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自然派子育てって、今っぽい!

〝自然派子育て=子どもにいい〞は 科学的にもこんなに裏づけが!
早期教育より自然体験が子どもにとって重要なワケ

幼児期においての自然体験の大切さを、医学博士であり早稲田大学人間科学学術院教授である前橋先生に聞きました。

聞いたのは…
早稲田大学人間科学学術院 教授/医学博士
前橋 明
インターナショナルすこやかキッズ支援ネットワーク代表、日本幼児体育学会会長、日本レジャー・レクリエーション学会理事長などを務める。著書に『3歳からの今どき「外あそび」育児』(主婦の友社)他。

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亜希さんのInstagramには自然の中でのびのび遊びまわる子どもたちの様子がたびたび登場。自宅近所の山や海はもちろん、旅先での投稿も多く、どこも“子どもたちが自然の中で遊べるか”を基準に選んだ行き先だそう。

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想像力や思考力を駆使したクリエイティブな遊びで知的能力が発達!

自然の中で遊ぶとき、子どもにとって大きな石はとび箱になり、ジャンプ台になり、ときには馬にもなります。何かを使って遊ぼうと工夫するとき、その物の意義、形、大きさ、色、構造などを認識しながら思考力や想像力を働かせるため、創造性が養われ、知的能力が発達するのです。自然の中、手探りで体を動かしたり、何かを使って遊んだり、そこから生まれる成功や失敗の経験も子どもの知的発達にとても役立つので、大いにさせてあげるべき。生理学的にみると、脳の機能は使うことによってさらに発達する習性が。神経を適度に使うことによって、より発達が促進されるという原理が働くので、親子で積極的に自然の中で遊び、子どもの能力を伸ばしてあげましょう。

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6歳頃までに自然の中でさまざまな運動経験を積めば運動神経が開花!

自然の中で行う全身運動は血液循環をよくし、心臓や肺、消化器など、内臓の働きを促進。また、皮膚を鍛え、暑さや寒さに強く風邪を引きにくい体質を作るほか、自律神経の働きを高め、健康の大きな基礎になります。神経機能は生まれてすぐ著しく発育し、6歳までには成人の約90%になるため、この時期、脳神経系の支配下にある運動機能を大いに使い、運動神経を支配する中枢回路をしっかり作ることが大切。近頃は子どもの運動量が減り、転ぶときとっさに手をついたり、飛んできたボールをよけることができない子が増えています。さまざまな運動経験で発育刺激を与え、協応性や平衡性、柔軟性、敏捷性、リズム、スピード、筋力、持久力、瞬発力などの調和のとれた体力を養って。

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「無意識に選んだ自然派子育てが、目にもいい影響を与えていたなんて!」

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メガネ(LCF-18S-178 94)¥12,000(JINS)ワンピース¥25,000(サラマリカ/フリークス ストア渋谷)

東原亜希さんが眼科専門医 鳥居秀成先生に質問!

聞いたのは…
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 助教
鳥居秀成先生
中学生時代にパソコンゲームに夢中になった1週間後、1.5あった視力が0.5まで急激に低下。それを機に、近視の原因を追究するため医師・眼科医の道を志したそう。

はい。太陽の光に含まれるバイオレットライトという紫色の光や光の強さ自体が、近視の発症や進行抑制に効果がある可能性が最近の研究からわかってきました。自然の中で遊ぶ=太陽光を浴びるということなので、自然豊かな土地で子育てをすることは目の健康にもとても有益です。
100%ではありませんが、近視が非常に強い(強度近視)一部の家系を除き、両親が近視でも1日2時間以上の屋外活動時間を確保することで、近視の発症率をかなり低くできることがこれまでの研究からわかっています。つまり兄弟でも近業(近くを見る作業)時間や外で過ごす時間が違えば、近視の程度にも違いが出る可能性があります。遺伝だからといって諦めず、ぜひ子どもに毎日の外遊びを習慣づけてください。
はい、自然育ちの子どもたちは都会育ちの子どもたちと比べ、近視の割合が少なく、近視の程度も軽いことが世界各地の研究からわかってきています。都会生活で外遊びの機会が少なく、その上ゲームやタブレットに触れる時間が長い生活は、太陽光を十分に浴びない上、近視を進ませると考えられている近業が多いため、近視がより進行しやすいと考えられています。
近視進行・発症抑制のためとするならば、1日2時間以上が好ましいと言われています。熱中症対策は十分にした上で時間帯は太陽が出ている時間、中でも太陽の高度が高いお昼前後が理想的と考えられます。
積極的に窓を開けて太陽光を室内にいれること、学校の休み時間にはできるだけ外に出て遊ぶこと、土日など学校がない日はできるだけ日中に外で遊ぶ時間を確保すること、などを心がけましょう。
テレビや遠くの文字を見る子どもの目やしぐさに注意してください。目を細めてテレビや遠くの文字を見たり、テレビに近づいて見るようになったら要注意。見えにくい状態を放置するのは目によくないと考えられているので、眼科専門医を受診してください。眼鏡を作る場合は、バイオレットライトを通すレンズを選ぶといいと思います。
近業時間が増えると近視も進みます。親が気づかないうちに近視が進行していることもあるので、上記のような子どものしぐさに注意 し、1日2時間の外遊びを意識することが重要です。勉強の息抜きの外遊びは、心身のリフレッシュだけでなく、近視進行・発症抑制にもいいですよ。ぜひ実践してみてください。

お問合わせ先/JINSカスタマーサポートセンター 0120-588-418

撮影/金谷章平 スタイリング/石関靖子 ヘア・メーク/シバタロウ〈P-cott〉 モデル/東原亜希、リーガン ケンリュウ 取材・文/沼田珠実 デザイン/平岡規子 編集/引田沙羅

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