雑誌へのレシピ提供や、代々木公園駅近くにある大人気のベトナム料理店「ヨヨナム」のメニューを監修する料理家の植松良枝さんは、3歳の男の子の母でもあります。これまでアジアやヨーロッパなど国内外を旅し、各地の食文化に触れてきた植松さんがフィンランドで出会った具沢山のスープは、意外にも息子さんがむしゃむしゃ食べてくれ、忙しい日々の中でとても支えられたそう。今回は、そんな植松さんにとっての思い出のスープレシピを紹介します。
港のマーケットで出会った思い出の北欧の味
ヘルシンキマーケットの
サーモンスープ
材料(3〜4名分)
じゃがいも……2個
甘塩鮭の切り身……2切
セロリ……1/2本
たまねぎ……大1/2個
ディル……3〜4枝
ローリエ……1枚
白ワイン……1/4カップ
水……4カップ
オリーブオイル…大さじ1
塩……小さじ1/2〜2/3
(鮭の塩分によって調整)
サワークリーム……好みの量
■ 作り方
1. じゃがいもは皮をむき、2cm角に切っておく。(水にさらさなくてよい)
たまねぎは1.5cm角切り、セロリは1.5cm幅の小口切りに。
鮭は1切れを3〜4等分に、ディルは茎と葉にざっくりと分け、葉をざく切りにする。
2. 鍋にオリーブオイルを熱し、じゃがいも、たまねぎ、セロリを入れて中火で炒め、たまねぎが透き通ってきたら鮭とローリエを入れて白ワインをふり入れフタをして2分程蒸し煮にする。
3. ②に水とディルの茎(香りづけ用)、塩小さじ1/2を加えてひと煮立ちさせたら、弱火にして15分程煮る。
4. 器に盛り、ディルの葉とサワークリームを適量のせる。
【Point】
サワークリームを溶かしながら食べていくとクリーミーで優しい味わいになりますよ。大人はたっぷりディルをのせて、子どもはディルなしでもOKです。
植松良枝さん
料理研究家。旬の食材を大切にジャンルにとらわれない料理を提案。自宅やオンラインでのレッスンも人気。3歳の男の子ママでもある。インスタグラム @uematsuyoshie
■ お子さんとの”食”の楽しみ方を拝見!
「息子はチャーハンが大好き。チャーハンやクッパなどの雑炊系、うどんなどにすると、普段はなかなか食べない野菜も食べてくれるミラクルが起きます!」
「先日、〝グリーンピースの皮むき〟を手伝ってくれました。豆は形や色がかわいいので、触るのが楽しいみたいです」
「熊本からお取り寄せした野菜をテラスに並べて八百屋さんごっこをするのが最近のお気に入りで、「いらっしゃいませ〜」「どれがいいでしゅか〜?」と威勢がいい!(笑)」
「クッキー作りはいつも一緒に。車の抜き型は車好きの男の子は、おもちゃとしても楽しんでくれます。焼けた時には親の方が感動したり(笑)。とても精巧にできている抜き型は、かっぱ橋で購入できます」
2月号では、「具沢山スープがあれば、夕飯はなんとかなる!」と題して、植松さんのスープレシピを6品ご紹介しています。週末にじっくり仕込んでおくスープから、帰宅して20分で作れる簡単スープ、大人気の調理家電「ホットクック」で作れるスープまで盛り沢山。ぜひ毎日の夕食の助けに、植松さんの絶品スープをどうぞ!
料理/植松良枝 撮影/福本和洋 取材・文/藤井そのこ 編集/鈴木恵子
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