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エストネーションPR・棚田さん出産体験「激痛に耐えたドタバタ出産」

妊娠中のプレママは、やっと我が子に出会える嬉しさ反面、きっと不安もいっぱいなはず。チームVERYのみんなの出産も10人10色。それぞれにエピソードがありました。みんなの出産記を読んで、自分のお産のシミュレーションに役立てば……。VERYweb限定連載で、チームVERYの出産体験を紹介していきます。

第4回目は、エストネーションでプレス担当を務める棚田蘭子さんにお話を伺いました。無痛分娩で出産する予定がまさかの展開。そして、出産後にも予期していなかった心配事が降りかかります。

チームVERY出産体験記Vol.4〜棚田蘭子さん

「痛み」に弱いのを自覚、迷わず「無痛」を

37歳で結婚と妊娠。思いがけずの妊娠発覚でした。新卒で入社したエストネーションで、販売職を経て15年。プレス業はやりがいがあり、まさに「仕事が第一優先」でした。ちょうどその頃、仕事の知人や友人から話を聞いたり赤ちゃんに触れることも多く、「ついに私も!」と素直に嬉しかったですね。妊娠中から出産までの情報はほとんど、友達の生の声を参考にしていたように思います。

産み方に関しては、「絶対に無痛!」というのが希望でした。自他ともに認める、痛みに弱い私。産後のことも考え、実家からも近く「無痛」対応をしてくれるクリニックに決めました。

まさかの「無痛」NG、叫び過ぎて有名に

ありがたいことに、つわりはほとんどなく体調も良かったこともあり、産休は予定日の一ヶ月前に取り、お腹がパンパンになるまで働いていました。ただ、無痛分娩には条件があって。看護師さんからは前もって「土日は麻酔科がいないので、週末の出産となった場合は自然分娩ですよ」と言われていました。私は「まさか、そんなことにはならないでしょう」と妙な自信もあったりして。でも、まさかのまさか!!陣痛が来たのは、金曜日の夜中だったんです。

最初は、これが陣痛だとは分からなくて。お腹の張る感じが「便秘でお腹が痛いのかな」と思っていたぐらいでした。すぐに痛みはおさまるのですが、それがまた繰り返すようになってきて、「あれ?これは何かが違うぞ」と。夜中の3時頃、主人を起こしました。「痛い!痛い!」と言い続ける私の横で、主人は冷静でしたね。スマホで陣痛アプリをダウンロードし、「タイミング、測るわ」と。

それからは、寝転んだり痛みでしゃがんだりと、とにかく辛くてじっとしていることができませんでした。とうとう明け方にタクシーで病院に向かいました。この時はもう、一人で立てないほど。入院グッズとともに、とっさに枕を持って行きました。私なりの安心グッズだったんです。愛用のカシウェアのふかふか枕を抱え、病院に到着しました。やがて、お腹の奥深くからギューッ、ギューッと絞り出されるような痛みが襲ってきました。タクシーから降りた途端、枕だけを抱えて地面に座り込んでしまいました。今思えばおかしな光景だと思いますが、その時は必死でしたね(笑)

病院に着くとすぐに陣痛室に通され、先生に診てもらえたのはいいのですが、「麻酔ができません」と。まさかの“自然分娩コース”に。「週末=無痛NG」。そう頭では分かっていたのですが、私は諦めきれず「どうにか麻酔科の先生を呼んで、無痛でいきませんか?」と懇願。さらには「先生、痛みで死んでしまう人はいないんですか?」と大マジメに聞きました。すると、周りにいた看護師さんたちがゲラゲラと笑い出して「そんな質問をする人はこれまでいません。そんなことを話す余裕があるなら大丈夫ですよ」とあしらわれました。たっての希望であった「無痛」はできそうもないし、こんなに痛いのに笑い声に包まれているし、「こんなはずではなかった!」の連続でした。

痛みに耐えること約2時間、「子宮口はだいぶ開いていて、もう間もなく分娩室に行けるよ」と言われて間もなく、化粧室で破水をしました。分娩台に上がっても、産まれる直前まで強い痛みがありました。痛さと不安で、看護師さんの手をずっと握りしめていましたね。最後は、先生が赤ちゃんの頭を吸引して無事に出産。分娩台に上がってから約30分のスピード産でした。担当の先生は、私が痛みに弱いことと、もともと「無痛」予定だったということもあり、なるべく痛み耐える時間を短くしてくれたようです。

