妊娠中のプレママは、やっと我が子に出会える嬉しさ反面、きっと不安もいっぱいなはず。チームVERYのみんなの出産も10人10色。それぞれにエピソードがありました。みんなの出産記を読んで、自分のお産のシミュレーションに役立てば……。VERYweb限定連載で、チームVERYの出産体験を紹介していきます。
第1回は、モデルの神山まりあさん。陣痛から出産まで約20時間と難産だった彼女。病院選びから産後の母子別室にトライした話まで、前後編に分けて紹介していきます。
チームVERY出産体験記Vol.1〜神山まりあさん
陣痛から約20時間の難産でした
昨年、7月24日に第一子となる息子ディーンを出産しました。産院は港区の愛育病院。立ち合い出産を希望していましたが、旦那さんは日常会話のメインは英語なので、緊急時にもお医者さまとスムーズにコミュニケーションが取れるよう、英語がベースのインターナショナル科にしました。受付も診察、書類も基本は英語。女医さんをリクエストし、結果、検診も空いていたので大正解でした。
出産は、陣痛から約20時間と難産でした。当初は和痛分娩を希望していましたが、麻酔を入れる時間が長すぎて体力的に限界。最後の最後に麻酔を切るというフルコースを体験するはめに。
初のお産、自分の中のモットーとして「上品なお産をしよう」と思っていました。痛いのは当たり前、叫ぶも叫ばないも私次第。もちろん痛すぎたけれども、頭の中で「上品、上品!」と唱えながらグッとこらえ続けました。
「汗は拭いても眉は落とさないで!」
最初のうちは麻酔のおかげで痛みは和らいでいましたが、陣痛が定期的になり、いよいよ“あ〜痛くなってきたぞ”と思った時、ふと鏡に映った自分を見たら眉毛がなかった……。出産直後に写真を撮りたかったし、きっとそれは一生残る写真だし、Instagramにも載せたい!と思ったので、とりあえず点滴のスタンドを抱えながら必死にメークポーチに手を伸ばし、眉毛を描きました(笑)。しかも消えにくい、CANMAKEのアイブロウコートでしっかりガードまでして、旦那さんには「汗は拭いても眉は落とさないで!」とオーダーしておきました。
バースプランはみっちりと書き込んだ!
どこの病院にもあると思いますが、“バースプラン”には裏面を使うほどびっしりと要望を書いておきました。カナダの友人に「バースプランはちゃんと書きなさいね」とアドバイスいただいていたのでその通りに真面目に書きましたね。たくさんの書類の中に紛れているので重要視せずに、しっかりと書かない人も多いようですが、一生で一番大切な日になるからと、当日のシミュレーションをしながら要望をしっかりと記入。
「血が苦手なので私には絶対に血を見せないでください」
「産後直後は旦那さんから最初に抱かせてあげてください」
「産まれた瞬間、抱っこした写真をとにかくたくさん連写してください」
「産んだ日は寝かせてください」など……。
たくさんオーダーするのはわがままだと思う人もいるかもしれませんが、細かく要望を記入することで、助産師さんたちとのコミュニケーションもスムーズに進められたような気がします。バースプランを書き込んで、もういつ産まれても大丈夫と、準備万端でした。
取材・文/石川恵
神山まりあさん出産体験記「後編」はコチラ!