余裕がなくて、やりくりがうまくいかなくて、自分が思う「いい母像」に近づけなくて。ふと自分が嫌になったりしちゃうあなたに、人生の先輩たち=かまへんサポーターズから、ママの心の負担が少しでも軽くなるようにとの思いを込めて、愛ある「かまへん」お届けします。今回は、ズボラ主婦連盟の浅倉ユキさんです。
*VERY2021年9月号の大特集「『そんなの、かまへん!』マインドでいこう!」からの抜粋です。
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#「ごめんね」って思わなくてかまへん 浅倉ユキ
過去17年間、講演会やセミナーでのべ5万人の主婦の方とお会いしてわかったことがあります。それは、共働き主婦は子どもに「かまってあげられなくてごめんね」、専業主婦は「社会や家族の役に立っていなくてごめんね」と罪悪感を感じているケースが多くて、ほぼ全員「自分は主婦失格だ」と思っているということ。そして、「夫も母も会社の人も自分のことをわかってくれていない」と孤独感を抱えていること……。
でも、全員が全員失格と言うなら、そもそも目指す主婦像の理想が高すぎると思いませんか? 主婦の仕事は、家事育児をがんばることではなくて、ご機嫌でいること。3人育てて思いましたが、子育てと夫婦関係において努力と結果は全然比例しません(笑)。だから、家事はどんどん捨てて、歯を食いしばってがんばる背中を子どもに見せなくていい。もしがんばっちゃったら、息子が「オレの母ちゃん、仕事しながら家事も完璧だった」って妻に言っちゃう残念な男になるじゃないですか。ズボラでいるのは、子どもたち世代のためでもあると思うんです。
ズボラ主婦連盟
浅倉ユキさん
「ズボラは合理化、効率化」を掲げ、賢く家庭を運営する女性たちを応援。21歳を筆頭に3人の子どもの母。著書多数の料理研究家でもあり、手帳術を考案し講演会やセミナーを開くなどハイパービジネスウーマンでもある。
取材/有馬美穂 編集/羽城麻子
*VERY2021年9月号「【大特集】「そんなの、かまへん!」マインドでいこう!Part6」より。
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