主人は、立会い予定ではなかったので分娩室には入らず、廊下で私の叫び声をひたすら聞いていたようです。生まれた赤ちゃんを見て、主人は泣いていました。何か私に声をかけてくれたかと思うのですが、私は余裕がなくてよく覚えていないんです。主人に後から聞いた話ですが、「蘭子が叫び過ぎていて、(看護師さんたちの間で)ちょっと有名になっていたよ」と(笑)

赤ちゃんとの生活での心配事

入院中、赤ちゃんと私の体調も落ち着いていましたし、幸い、授乳のトラブルもありませんでした。

退院してからは、娘の体のことで悩みに直面しました。娘のウンチが石ころのように硬く、さらにお尻の奥の方にアザのようなものがあったんです。生まれてすぐは、その便が硬い原因も「アザみたいなもの」が何なのかも分からなくて。生後3か月頃、大きな病院の皮膚科に行ったんです。まず、「アザみたいなもの」は、血管腫と呼ばれるもので珍しいものではなく、「幼稚園生くらいになると治ることもあるから、経過を見ていきましょう」という診断でした。

問題は、便の方でした。お尻が痛いのか、娘はオムツ替えのたびに大声で泣いていたんです。私は、血管腫があるせいで肛門に痛みがあり、排便を我慢することで硬くなってしまっているのかなと思っていたのですが、血管腫との関連は不明のままだったんです。診断を重ねた結果、体内から水分が出やすい体質によるもので、それによって便が硬くなっているというものでした。

生後8か月くらいまではずっと悩んでいましたね。オムツを替える度に泣き叫ぶ娘の姿を見るのは辛かったですし、離乳食をあげる時も神経を使いました。人参やお芋など、便を固める作用のある食べ物は避けて。何を食べさせて、どんな便だったかを毎日ノートにつけていましたね。先生からは、「運動量が上がる一歳ぐらいになれば自然に改善してくるよ」と言われ、その言葉通り誕生日を過ぎた頃からだいぶ良くなってきました。娘の好きな料理を気にせずに作ってあげられる。それって、ささやかでも、とても幸せなことだと実感しています。

ベーシックから一変!”色“が気になったマタニティ期

妊娠中は、ワンピース三昧でした。それも、「色」が着たくなったんです。それは、シンプルでベーシックカラーの服が多かった私にとっては大きな変化でした。

エストネーションオリジナルの白ニットワンピースは、体のラインを拾うフィット感が女性らしくなれて好きでしたね。あとは、COSで購入したミントグリーンのミニワンピース。シルクのような素材で前開きだったので、授乳にはもちろん、出産後に水着の上からも着れるかなと思って。ワンピース使いしていたフィリップリムのピンクのオーバーサイズトップスも、気分が上がるお気に入りの一枚でした。

それと、バレンシアガのマニッシュシューズとチャーチのブーツも大活躍。「色」のワンピースを引き締めたいなと思って、マニッシュなものが履きたくなったんです。

出産時から今も!もらって嬉しいバルーン

お祝いで嬉しかったのは、バルーンですね。実は、一歳を過ぎてもなおバルーンは大活躍です。赤ちゃんの時って、仰向けでいる時間が長いですよね。上にプカプカ浮いているカラフルなバルーンを娘はずっと目で追っていましたね。少し腕を自分で動かせるようになったら、腕にバルーンの紐を結んであげたり。動く風船を見て、ニコニコ笑ってくれるのが嬉しかったです。それから、ハーフバースデーや一歳のお誕生日にもバルーンを用意するようになりました。お店に行くこともありますし、仕事の合間にネットでオーダーしています。

一歳を過ぎて、娘の血管腫もだいぶ薄くなり便も良い状態に。振り返ればあっという間ですが、その時はやっぱり心配で、「こんな小さな体でかわいそう」という気持ちでいっぱいでした。これから成長するにつれて、様々なことに直面すると思います。辛いことも嬉しいこともきっと、「今だけ」のかけがいのない時間。それをめいっぱい楽しみたいと思っています。

ハーフバースデーの時に用意したバルーン
行きつけのバルーンショップは「タキシードベア」
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