!
今回のお題は『カーボンニュートラル(以下、CN)』。
まだCN検定を受ける前だったVERYモデル2人と、モータージャーナリストで、環境問題にも詳しい岡崎五朗さんにも参加いただいて、お話ししていきました。
辻元 舞さん
VERYモデル。プライベートでは5歳と2歳の男の子のママ。お兄ちゃんは、好奇心いっぱいの「なぜ?」「どうして?」が増えてきたお年頃。息子さんたちと、ゴミの分別を一緒にしたり、お出かけの際はマイボトル、スタッシャーを使ってゴミを減らしているそう。
申 真衣さん
VERYモデル。会社の経営にも携わるパラレルキャリアウーマン。5歳と0歳の女の子のママ。便利なオンラインショッピングも、急ぎのもの以外はまとめ買いするなど自分ができる工夫を。どのくらいやれば環境に貢献できるのかポイント制など可視化できたらいいのにというアイデアもくれました。
岡崎五朗さん
モータージャーナリスト。最新の自動車事情だけでなく、それを取り巻く社会問題などにも詳しい。VERYで連載を持っていたこともあり、今尾編集長とは旧知の仲。
なかなかきっかけがない環境問題について学べる機会は嬉しい!
辻元
CNという言葉は聞いたことはありますが、なんとなくしか。
申
私もです。 人間が生きていくためにはどうしても二酸化炭素を排出してしまうけれど、その分、二酸化炭素を吸収するもの、例えば木をたくさん植えるとか、使う電気をクリーンエネルギーに替えるとかそういうことですか?
岡崎
一応、CNとは「温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること」と定義されていて、日本は2050年に温室効果ガスの排出を全体で実質ゼロにすると宣言しているんだけど、お二人が言うようにひと言で説明するのが難しい。でも今日は、CNの考え方を知ると、個々の普段のエコ行動自体にもっと〝選択肢が広がる〞ということがお伝えできたらいいなと思っています。
岡崎
今回は、僕の専門分野なので、わかりやすく「自動車」で話させてもらいますね。エコの観点でこれから買うべきクルマって何だと思いますか?
岡崎
そう思いますよね。でも、日本の発電って現在75%を二酸化炭素をバンバン排出する火力発電に頼っているんです。太陽光発電や風力発電の導入も力を入れているんだけど、土地が狭かったり季節によって吹く風が違って、安定供給には程遠い。それでも無理やり太陽光発電や風力発電を増やせば電気代は2倍くらいになるかもしれないですね。
辻元
せっかくエコなクルマに乗ってもCO2がゼロにならず、しかも家計的にも2倍はツラい!
完ぺきを求めるより80点であっても、まずは取り組むことが大切!
岡崎
そもそも、お家の駐車場にその電気自動車用の充電器はありますか?
岡崎
本当に人それぞれで、CO2を減らせるのなら電気代は2倍になっても仕方がないと思う人もいるだろうし、そうじゃない人もいると思う。一軒家で駐車場に電源があるから電気自動車にしよう!という人もいるだろうし、そのために引っ越しはできないと言う人もいる。
申
つまり、日本では電気自動車は現実的ではないということですか?
岡崎
電気自動車もとても有効な選択肢だとは思います。でも電気自動車ならエコなんだ、皆早く電気自動車にすればいいということも一概には言えない。クルマだけでなく全般に言えるのが〝正解はひとつじゃない〞ということ。CNの視点から考えてみると、そんなことが見えてきますよね。ハイブリッドエンジンや水素で発電する燃料電池車は聞いたことありますか?
辻元
はい。特にハイブリッド車は身近になりましたよね。でも、エコ目線では電気自動車と比較すると劣る印象が。
岡崎
ハイブリッドは燃費のよさが特徴ですが、ガソリンを使う以上、100%電気の車のほうが環境に良いように思えて当然です。でも、そもそも仮に今すぐ、すべてのクルマが電気自動車になっても発電量が足りないことや、バッテリーの生産には大量のCO2を排出すること、バッテリー原料(レアメタル)って実は希少で、今世界では年間1億台の車を作っているのに、地球上にはそれを補うだけの量はないと言われていることも頭に入れて考えなければいけません。そこで注目すべきなのがハイブリッド車です。電気自動車1台のバッテリーに必要な資源を1とすると、ハイブリッド車はどのくらいだと思いますか?
岡崎
正解は1/50。電気自動車1台分でハイブリッド車50台分のバッテリーが作れるんです。バッテリーの需要が高まれば原料価格も上がるので、電気自動車の価格はなかなか下がらない可能性があります。そうなると一部の裕福な人しか乗れない。なにか共通の目標を達成しようとするとき、一部の人だけが100点満点をとればいいのか、それとも多くの人が80点を取って平均点を上げていくのか。そういう風に考えてみるのもCNだと思っています。
その国や地域、人に合ったエコ。正解はひとつじゃない
申
これだから正解、これはエコじゃないと決めつけてはいけないことがわかりました。選択肢が増えると、自分のライフスタイルや価値観にはどれが合っているか判断しやすくなりますね。
辻元
最近、本当にエコになっているのか、もっとストイックにならないと意味がないのではと思うことがあるのですが、無理せず恒久的にエコと付き合っていくことも大事だと感じました。
-お子さんと環境問題について話すことはありますか?
申
長女は恐竜が大好きで。なんで恐竜さんたちは地球からいなくなっちゃったの? という疑問から、環境問題について話してみることはあります。
辻元
5歳の長男が通う保育園では絵本や独自の教材で環境問題についての時間はあるみたい。
申
今日のCNの考え方で、親子一緒に〝うちはどうするのか?〞を考えられたらいいですよね。
岡崎
親が正解を教えるのではなく、一緒に考えていくというのはすごく良いことだと思います。
辻元
そのためにも、今回の『CN検定』のように、普段から私たちも環境問題について学んだり考えたりしておくのは大事ですね。
【モデル着用】〈辻元さん〉ニット¥28,600(スローン)パンツ¥26,400(ソブ/フィルム)ピアス¥19,800(イリ ジュエリー/フォーティーン ショールーム)〈申さん〉ブラウス¥31,900(ソブ/フィルム)ネックレス¥14,300(ディス)
\監修/日本自動車工業会/
この度、カーボンニュートラルについての知識を深めるためのオンライン講座、そしてその成果をすぐに試せる検定を用意しました。検定問題を監修する日本自動車工業会がWEBで公開している『カーボンニュートラルの基礎知識』をご覧の上、是非検定にトライ!
CN講座へお申し込み
(ZOOMのアクセスURLを発行)
定員制のため先着順となります。
申し込み料、受講&検定料は無料。後日、アーカイブでも視聴できます。
[第1回]ZOOMにて
「CNオンライン講座」
11月8日(月)11:00~12:00開催予定
VERY世代の車選びと環境問題について皆でオンラインで受講していただきます。
[第2回]ZOOMにて
「CNオンライン講座」
11月18日(木)11:00~12:00開催予定
オンライン講座2回目はファッションと環境問題。同じくオンラインでの開催です。
オンライン講座受講者限定
「VERY CNオンライン検定」
11月18日スタート予定
2回のオンライン講座を視聴した後オンラインで受験していただきます。講座内容は特設サイトのアーカイブで視聴可能。
合格者には合格証を発行
「CN検定」は全部で50問。40問以上正解された方には、合格証明書を発行します。
\カーボンニュートラルの基礎知識が学べる予習教材/
※外部サイトへのリンクです。
ZOOMオンライン講座
出演:
[第1回] (11月8日予定)
毎日の相棒が、環境問題を考える入口だった!
ママこそ知っておきたい!
これからの車選びとカーボンニュートラル
子どもの誕生やライフスタイルの変化で車を新たに購入したり、買い替えたりする機会が増えるVERY世代。今回、CNをわかりやすく解説してくれたモータージャーナリストの岡崎さんに、車選びと環境問題について、さらに教えていただきます。
[第2回] (11月18日予定)
私たちのオシャレを牽引する、ロンハーマンに聞きたい!
ファッションをこれからも好きでいるために知っておきたい環境問題
第2回は、大好きなファッションからも環境問題を考えていきます。今、サスティナビリティを謳うブランドは続々登場していますが、公約をいち早く発表し、その一歩先を行くのがロンハーマン。取り組みについてお話しいただきます。
チームVERYも続々挑戦中です!
VERYモデル、スタッフたちも参加予定。その様子をウェブ&SNSでご紹介します。
撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉(申さん、辻元さん分)、相澤琢磨(岡崎さん分)ヘア・メーク/chiSa〈SPEC〉 スタイリング/坂野陽子〈f-me〉 モデル/申 真衣、辻元 舞 取材・文/嶺村真由子 デザイン/安藤恵美